羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

象山隆利展

2008年01月23日 19時11分15秒 | Weblog
 地下鉄銀座線・銀座駅を上がると、降りしきる雪は、少し小降りになっていた。
 三越のライオン前で、知人と待ち合わせをして、「象山隆利展」をやっている‘巷房’へと向かった。野口体操の仲間には、田内さんとお呼びした方がいいだろう。
 中央通りは、世界のブランド店が軒を連ねていて、日本とは思えない街並に変貌を遂げた様子に目を奪われながらも、雪交じりの雨に濡れながら、目的地へと向かった。
 
 巷房は、銀座のビルのなかでも非常に古い。昭和のはじめだろうか。
 出来ることならお天気のよい日に出かけると、外側からビル全体を眺める楽しみがある。
 しかし、今日は、あまりの寒さで、ビル内に飛び込んでしまった。
 足元に気遣いながら地下におりる。
 セラミックだろうか。詳しいことはわからない。ブックマークにある「Dessin」をご覧いただきたい。
 同じ素材でさまざまな可能性を模索する作品群が並べられている。
 現代美術に興味を持つ目のこえた方におすすめだ。
 この巷房は、雰囲気と周りの環境はいい。しかし、もう少し広いスペースだといいといつも思うのだが。
 銀座という地の利が、このギャリーを成り立たせているのだろう。

 そこからもう一度銀座線の銀座駅に戻って、上野に向かった。
「ね、うちの蔵もガラクタばかりをしまっておかないで、ギャラリーにしたらいいわよね」
「お姉ちゃま、それはそうよ。でもね、実際は捨てるのが難しいんじゃない?」
「いつのことかわかりませんが、実現するといいわね」

 久しぶりに会う女友達とおしゃべりをしていると、あっという間に上野駅に到着した。
 そこから都美術館へと足早に公園を歩く。
 その頃には、雪は完全に雨に変わっていた。

「象山隆利展」

 1月4日(月)~26日(土)
 12:00~19:00 (最終日は17時)
 巷房(地下)
 中央区銀座1-9-8 奥野ビル

 地下鉄銀座駅方面からはMELSAを右折、二本目の道を左折。京橋方向に向かって左側にある古いビル。
 
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2 コメント

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Unknown (象山)
2008-01-27 00:33:14
観てくださってありがとうございました。
お会いできなくて残念です。兼業の彫刻家なので会場にいられないことが多いのです。すみません。
やはり会場は狭いですね。私ももっと広い、例えば使われなくなった倉庫のようなところで展覧会をやりたいとずっと思い続けています。全体が見渡せないような広大な空間に作品が点在しているという展示がしてみたい。
作品には触れてみていただけましたか?
よく「作品に手を触れないでください」というのを目にするので皆さん触れることをしないのですが、美術館の展示でもこっそり触れてみることをおすすめします。視覚だけでなく触覚や聴覚の刺激も彫刻作品の大事な要素ですから。
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象山さん、お久しぶり (羽鳥)
2008-01-27 18:54:21
さまざまに実験的?な作品に、ちょっとだけ遠慮がちに触れさせていただきました。
もっと撫でてくればよかったかも。
以前、野口先生につれられて白山にあった有田焼の店にいったことがあります。そこで窯に入れる前の状態の皿を見せてもらいました。高温で焼くと、もの凄く縮むんですね。
今回の作品も、予想外のことが起こったのでしょうか。

いつかきっと思い描くような‘点在’する個展も可能かもしれませんね。楽しみにしてます。
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