今日は朝から千葉県地域に関係する大きなニュース。利根川・江戸川水系でホルムアルデヒドの濃度が急に高くなって、流域の浄水場が取水を停止したため断水の可能性があるということ。市川市公式サイト内の水道の断減水情報ページによると、今のところ行徳地区は大丈夫な模様。
水道の問題があるからというわけではないが、今日はいい天気だし、掃除と洗濯、それにいつもは日曜日の夕方にやるアイロン掛けと風呂掃除もやってしまう。つまりは明日、出かけようと思っているからだが、水道の状況次第では予定の変更を考えなくてはならない。
思わぬ事件が発生したが、今日は自分の生活で記録しておくことがある。ふだん使いのコンパクトデジカメをそろそろ買い替えようと思い、2月頃から新製品の情報をウォッチしていたが、ようやく買う決断をした。注文しておいたのが今日、届いた。(というか、配達日を土曜日に指定した。)
一番右の白いのがそれ。パナソニックのSZ7。ボディカラーは何種類かあるが、これまで黒や銀を選ぶことが多かったので、今回は白にした。
となりの銀色のが2004年に買った京セラのSL400R。一番左の黒いのが2005年に買ったパナソニックのFZ5。レンズフードを外して脇に置いた状態。
パナソニックの2機は電源を入れると、レンズが飛び出してくる。京セラは回転ボディ式で、手で回転させてレンズを前に向ける。
パナソニックは2002年の秋に他社に先がけて手ブレ補正機能付きで、高倍率ズーム(光学12倍)という製品(FZ1)を出した。自分も「これだ!」と思って、発売後すぐに購入した。ただし、それは200万画素機で、3年ぐらい経つとさすがに物足りなくなってきて、買い替えた500万画素機がFZ5。だが翌年に同じパナソニックでもう一回り大きく、手動ズームのFZ50を買った。地元の祭りを写すのに、もっと使いやすいカメラがほしいと思ったからだ。だから、FZ5がメインカメラとして活躍したのは、わずか1年程度だった。(FZ50は2011年夏までメインカメラとして使用。2011年の秋口についにデジタル一眼を買い、FZ50は今年2012年の初めに中古買取の店で売却した。)
京セラ機のほうは、それより前にカシオの薄型を買ったが100万画素・単焦点というのが物足りず、もっと使えそうなものをと2004年に購入。400万画素で光学3倍ズーム。この日記をブログで書くようになってからは、飲み食いしたものを写すのに最も活躍した。でも、バッテリーがへたりやすい。京セラが2005年にデジカメ事業から撤退したあとも、通信販売でバッテリーは売ってくれたので、今が3代目のバッテリー。これも徐々にへたってきた。
今回、買ったSZ7は1400万画素機で、京セラ機とあまり変わらない大きさながら光学10倍ズームが付いている。厚みは京セラ機が回転ボディ式で15ミリと、いまだに他の追随を許さない薄さであるのに対し、SZ7は21ミリ。でも、見た目、それほど分厚いという印象はない。高さはSZ7のほうが少し低いのと、角に丸みがあることもあって、SZ7のほうが少し小ぶりに見える。
裏側の液晶ディスプレイのほうを見る。今のはさすがに液晶が大きい。
今年は各社から薄型コンパクトデジカメで、高倍率ズームの製品が登場してきた。7年、8年前に買ったデジカメは一応、ちゃんと動くが、性能的には古びてきた。京セラSL400R並のボディで光学10倍程度のレンズが着いていたら、SL400RとFZ5の2台の役割を1台で果たすことができるだろう。FZ5は一眼よりは小さくて、レンズフードを外してしまえば、通勤用の鞄に入れることができる。でも、それは特別なときだけで、薄型のようにふだんから忍ばせておくものではない。それに、食べ物屋で取り出して、料理を写したりするのにはごつすぎる。今となっては、どうにも中途半端で活躍の場が狭まってきた。
もう一つ、機種選びで重視したのは、暗い場所でどれだけ写せるか。
去年の12月28日の水曜日、ジャズライブのHot Houseの年内最終日に会社の帰りに行ったが、そのときはFZ5を持って行った。ライブを写すときはフラッシュは焚かないので、シャッター優先モードでシャッタースピード40分の1。ISO感度設定はFZ5で一番高い設定のISO400にしたが、ぶれなかったものの暗くしか写らない。日記に載せたのは帰ってから画像処理ソフトでできるだけ明るくなるように処理をしたものだが、色乗りが全然悪い。色が乗っているのはプログラムオートで撮影した分だが、あまり激しく身体を動かさないプレーヤーのときだけ。それでも多少はぶれたが、サイズ縮小してなんとか見られる画像となっている。いずれにしても、2005年前後のデジカメはISO感度も400とか、せいぜい800までしか設定できないし、そのぐらいの感度でもノイズが多い。
3年ぐらい前から、コンパクトデジカメで暗いところもきれいに写せることを売りにしたものが登場してきた。今年の各社ラインアップも高感度設定やその他のオート機能で、暗いところでもきれいに写せるのを強調している。
