我がG県T市周辺・わけても、隣のI町は「川魚」の旨い店が多いのだ。
北に渡良瀬川・南に、広大な流れの利根川が大地を潤す場所なのだ。
もちろん、T市にも、沢山の「川魚屋」さんがある。
そこの、鰻・鯉やフナの洗い・小魚の佃煮・そして「なまず」は旨いのだ。
この日、新聞で見つけたこの板倉町の店の、なまず料理が旨そうだったので、家族と出掛けたのだ。
昔は、町中にあったが、国道のバイパスが出来て、そちらに店を大きくして、出店したようである。
この日は、法事の客などあって、大賑わいであった。
女房の食べた「なまずのかき揚げ天丼」。
坊主が、下宿から帰っていた。鼻がきくのか?
「特上うな重」そして、「なまずの天ぷら」など付けた。
贅沢だ!!
ゆりの「養殖なまず天重」。
僕の「天然なまずセット」である。
大きななまずが、からっと揚がり、甘辛の汁で、旨い天重なり。
お供の、楕円の天ぷらは、骨や皮や、骨周りに肉を叩いて、天ぷらに仕上げた品だ。もちもちで、骨など何処にも感じない味わいだ。
そして、お造りは、酢醤油で食べるのだ。
川魚から連想する「臭み」など全く無く、その肉は、お造りでは、やや歯ごたえを残しつつ、しっとりした上品な味なのだ。
そして、天ぷら・油っこっさなど、見事に排除された、ふっくら、そして、デリケートな旨味が凝縮されているのだ。
断言する!その白身の味は、あなご天ぷらなどより、はるかに上品で旨い!
参ったな~~
広い庭には、「喫煙所」もまた、豪華な造りであった。