歩くとふくらはぎやももが痛い・・・下半身の動脈が狭くなり、足に血液が
行き渡らなくなる「閉塞性動脈硬化」、の最初の自覚症状だ。
症状が出たときには、すでに全身の動脈硬化が進み、心筋梗塞や
脳梗塞などにつながる恐れが高い。
危険をいちはやく見つける「動脈硬化の窓」、として注目されている。
閉塞性動脈硬化症は、「動脈硬化の窓」と呼ばれる。
足の症状は、全身の血管の状態を示す。
患者の半数は心臓、3割は、脳の動脈も細くなっている。
患者は50代以上の男性が多い。
糖尿病や高脂血症(脂質異常症)、高血圧が要因でこの病気になり、
心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす可能性も高いので、油断は出来ない。
自覚症状が最も出やすいのは、季節の変わり目、
と松尾循環器クリニックの、松尾 汎(ひろし)院長は指摘する。
「秋、寒くなっていくと、手足に冷えやしびれを、かんじるかもしれない。
自分が冷え性だと思う、男性は要注意。
サインを見逃さないようにしてほしい」と話す。
閉塞性動脈硬化症」を、「メタボのなれの果て」と呼ぶ医師もいる。
どういった症状の場合でも、減量や運動、食事など生活習慣病を、
改善することが治療の第一歩だ。
*** 朝日新聞・医療より抜粋にて ***
ご参考になさってください。
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