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手抜き料理・きらきらパン&かき氷

2018年06月25日 11時32分53秒 | 手抜き料理
コメント欄で、くぢらさんからお題をいただいた。

「おやつとか」。


そこで思い浮かべてみたものの

私はおやつと名のつくものをほとんど作ったことがない。

新婚時代にクッキーとシュークリームを2回ずつ

その次が、これから紹介する“きらきらパン”である。



現在は37才の長男が、小学校に上がった年の夏休み。

児童に配布された冊子、“夏休みの友”に

『きらきらパン』というおやつが載っていた。

このきらきらパンなるものを家庭で作れということらしい。

宿題ではなかったが、ネーミングに魅せられた母子は

さっそく作業にとりかかった。



『きらきらパン』

①卵1個、牛乳200CC、砂糖大さじ2杯

バニラエッセンス2滴を混ぜ合わせた液体に

6枚切りの食パン2枚を浸ける。

②食パンに液体がしっかり染み込んだら

バターを溶かしたフライパンで両面をこんがりと焼く。

以上。


なんだ‥フレンチトーストのことだったのか‥

そう気がついたのは、食べた時。

呑気な母子である。


きらきらパン、今は長男がたまに作って家族にふるまう。

37才のおっさんが大真面目に

「きらきらパン」と言うのを聞くと笑ってしまうが

多分、懐かしいのだろう。



さて、きらきらパンを初めて作って数年後

次に作ったものはみたらし団子だった。

人から団子の粉というのをもらい、挑戦してみた。

レシピは無く、“ヤマザキ製菓のみたらし団子3本入り”を目標に

ヤマ勘のみで作ったが、団子もタレもわりとうまくできて

好評をはくしたのは奇跡としか思えない。


以後のおやつ作りといえば、さらにその数年後。

次男の子供会でスポンジケーキを作る必要にかられ

仕方なくインスタントの素で作った。



このように、おやつ方面の経験は乏しい私だが

もしや、かき氷もおやつと呼べるのなら、これはよく作る。

夏になると家族や来客にも作るが

植木屋さんのおやつに出すと、非常に喜ばれる。


中でもよく作るのは、氷ぜんざいとミルクセーキ。

高校生の時、友達のピンチヒッターで少しだけ行った

喫茶店のバイトで覚えた。

芸?は身を助けると言うが、私にきつくあたり続けた亡き義父も

これだけは大好きで、家庭には一瞬の平和が訪れたものだ。


『氷ぜんざい』

①かき氷を中型のボールいっぱいに作り

缶詰の甘いアズキとコンデンスミルクをドバッと入れる。

②泡立器で軽く混ぜ混ぜし、スプーンでおしゃれなグラスに入れる。

以上。



『ミルクセーキ』

①ボールに卵黄1個と、多めのコンデンスミルクを入れ

泡立器で混ぜ合わせ、バニラエッセンスを数滴たらしておく。

②かき氷を中型のボールいっぱいに作り、①に入れて混ぜ混ぜ。

③スプーンでおしゃれなグラスに入れ、缶詰のチェリーやミカン

ミントの葉っぱなんぞを飾る。

以上。


グラスの大きさにもよるが、これで3〜4人分はできる。

かき氷はアズキやコンデンスミルクを入れたらどんどん溶けるので

多めに用意する必要がある。


冷たいものは舌が甘さを感じにくいため

アズキやコンデンスミルクは、恐れず思い切って投入してもらいたい。

ゆっくり味見をしたり、つぎ足していたら溶けてしまうので

甘いものは最初にしっかり入れるのがコツ。

それでも甘さが足りなければ、砂糖を加えるといい。


こういうものって元々身体に悪いんだから、作る時は容赦なく。

諦めが肝心。

おいしいので、癖になったら困るかもしれない。

健康志向もいいけど、時にはこんな氷製品で

家族の笑顔を引き出してみてはいかがだろうか。



冷え冷えついでに、我が家伝統のミックスジュースもご紹介しよう。

最初の頃は私の得意技だったが、夫の方がうまくなったので

近年は準備から後片付けまで完全に任せている。


『ミックスジュース』

①バナナ半分、缶詰のミカン半分、缶詰の白桃半分を

汁も一緒に冷凍庫で凍らせる。

②ミキサーに①と砂糖大さじ1を入れる。

③牛乳と水を半分ずつ、ミキサーの八分目まで入れてスイッチオン。

④15秒くらいで凍らせた果物がシャーベット状になるので

ミキサーが回りにくくなったら止め、溶けないうちに手早くグラスに注ぐ。

以上。


これで4人分前後できる。

うちではいつでも作れるように

バナナや缶詰は半分ずつにして、常に冷凍庫にストックしてある。


喫茶店で飲む、古き良きミックスジュースは

家で作る黄色いのと違って、淡いオレンジ色だ。

この色は“グレナデンシロップ”という、イチジクの色素。

凝りたい人は、これを手に入れて使ってみるといい。


注意点として、缶詰の汁は味と香りを決める大事な脇役なので

必ず使っていただきたい。

また、白桃を使うのは、黄桃だと匂いがきついから。

バナナも香りとまろやかさを出すために必要な材料だが

家にあるからといって多く使うと、粘りと臭みと泡が出てまずくなる。

自制して半分にとどめていただきたい。


水を加えるのは、牛乳だけだとクドいから。

「ミルキーでありながらサッパリ」を目指すには、水が必要だ。

牛乳と水の割合は、好みで調節していただきたい。


また、水の代わりに氷を何個か入れると

よりシャーベットらしくなり、これはこれでおいしい。

凍ってないバナナや缶詰を使う時は、氷を多めに入れてミキサーにかけると

スタンダードなミックスジュースとなり、これもおいしい。

イチゴの季節には、イチゴを凍らせて同じように作ると

イチゴジュースになる。


とは言うものの、私は冷たいものをあんまり食べない。

嫌いではないが、たくさん食べられない。

市販のアイスクリームを1個、食べてしまう実力すら無く

頑張っても半分がやっと。


だから氷やミックスジュースも味見程度で、一人前をたいらげることは無い。

やっぱり小柄で華奢だから?

すいません、冗談です。
コメント (10)
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