夜も大分更けてから豊岡駅へ着きました。
ここから乗り継いで、「京都丹後鉄道」の旅が始まります。
JR豊岡駅の人影も途絶えた一角に、京都丹後鉄道の始発駅があります。
西舞鶴までは2時間近くの旅程、夜半の走行なので沿線の景色は見えません。
発車時には十数人のお客様が乗車していました。
生活路線として利用されているようです。
豊岡と言えば「こうのとりの郷」、今回はこの看板を横目に見て先を急ぎます。
途中、車内アナウンスで気になるコールがありました。
「峰山」不世出のプロ野球選手の出身地です。
誰でしょうか? 自らを人知れず夜に咲く「月見草」に例えた、野村克也さんです。
舞鶴と言えば呉、横須賀、佐世保と共に日本4大軍港の一つであり、今も海上自衛隊の基地があります。
第二次大戦後は、引揚げ港として多くの人たちを迎えました。
「岸壁の母」の舞台としてあまりに有名です。
翌朝、白日の下で車体をよく観察すると「北近畿丹後鉄道」と記されています。
関係者に確認すると、京都丹後鉄道に改名する前の表示がそのまま残っているとのことでした。
三セクと言ってもこの会社は、相当の規模で運営されているようです。
路線内に、JRとの相互乗り入れではありますが、特急も走っています。
これがオイラが求めた乗車券と特急券、ここでも硬券が使われています。
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