自分が買う候補に最後に残ったのは、パナソニックのSZ7、ソニーのWX100、キャノンのIXY3。
SZ7とWX100は光学10倍ズーム。IXY3は光学12倍ズーム。最初にIXY3が脱落。別にキャンが嫌いなわけではない。去年買ったデジタル一眼はキャノンのだ。それは、ズームレンズの広角側が35ミリ換算で、IXY3は28ミリ、SZ7とWX100が25ミリというところ。広角側が24ミリとか25ミリとかいったカメラがあるなら一度、使ってみたいと思っていたという、単に好奇心だけの理由。それぐらいの広角が自分に必要かどうかは使っているうちに分かるだろう。そして、また何年かあとに、コンパクトデジカメを買い換えるときの判断材料となる。
メーカーサイトの製品情報も見て、電気店でパンフレットを貰ってきてじっくりと見て、比べる。
両方のメーカーも今年は薄型高倍率ズーム機に力を入れているようで、表紙に載せているのはパナソニックがSZ7、ソニーがWX100。どちらも自分が買う候補としている機種だった。
大きさで言えば、店頭で見るとパナソニックがソニーやキャノンと比べて一回り大きいという印象を受ける。SZ7とWX100は厚さはどちらも21ミリだが、縦と横の寸法はWX100のほうがSZ7よりどちらも7ミリ程度小さい。
ズーム動作は店頭で触ったら、ソニーのほうが俊敏だった。ただし、ソニーの今年春モデルのWXシリーズでシャッター押下してから、画像が液晶に表示されるまで2秒程度かかり唖然。画質を上げるために中で複雑な処理をしているらしく、それで時間がかかったようだ。このあたりの機能はWXシリーズ共通とのこと。
SZ7は通常撮影での感度はISO3200まで上げられる。そのほかに「高感度モード」があって、カメラが自動で最高ISO6400まで感度を上げる。ただし、画像サイズは小さくなる。4:3比率の画像で2048×1536。
高感度で撮像したままの画像では、ノイズが多すぎでとても使えないので、画像処理エンジンでノイズ低減処理(おそらくはボカシのようなこと)をやって、さらにサイズを縮小してノイズが目立たないようにしているのだと推測する。以前に使っていたまだ性能が低い頃のデジカメで写した画像をWebページで使うときは、ぼかしてから小さくするような処理を画像処理ソフトでやっていた。画像処理ソフトも昔のバージョンだと、サイズ縮小すれば建物の輪郭の斜め線がギザギザになったり、電線が破線になったりするので、ぼかしてからサイズ縮小するようなことも自分でやっていたりした。
WX100は仕様表では特に小さい画像にせず、ISO感度12800まで上げられるとなっている。去年、自分が買ったキャノンのデジタル一眼も最高でISO6400だ。コンパクトデジカメで本当にそんな高感度までシームレスに上げられるなら素晴らしいことだが、パンフレットにはちゃんと但し書きが載っている。
ISO4000以上では、全画素超解像技術および重ね合わせ連写を使って実現しています。
つまり裏側で特殊な処理をしているということだが、「重ねあわせ連写」というのが問題。1回のシャッターで最大6枚まで高速連写し、合成して情報を補充しあって見かけ上、高感度を実現するということだ。でも、これだと動きがあるものに対して、どれぐらい有効なのかが見えない。
パナソニックのほうにも、手持ち夜景などは連写(何枚かは書いていなかったが)して合成する、ソニーの重ね合わせ連写と同様な撮影モードはある。それと同時に、画像は小さくなるが連写せずに1回のシャッターで写す高感度モードを選ぶことができる。
ソニー機には、そうしたモードがない。暗い場面で感度が上がったときに重ね合わせ連写をしない動作を選ぶことができない。
自分が買って、これから使う場面を考えると問題だ。日が落ちたあとの暗いところで、人などが動いている場面を撮影するからだ。
地域のサイトをやっていて、いろいろな行事を訪れては撮影し、画像をレポートに載せることをやっている。地域の行事には日が暮れてからのものがけっこう多い。土日ならデジタル一眼を持っていけるが、平日の夕方以降に行なわれるものだと仕事帰りに行くことになる。通勤用の鞄にデジタル一眼の大きいのを入れて行くのは、ちょっと無理。どうしても、鞄に忍ばせていけるコンパクトデジカメで写すことになる。
どんな行事があるかといえば、
●湊新田胡録神社の祭礼
曜日によらず毎年7月14日に行なわれる。仕事が早く引ければ午後6時ごろの、7月ならまだ明るい時間に行くことができるが、ちょっと遅くなると日が落ちたあとになる。胡録公園内や行徳駅前公園へ向かう道には屋台がずらりと並ぶが、祭りに来た人たちはじっとしているわけではなく歩いている。屋台の人たちも働いているから身体を動かしている。
とりあえず、今年2012年の7月14日は土曜日、来年は日曜日だが、買ったカメラは何年か使うから再来年以降、使うことになる。
●妙典妙好寺の万灯行列
