大人の修学旅行は、古都をひたすら徒歩で巡ります。
だって京都の町は大衆の足:バスが大混雑ですから…
紺碧の空にすっきりとした塀が続くお寺が近づいてきました。
京都のお寺の塀は判で押したように五条塀だがここはすっきりした無地です。
二王門はどっしりと落ち着きのある高覧付き二重門で、仁和寺では仁王門ではなく二王門です。
宇多天皇が創建された門跡寺院です。
檄を振りかざした阿形像、なんだかとても生き生きとして見えますが…
吽形像もこの通り!何故かなぁと思ったら、前面に、鳥除けの金網がないからと気づきました。
何処の仁王像も金網に囲まれた、むごい姿が当たり前になっているので、仁和寺の像は新鮮です。
御殿入り口の装飾は、兎毛通し、獅嚙、蟇股など繊細でいずれも花柄がデザインされています。
そして金屏風前の生け花、仁和寺御室流華道は有名です。
流祖:宇多天皇から連綿と門跡を家元に、今日まで継承されています。