運動生理学で体力とは「持久力」と「筋力」だとか・・・
持久力が高いと言うのは、筋肉内のミトコンドリアで多くの酸素が消費できる人だとか・・・
筋力には「筋収縮力」と「筋持続力」などあるとか・・・
筋肉には「速筋」と「遅筋」があって、速筋は太といが疲れやすいとか・・・遅筋は細いが疲れにくいとか書いてある・・・
遅筋は好気的代謝系で(有酸素運動で活躍の筋だ~)ミトコンドリアを多く含むので赤い・・・・
なるほど・・素早く動く鳥はチキンだが、速筋なので、肉は白く、マグロは赤いわけだ・・・
などなど、含蓄の、医学部の特任教授らしい話が仰山出てくる。
1995年に松本市からの依頼で、(長寿県長野・・その松本市はそのころ「市民1万歩を毎日!」とぶち上げ、市長自ら健康増進に取り組んだらしい)「1日1万歩」の効果の検証を、実際100人に半年歩いてもらい、都度記録&測定など行ったようだ。
その結果は「体力の顕著な向上は確認できず、血圧や血液成分の改善効果も不十分」であった。
などと書いてある・・・
まぁねぇ・・1日部屋の中で1000歩にも満たないふしだらな生活をしていた中高年が、一念発起して継続的歩行やら、食い物なんぞに気を付け出すと、3・4か月ほどで効果が表れる・・体重も数キロ痩せ、あの時々傷んだ膝や腰の痛みがなくなる・・つまりは、どんだけ改善すべき生活習慣だったとなるのだ・・
ところがである、ある時期から、数値がまるで壁にでもぶつかったように、一進一退を繰り返しだす。今の俺がそうだ・・・・
何とか70キロを切りたいのだが、73辺りで止まり・・時々75になっては、また、73で止まる。
「今日は代謝が悪いなぁ・・・」などと、すこし、つましい食事に変えたりする。
ダメなんだよ・・・これじゃ!
ぼ~~~と、1万歩歩いてても、この限界は超えられないらしいのだ。
さて、結論!!
「インターバル速歩トレーニング」が一番いい!!!
1・最高酸素消費量の70%以上の速歩(これは、ボルグ指数ってのがあって、ややきついと感じる歩き方でいいらしい)を3分・・その後40%以下のゆっくり歩きを3分繰り返す。これが1クルー。
2・速歩の3分を1週間合計で20回(3×20で60分)行えばよい。これは、土日に12回分(歩き貯めOKってこと!)やって、平日は残りをでもよい。
3・臀部と下肢の筋群で全体の三分の一相当なので、大股に歩く。
4・なぜ3分か?中高年は3分が頑張れる限度だから。
5・中高年は速歩でさえ、代謝量が安静時の最大5倍から8倍に上昇し、その人の体力最大値に達してしまうので、3分×20回を1週間で良い。これ以上やっても効果は上がらない。
6・ちなみに、インターバル後30分疲労回復のためミトコンドリアで血中からぶどう糖の取り込みが盛んに生るので、6Pチーズ1個または4個パックのヨーグルトの1個を食べると頑張った筋肉の回復や、ミトコンドリアの活性が起こり良いらしい。
ちなみに、やはり、中高年679人を対象に5か月実施の実績は
1・親展筋力13%・膝屈曲筋力17%・最高酸素消費量10%の向上が見られたとなっている。
これは、体力年齢で10歳若返ったという事らしい。
さて、徘徊をしている皆さん!
「インターバル速歩」です!1日3クルー・・・7日間!家に帰ったら「6pチーズかヨーグルト」です!
まったくこの本、目から鱗だったぜ!
わしすでに、1月15日から継続中!これを取り入れながら、1万歩が続くのだった・・・・