★「再現!巨大隕石衝突」岩波科学ライブラリー68・松井孝典著・1999年
★★「日本恐竜探検隊」岩波ジュニア新書・真鍋真 小林怪次著・2004年
★は、比較惑星学の先生が、地質学・地球科学の先生の協力など得て、かの、6500万年前の恐竜絶滅の原因とされる、巨大隕石の衝突を検証した、読み応えのある本であった。ユカタン半島に有るとされる「クレーター」の調査など現場に立って、緻密な調査を行なったり、同様年代の他地域の地層の、比較検討を行なったりと、足で稼いだ部分が多いので、かなりワクワクしながら読んだ。
今は、それを、コンピューターに入れ、ダイナミックにシュミレーションしたりと、しっかり最先端技術を駆使した、くだりもあるので、これもまた魅力であった。
隕石衝突後の地球の、めまぐるしい変化など、その衝突から、数ヶ月をそこで過ごせた(俺も死んじゃいそうだが・・・)ような、感覚も味わえた。
どうも、恐竜君・・・隕石の衝突と、その後の地球の変化がね、絶滅の原因だったように、この本を読んで僕は思ったな。
この手の、まあ、僕らの様な一般人向けの、やさしい学術書って、結構好きなのね。
これ読んで、そういえば、購入したのに「ツンドク」になってる、日本の恐竜についての本があったな・・・と、★★をその後読んだのだ。
★★・岩波ジュニア新書・本来1979年この新書を立ち上げた時には、中高校生向け・・・と言うわけだったが、多分、今はとってもじゃや無いが「中高校生?」って状態だと思う。大学生で、どうかな?ってレベルな気がする。
んなわけで、僕のように50を過ぎた大人でも、シジョーニお勉強になるのだ。
本書・恐竜とは?などと、解き明かしながら、日本で発見の恐竜の化石から、日本の恐竜、約2億年前のジュラ紀から6900年前白亜紀後期までの、日本の姿など、優しく・実証的に説いてくれているのだ。
その、日本で発掘の、恐竜化石から、進化の定説を覆すような、興味深い仮説なども、主張され、読み応え十分であった。
たまには、こうした、科学物もね、地球とか人類とか、哲学的にではなく、眺めるのって、人間に客観的になれる気がして、お勧めしますです。
んで、これも本やに出すの~?
「1Q84」読んでるけど、疲れる~
会話の中にさりげなく引用するだよ。