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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

不易流行……再び、資料整理開始

2012年03月13日 15時25分24秒 | Weblog
 先週末、3月10日の朝日カルチャー土曜日クラスのレッスンは、一歩前にすすめられた実感があった。
 野口先生も『ゾウの時間 ネズミの時間』の著者本川達雄氏には、ひとかたならぬ関心を持っていらした。
 今回、『生物学的文明論』を読むことで、新しく野口体操を見直すことができた。
 参加くださった方から、嬉しいメールを頂戴した。私が伝えたかったことをしっかり受け止め、あの場にいて見守ることができたことを喜んでくださった。後から静かに思い起こしてみると、おそらく野口体操ミッションで土曜日を超えることは難しいのではないか、と自分でも感じている。
 先生没後に、一つの山を越えられた安堵感をいただいた。
「不易流行」
 “変わらないこと、と、変わっていくことの狭間”で生きている実感を得られた。

 さて、今日から1979年以降の資料整理をはじめた。
 ScsnSnapからPCで読み込み、振り分けていく作業は、忘れることなく順調に再開できた。
 先生が歩かれた道が、次第に最期のときに近づいていく。何とも哀しい気持ちになるのは致し方ないが。

 さて、こうして遡ることは朔じまることの実践と、その時代になってはじめて解ることに照らし合わせる作業。その作業を通して、新しく見直すこと。それらは相反することではなく、両輪となって進むことで、深く熟成してくれるに違いない。
 
 野口体操にスタンダードはない。しかし、新しい視点をもって、水準器をつくっていくこともありではないか。
 3月10日のレッスンに参加してくださった方々、あいにく出席がかなわなかった方ともご一緒に、練り上げていければ、これからのミッションにひとつの自信をいただけると思う。
 感謝!
コメント
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