大荒れの波照間翌日。飛ぶかどうか、心配したが、フライトOKだった。
この飛行機。今のところ今年の11月で廃止(会社の撤退)が決まっているらしく、村民挙げて、存続を働きかけていた。船では速くても1時間強、飛行機なら20分である。病人や老人には大切だでな。
初めての小型機(ったて、小型すぎないか?)ドキドキだった。
でも、乗れなくなるかも?の事情が、心に少しプレミアをつけて、勇気が湧いた。
普通の空港の様に、事前の検査はある。規則も同じ、違うのは本人の体重を量ることである。
重い人から前・らしい。
僕とF本はコクピットのすぐ後ろ、キャプテンの肩ももめる位置、スペシャルシートだった。この時ばかりは「体重に」感謝した。視界は完璧、僕の真横でプロペラが回っていた。
眼下のさんご礁に囲まれた、島々を眺めながら、石垣にあっという間に着いた。
民宿は、ティダヌファ(太陽の子)である。石垣は都会である。お洒落な民宿だった。
一休み・買い物(御土産ね)・宅急便で発送(着替えた物まで送って身軽になるのだ)して、後顧の憂いをなくして、街に繰り出したのだ。
先付けにオリオンビールね。
「島ラッキョウ」「ゴーヤチャンプルー&泡盛」
島ラッキョウは実に旨い!泡盛「白百合」は旨くなかった。
島ラッキョウは泥付きを買って、御土産にしたので、その幾つかを「植えてみようと」思っている。
「グルクンのから揚げ」「そして泡盛ね」
グルクンのから揚げは昨年の物より、ここは旨い!
泡盛「八重泉」は旨い!
「お店のカウンター」
民宿で紹介してもらったのだ。
「鉄火巻き」「テビチーの煮つけ」
正直ご飯は(米は)、こちらは美味しくない。沖縄で美味しいのにめぐり会ってないとしておく。が、この鉄火、旨かった。この様に加工すると「パサパサ感」が抜けていいのかも?豚足は本土ではいまいち・だが、沖縄では普通にハマル。さすが、豚の料理は年季が入っている。
たらふく飲んだ。もう、ほろ酔いは過ぎた。ここで終わってOKだ!
ところがな・・・・・・・・・・・・あ。
F本の御目当ては「民謡酒場」なのである。
CDなど出している、地元の歌手が生演奏。やがてお客もステージで歌い、カチャーシーを踊る。沖縄のカラオケ(ナマオケか?)。地元の人達はすぐ踊る・掛け声も頻発、独特の世界である。
僕は苦手!
「後はさ、好きに遊んで」「俺宿でまったりするわ」
「そんな~~」「一緒に行こうよ~~」
で、拉致された。
さすが、プロ!いい声してます。かなり単一に聞こえた「沖縄民謡」だが(いままでのイメージが)、良く聞くとチューニングを頻繁に変える。島々で違うようである。5つ位変えたかな?結構そんなこんなで、音楽は飽きない。
途中、店で接客していた、ベーベーがステージに上がった。修業中の身か?
やはし、ベーベーはいい。僕に色々楽器のことなど、教えてくれたのだ。
カチャーシーを踊りまくるF本。最後は「島んちゅう宝」を熱唱!
これが、F本氏の沖縄なのね~~~~~~~~まいったな。
そんなこんな、で記憶曖昧なうちに、朝だ!
民宿の屋上からの朝焼けである。
素泊まり4500円。だが、朝飯は付く。民宿のベーベーである。
宿を後にして、12時の飛行機まで、散歩。町並みと市場の風景である。
僕が御土産を買った、ばあばの店。
10時開店の、離島桟橋のマルハ水産。
マルハ水産は、揚がったばかりの鮮魚を、さばいて売っている。
僕らは「てんぷら」でビール。
揚げたて・あつあつは極うまだった。
さばいている所、写真に撮っていたら、おじさんは「これでも撮りな!」
と、うれしいポーズをしてくれた。
沖縄は観光客にやさしい。現地でいやな人に会ったことがない。
しかし、何て言う魚だろう?OOOOさん教えてチョ~~だい。
そんなこんなで、12時には「飛行機」・帰りたくない想いを、石垣に残して、身は本土に帰った。