まさに一世を風靡した「スリー サウンズ」のリーダー、ジーン ハリスであった。そのサウンド、今聴いても粘っこいブルースに参ってしまう。
1958年のデビュー作「イントロデューシング・ザ・スリー・サウンズ」から、62年の「ジーン・ハリス・オブ・スリー・サウンズ」迄の4年間に9枚のアルバムを残している所辺り、人気のほどがうかがえるものね。
その、ハリス。
70年代の後半から、何故かJAZZの一線を退き、姿を消す。
どうしたろう?と思っていたら、ベースのレイ ブラウンと出会い・引っ張り出され、コンコードレーベルと出会い、また、水を得た魚のように活躍し始めた。
うれしいかった!
相変わらず、鍵盤をいっぱい使って、ダイナミックそして、粘っこいブルースは健在だった。華麗にして、豊かなフレーズも感動!元気をもらえるピアノだ!
仕事が大変な今、とっても気分転換になります。
今、仕事・・・大変な貴方!どう?ジーン ハリス!
引っ張り出された80年代。
その、レイ ブラウンとのコンサートがあった。
天才レイが、天才ジーンをステージに呼んだ。
「こいつを田舎から引っ張り出すのに、結構金がかかったぜ!」などと、笑いをとっていた。
レイさん!引っ張り出したあんたはエライ!
写真・引っ張り出されて、出したジーンの名盤です。