★最新エジプト学ー蘇る「王家の谷」・・近藤二郎・2007 9月刊 新日本出版
著者は現在早稲田大学文学学術院教授・早稲田大学エジプト学研究所所長である。
僕自身は、大学で、太鼓など叩かず「日本の古代史」など勉強したので、世界に目を向けたときには、エジプトはかなり興味がある。それは単なる一般的興味以外ではないが、ピラミッドのなぞや、巨大建造物や、権力闘争を重ねつつ、綿々と続いた古代文明の壮大さに、ワクワクするのである。
僕の大学での、卒論に至る「学び」とも、少しはつながるのだ。
僕の?「古代の土地制度史」それを貫く「共同体論」なんだけどね・・・
吉村先生以下、早稲田のエジプト発掘の追体験から、最新の情報まで、ダイジェストに平明に書かれていて、僕のような初心者にも良く分かる内容であった。
まあ、章立てにも出てくるが「宝探し」から学術調査へ・・・と、読み手を誘います。
もちろん、インディ・ジョーンズ的興味も、満足させてくれますよ。
如何ですか?時々、このような本も?
最後に、筆者の語る
「欧米のまねではない、日本のエジプト学の確立が急務であると思います。日本史や日本の宗教・哲学など日本の価値観を背景に持つ・日本のエジプト学・があっても良いのではと思います」
は、文明の精神史など展望するとき、多様さに貢献し、陥りやすい定式化に一呼吸置けるという意味で、含蓄であるな~と、思ったのであった。
ところでよ~
あの夢の中サッカーな!
右足・人差し指(と、言うのか?)腫れてるのな~
痛いの痛いの飛んでけ~~と、言い聞かせてるのな・・・・