近江八幡城跡には石垣こそ残されているが、建屋は昭和38年京都から移築された。
門跡寺院:瑞龍寺である。
樹木と石垣の間にひっそりと佇むのが村雲御所。
関白秀次の生母:日秀尼が、京都村雲の地に菩提寺として建立した。
京都村雲の地に建立された村雲御所(瑞龍寺)は壮大な規模の門跡寺院であった。
地図上朱色の囲みが瑞龍寺、右上空白部分が相国寺、右下部分が京都御所である。
広大さが一目でわかる。
昭和38年京都からこの地に、一部の建物が移築された。
門跡寺院には珍しく宗派は日蓮宗である。
因みに他の門跡寺院はすべて禅宗で、日蓮宗は此処瑞龍寺だけである。
瑞龍寺門跡の鬼板、いたる所に菊の御紋があしらわれている。
本堂の天井は最高級の組上げ小格子である。
皇族をお迎えする貴賓の部屋は、村雲の間。
襖には、そのものズバリ村雲が描かれている。
位牌堂には昭和天皇の御位牌も祀られている。
写真提供:船橋市在住Kさん