沢探し・試し釣りに明け暮れた10・11。
本日12日は、「11時に着く新幹線」に迎えに行くミッションが入っている。
朝から10時までが(沢から向かえの移動に1時間)自由な時間だ。
4時起床・宿の用意してくれたおにぎりを1つ食べ・コーヒー・身支度などで、5時には出発した。
3日目にして、やっと晴れ間が見えた。蔵王の朝焼けだ。(この後、6時には、ガスが出てきて、霧雨になるのだが・・・)。
朝だけ・約4時間弱なので、大きな、藪のない沢を選んだ。
昔は沢山イワナが居たが、年々減っている沢だ。ただ、ヤブが無く、気持ちのよい釣りが出来る場所だ。釣果より、釣り味だ。
沢へ向かう途中、朝日が差し込む、雲間からの光が、綺麗だった。
2年ぶりの沢。
予想に反して、それなりに釣れる。やはり、増水後の、程よい濁りと、条件の良さが、魚を活性させたんだな。
9:30・12匹を釣り上げて、終了した。
車に戻り、観光ルックに着替える。女房から携帯。
「寝坊しちゃって、新幹線は12時のになったからね!」だと。
着替える前なら・・・もう少し釣れたのに・・・・
白石の町で、古本や中古CDなど漁って、時間をつぶした。
12時・御一行さま、到着!
本日は、仙台の「縄文」「旧石器」のミュージアム見学が、テーマだ。(俺が選んだ・・この家族はこうした場所が好きなのね・・)高速に乗って、仙台南ICで降りる。下を仙台中心に向かって走り、程なくだった。
1つ目・「仙台市縄文の森広場」だ。
こんなとこ。
展示等、かなり普通。工夫が無い。
実物大の竪穴住居など、丁寧に作ってある。
土器の製作・勾玉の製作など、常時受け付けて、学芸員の指導で行えるようである。学芸員・職員もきびきびして、良い。
子供の体験学習向きの施設と見た。
車を走らせ、さらに仙台中心へ。
「地底の森ミュージアム」に着いた。
2万年前・旧石器の森の跡の発掘現場を、そのまま、屋根をかけて、展示してしまった施設だ。
森林の木の切り株・倒木・動物の気配・人間の痕跡・・すべてが、リアルに迫る。
学校の新築で、かなり深く掘ったため、偶然発見された場所だ。
普通の民家なら、多分深い地層のしたで、まだ眠りについたいただろう・・
街中・側には、大きなマンションが建っていた。多分その下も遺跡だ・・・
圧巻!!圧倒である!!家族全員、息をのんだ。すでに2万年前、湿地であったこの場所は、やがて、海の底に・その後の地層の堆積でも、田として常に水の多い環境であったため、保存状態が稀に良かったらしい・・
子供の眺める地層断面の一番上が現代・江戸時代の水田・平安の水田など続いて、2万年前の地層は写真下の、穴の最下層である。
こうした、そのままの、そして視覚的に説得力のある展示が、随所で圧巻であった。
シカの糞。
狩にやってきた、ホモサピエンスーサピエンスの焚き火跡である。
こうした、一点豪華であるが、地方の展示施設では、抜群のところだと思う。
福島の「いわき市アンモナイトセンター 」と双璧な、すごい施設と思う。
何がすごいか?それは、見事なまでのリアリティだ!数多有る、収蔵展示施設との違いだね!!
機会があったら、死ぬ前に1度は行くべし!だ。
充実の気分で、僕ら家族は、宿に向かったのだ。
その後、露天・部屋でダラダラが続き、12日が終わった・・
いや、正確には、家族孝行で疲れて、僕は7:45分に寝てしまったらしい・・・
頑張ったな、俺!
ここから翌日・13日の記録なのだ~
13日・4時に起床。
家族のいびきが聞こえる・・・
静かに釣りの用意をして、宿から近い大きな沢で、最後の「釣り味」を味わった。
山女の沢だ。
ここらでは、有名な「釣りの沢」と紹介されている。
その分、魚影はやや薄いが、放流もしているらしい・・・
こうした場所は、条件次第なのだ。
大きな川で、川の周りは整備され、極めて釣りやすい。
大きく振り込め、気分は良い。
やはり増水後の落ち着きで、完璧な条件だった。
山女が盛んに餌を追った。
わずか2時間の釣りで、山女8・イワナ2の釣果だった。
色々有ったが、さすが蔵王だった。
宿に戻り、風呂で汗を流し。
挨拶など行って、宿を後にした。
途中、おみやげなど購入して、高速に乗った。
上りの僕らは、ほとんど混まず・・だが、帰省ラッシュのくだりは、すでのあちこちで車が止まっていた。
もう25キロの渋滞と、ラジオから速報が流れていた。
ご苦労さんである。
今日は1000円の日だった・・のだ。