羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「野口体操・身体感覚をひらく」動画ブログ・感性の覚醒

2007年02月19日 17時07分16秒 | Weblog
 本日もまた二人で組む動画を載せた。
 昨日の「やすらぎ対話」と同質の「上体のぶら下げ対話」である。
 馬頭琴の演奏にあわせて、というか馬頭琴の演奏者・横田和子さんも、私が話しかけ話しかけに応じて動く新井英夫さんの動きに合わせてくださった。
 双方向の対話が成り立っている。「上体のぶら下げ」も対話者同士も演奏家も3者が、それぞれの身体感覚をひらきながら、行ったものだった。
 「三すくみ」どころか、1+1+1=3ではない、伸びていく身体が感じられた。

 昨日は、「文楽」の人形と人形遣いのような委ね方で、今日の馬頭琴とのコラボレーションは「音楽」「音の揺らぎ」に委ねつつ触れている他者との関係の中で「上体のぶら下げ」を味わうというもの。

 このときの実感は、実に気持ちよかった。音楽や音の揺らぎに委ねる快感というのは、スポッと意識がはずれていく。そこに音に包まれて揺れあっている三者の感性が覚醒していく。空間と時間が溶け出すような快感があると私には感じられたのだが、ご一緒した方々はどのような感じをもたれただろう。
 野口体操の「○○の対話」という一連の動きは、ある種の熟練も必要とされるようだが……。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする