電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

虫歯についてのメモ

2005年06月16日 21時05分34秒 | 健康
歯医者さんの話から、虫歯についての若干のメモ。
(1)プラークとは、糖分が分解する過程でできたねばねば成分とミュータンス菌などがまじりあってできた歯の汚れのようなもの。
(2)虫歯の予防は、このプラークをできるだけ早く除去することが基本。食後3分以内に歯磨きをすることが効果的。
(3)口内のpHは6.8前後。糖分を摂取すると、3分以内にpHが3~4程度まで下がる。このときエナメル質がとかされ、脱灰が起こる。その後、唾液の働きなどで、次第に口内pHは6.8前後まで回復する。
(4)しかし、pHが回復する前に再び糖分を摂取すると、急速にpHが低下し、さらに虫歯が進む。したがって、糖分を摂取したらすぐ歯磨きをすること、だらだらと長い時間甘いものを食べないこと、というのが虫歯予防の鉄則だ。
(5)エナメル質が虚弱な場合は、フッ素塗布が有効な場合がある。ここでいうフッ素はフッ化ナトリウムのことで、フッ素単体やフッ化水素ではない。
(6)放置されたプラークが石灰化したものが歯石。歯石を放置すると歯肉炎になる。歯肉炎を放置すると歯が結合している顎の骨が溶け、歯がぐらつくようになる。見た目には虫歯がないのに歯が抜けることもある。これが歯周病。歯肉の高さが下がっていることが健康な歯の条件。
(7)口臭は90パーセントがプラークや舌のよごれが原因。残りは蓄膿症や糖尿病など他に原因がある場合が多い。朝や空腹時など、唾液の分泌が少ないときは、自然口臭が強くなる。
若い歯医者さんだけに、話が面白い。こういう説明なら、聞くほうもわかりやすい。
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