電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

昨日のサクランボの状況は

2005年06月06日 20時47分45秒 | 週末農業・定年農業
昨日のサクランボの状況は、写真のとおりである。
左は「高砂」という早生品種で、右が「佐藤錦」という品種である。ごらんのとおり、早生品種がそろそろ色づき始め、来週あたりから収穫が始まる。糖度が高く果皮がやわらかい主力品種の「佐藤錦」は、尾瀬のミズバショウと同様、例年六月の第三日曜日あたりが収穫に適した時期なのだが、今年は数日遅れるようだ。おそらく、今月の第四週あたりが、サクランボ狩りのピークになるのではないか。東北道村田ジャンクションから分岐する山形自動車道や、仙台方面から天童・東根市方面に至る国道48号線などは、だいぶ混雑するものと思われる。特に、有名ソバ屋は混雑する。街中の普通のソバ屋を見つけるほうがいい。街中にある山形のソバ屋さんは、地元の人が通っているから、たいていは非常においしいソバが食べられる。観光地のドライブインのようなところは、きわめて当りはずれが大きい。

さて、サクランボには、ほかにもいろいろな品種があって、昔からなじみの深い「ナポレオン」は大粒だが酸味が強く、もっぱら缶詰などの加工用。適期は六月末から七月始め。最近は、「紅秀峰」という優れた品種も出てきた。こちらはナポレオンと同じく遅めの品種だが、大粒で糖度が高く、適度に酸味もありおいしい。私はまず第一に「佐藤錦」、次に「紅秀峰」が好みである。

お値段は、時期が早いと高い。時期が遅れるとそれなりにこなれてくる。目安は収穫適期を過ぎた直後あたりの頃か。市場価格は、きれいに並べてパック詰めしたものとバラで箱に詰めたものとでもだいぶ違うが、例年は生産農家の出荷価格の倍から三倍になるようだ。
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