電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ジュリーニのCDがない!

2005年06月17日 20時34分29秒 | クラシック音楽
カルロ・マリア・ジュリーニの訃報にともない、あちこちのWeblogで追悼記事が掲載されている。放送などではさかんに耳にしているが、そういえば、ジュリーニのCDはあったのだろうか。調べてみて驚いた。ジュリーニの指揮する演奏のCDがない!いくらなんでもそんなはずはないだろうと、あちこちひっくりかえして調べてみると、一枚子どもが持ち出していた。イツァーク・パールマン(Vn)、ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏する、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(東芝EMI TOCE-7053)だ。
このCD、録音レベルが低いのか、通常のヴォリューム位置では小さな音しかでない。思いきりボリュームを回し、ようやく快適に聞けるようになる。演奏は、実にゆったりしたテンポで、パールマンのヴァイオリンの美音を楽しめる。

ところで、面白いことに気がついた。私のライブラリに全くCDがない有名指揮者が何人かいるのだ。今まで積極的に購入して来なかった指揮者と言っても良いだろう。たいしたライブラリではないので、欠けているところがあるのはやむをえないのだが、偏り方がいかにも自分らしい。

■私のライブラリに欠けている有名指揮者
(1)フルトヴェングラー
(2)チェリビダッケ
(3)ギュンター・ヴァント
(4)アーノンクール

なるほど、これでは某音楽評論家とは好みが合わないはずだ、と苦笑いしてしまった。
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