曜日によらず毎年11月11日。とりあえず今年は日曜日だが、来年は月曜。実はこれまで一度も見に行ったことがない。どうも情報が少ないと思ったら、1990年代中頃に始まったもので、それほど長い歴史があるのではないということだ(参考:市川市公式サイト内のこちらのページ)。これも、今後は見に行くようにしたい。纏や太鼓などを含む行列が進んで行き、夜の時間がメインというから暗くなってから動きのあるものを写すことになる。
そのほか、自治会が主催する夏祭り大会や盆踊り大会、そのほかの団体主催のイベントにも平日に日が暮れてからというものはありえる。(例えば、8月に南行徳公園で野外ライブin南行というのがあるが、これまでは平日開催のようだ。)
行事以外だと、平日の帰りにジャズライブのHot Houseや、音楽居酒屋のあびぃろぅどへ寄ったとき。Hot Houseはジャズの店だから、当然、ライブの時間がある。あびぃろぅどのマスターは元プロドラマーで、平日でもお客さんがある程度入ると、手が空いたときにドラム演奏を披露する。どちらの店も演奏中は店内の照明を暗くする。そしてプレーヤーは演奏しているのだから、当然、じっとしていない。演奏場面を写してブログに載せるのだが(どちらも、そうすることはOKしてもらっている)、原則、写すときにフラッシュは使わない。事前に了解してもらったとしても、マナー上、2回か3回が限度だろう。それに、フラッシュを焚くと、光が当たったところだけが強調されて、その場の雰囲気などが分からなくなる。やはり、高感度に設定できるカメラで、その場の雰囲気も伝わり、そして演奏しているプレーヤーをぶれずに写すことができるものが必要だ。
ということで、自分が必要とする高感度モードがあるパナソニックのSZ7にした。高感度モードの画像サイズが2048×1536だが、使うのはさらに縮小してWebページやブログなどでだから問題ない。プリントするにしてもせいぜいL版だから大丈夫。もしブログで使う、店と飲み食いしたものの写真を写すのがほとんどで、行事を写すことがないなら、小ささでソニー機を選んだだろうと思う。
店頭で触ってみたときに気付いたのだが、高感度モードはシーンモード選択画面から選ぶようになっている。次の写真が選択画面を出したところ。高感度モードは、左下のほうの赤い枠で囲んだもの。
アイコンの絵柄はステージでスポットライトに照らされて踊るバレリーナ。照明を落とした場所で動きのあるものを写すための撮影モードであることが、一目で分かる。このアイコンを見て、自分が買うべきカメラはこれだと思った。ちなみに、一つ上の青い枠で囲んだのが手持ち夜景モード。こちらが連写合成が行なわれるほう。動くものがない夜景を写すならこちらだろう。
コンパクトデジカメ1台買ったぐらいのことで、ずいぶんと長文になった。でも、そのときに自分が何を考えて買ったのかの記録として書いておく。
さて、昼飯は南行徳駅前のCoCo壱番屋。SZ7は届いたが、まだバッテリー充電中だったので、写したのはこれまで使ってきた京セラのSL400R。
野菜系のカレーにしようかと思ってカウンターに座ると、夏メニューでチキンと夏野菜カレーのお品書きが置いてあった。
なのでそれにする。辛さは1辛。
夜は充電が終わったSZ7も持って、南行徳駅前へ。時刻は午後7時を過ぎたあたり。
写り方の比較のため、まずは京セラSL400Rで写してみる。露出補正-2/3。画像はサイズ縮小以外、補正処理はしていない。
同じ場所からSZ7で写す。SL400Rは一番広角側が35ミリ換算の35ミリ。SZ7の25ミリの広さが分かる。プログラムオートで写す。露出補正はなし。ISO感度は800。シャッターは1/50だった。
プログラムオートのまま、露出補正を-1と1/3、ISO感度を3200(手動で上げられる上限)にして撮影。シャッターは1/500になった。露出補正はちょっと下げすぎか。
次が高感度モード。露出補正は-1と1/3のまま。ISO感度は2500になった。シャッターは1/200。同じ条件なら、露出補正をここまで下げなくても、ちゃんと写るのではないかと思えた。
上の写真に写った松屋で晩飯。中落カルビステーキ定食を食べる。SZ7のシーンモードに料理モードがあるので、それで写してみた。
晩飯のあと、メトロセンターの通路で写してみる。
こちらは少し望遠側で。
2枚ともプログラムオートで写したが、ISO感度は自動で3200まで上がっていた。これまで、SL400Rを使ってメトロセンターの通路で写すと、目で見たときよりかなり暗い感じに写ってしまうのだが、新しいほうだと目で見た印象に近くなっている。この7、8年の間にコンパクトデジカメもずいぶんと進化したと実感する。
水道のほうは、夕方以降、松戸の栗山浄水場で取水再開したようだ。急に状況が変わったりしない限り、明日は大丈夫そうだ。梅雨になる前にもう1回ぐらいは折りたたみ自転車で出かけたいと思っていたが、明日は行けそうだ。