野口三千三先生が亡くなる十年前に始めた「野口三千三授業記録の会」は、先生の授業をビデオ記録として残している。
私ごとですが、色々気がかりなことが一応解決したので、佐治嘉隆さんから最近いただいた「1990年 朝日カルチャー日曜公開講座」ラフ編集版を見始めた。
野口先生は、76歳。2時間を超えて(編集してあるので1時間半)話し続けていらっしゃる。
頭はフル回転で、水がどんどん溢れ出るように、言葉の泉からとめどなく話が続く。
お若いのね。信じられない元気さで、立て板に水の話ぶりであった。
七年後に亡くなったなんて、信じられない。
いや それでも 人は死ぬのね!
その時、羽鳥41歳、担当の二階さんも41歳。
私たち、二人とも瑞々しくて、その上とってもいい動きなのである。(笑)
あれから28年。
時間は残酷。いえいえ そうではありません。
あの時があって、今があるんですものー。
ただ、最近、おおらかさにかける文章を書いていた、って反省しきりの羽鳥です。
気を取り直して、「早蕨塾」でビデオ見る会を開くのもいいかもって、野口先生がおっしゃてます。
上映できること、動けること、その二つをクリアする部屋を見つけること、ですわ。
そしてもう一つ大事な条件、それはあまり大勢ない人数限定がよろしいかも。
贅沢で、勿体ない、それが野口体操よ!
私(羽鳥)は、腹を括りました。
末筆になりました。
佐治さんありがとう!