行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年9月30日(木)の日記

2010年09月30日 | 日記

今日で会社のクールビズ期間は終わり。クールビズ中も何かの時には着用できるように、スーツの上着1着とネクタイ1本は会社のロッカーに常備するというルールになっている。今日はその上着を着て帰るつもりなので、出勤時はYシャツの上には何も羽織らないで出かける。気温が低いからきついのではないかと思ったが、昨日、酒を飲んで体内の水分を消耗したせいで少し暑く感じるぐらいだったから、別に問題はなかった。別にこのために昨日、酒を飲んだわけではないのだが。

帰りは上着を着てちょうどいいぐらいになる。10日ぐらい前の暑いときには、このままクールビズが終わるのが心配だったが、そう思う必要もなくなった。さて、明日からはネクタイを締めるのに少し余分な時間がかかる。

晩飯はなか卯肉うどんつけもので軽く食べる。

週の半ばに休みを取ると楽。あと1日仕事をすればもう次の週末。


2010年9月29日(水)の日記

2010年09月29日 | 日記

今日は年休。朝から病院へ定期の健康チェック。健康診断や人間ドックではいろいろと言われるが、今のところ特に大きな問題はないようだ。

1日休みをとったので、病院のあとは上野の国立博物館へ行ってみる。

国立科学博物館はもう2、3回行ったので、今回は「科学」でないほうの博物館へ行く。国立博物館は6年ぐらい前に平日に年休をとったときに行ったことがある。過去分の日記で残っているのは2004年3月中旬まででその中にないから、おそらくは2004年の3月上旬か2月だったのだと思う。

今は特別展はなく平常展示だけで、しかも平日だから空いていた。外国人観光客のほうが日本人より多いのではないかと思えた。

本館へ入って目の前の大階段に「おおっ!」。建物の作りも豪勢だ。

本館の1フロアをゆっくり見たら昼飯の時間。東洋館の1階には上野の精養軒がラコールというレストランを出しているが、東洋館はここ2、3年の間、耐震強化工事で休館中。レストランは仮店舗になっている。

ハヤシライスを食べる。イベントの模擬店で出てきそうな容器だがこれで900円。

見た目はそんなだが、味は昔からの洋食屋のハヤシライスだった。

1日ですべての展示を見ようとは思っていないのでゆっくりと見て行く。気持ちが引かれたものはじっくり見る。この18世紀の薩摩焼きの茶入れには気持ちを引かれた。有名なものらしいが、ほとんど黒一色というのがインパクトがあるからだろう。

ゆっくり見るとすぐに午後3時ごろになる。法隆寺宝物館へ行き、まずは1階にあるホテルオークラガーデンテラスへ。

ホテルオークラが出しているレストランで、食べ物は高いから昼飯には入らなかったが、コーヒーぐらいは飲んで行くことにする。でも、コーヒーも550円。

昔からの喫茶店だとそれぐらいはすると思うが、安めのコーヒーチェーンで飲むことがほとんどだから400円ぐらいのコーヒーでも高いと感じてしまう。酒を飲んでおいしいものを食べるときはもっと使うのに。

法隆寺宝物館1階は小さな仏像がガラスの展示ケースに入ってずらりと並ぶ。

この法隆寺宝物館は前に来たときも気持ちが落ち着く場所だと思った。仏像を見るからではなく、照明を落としていて暗いところに展示物が浮かび上がるようになっていて、しかもカーペット敷きで静かだからだ。照明を落としているのは、展示物が古いので保護のために強い光を当てないためだということ。

博物館は閉館時間までいて、そのあと上野広小路の行徳へ行く。

最初はビール大瓶。この店は中瓶、それに生ビールも置いていないので、これまではほとんど最初は小瓶にしていた。でも、小瓶だとそのあと樽酒を3杯は飲みたくなって、そうすると翌日も平日だと影響が大きい。なので、樽酒2杯ですませるために最初のビールを多めにする。今日のお通しはきぬかつぎだった。

まずはたこの刺身

そしてかれいの煮もの。ビールの次は白雪の樽酒。

締めはあらわん。樽酒はもう1杯飲む。

この店に初めて来たのは2001年6月の下旬だったから、この店との付き合いも丸9年が過ぎて10年目に入ったことになる。早いものだ。今日食べたのは同じ年の秋に、2度目に来たときと同じだったと思う。まだ日記はやっていなかったから、2度目のときのこともトップページレポートに書いていて、かれいの煮物は食べていた。

前回来たとき、おかみさんが今年初めに亡くなっていたことを聞いたが、親方と修行中の息子さんの2人で頑張って店を続けている。自分が最初に来たのが土曜日で、そのあとも土曜日に来ることが多かったからたいてい空いていたが、平日は混雑しているということはないものの、そこそこお客さんは入っている。今日も入ったのは開店時間の20分後の午後5時50分頃だったが、すでに一組先客がいた。グループの予約も2組入っていたようで、しばらくすると予約のお客さんたちがやってきた。安めの居酒屋ではないし、お品書きにも値段は書いていない、つまりは時価の店だが、やっぱりいい魚を出すからずっとついているお客さんたちも多くいるのだろう。


2010年9月28日(火)の日記

2010年09月28日 | 日記

先週、急に気温が下がったときにタオルケットから夏物の掛け布団に切り替えたが、昨夜は掛け布団とタオルケットを重ね掛けしないと寒いぐらいになってきた。毛布を出したほうがいいかと思ったが、帰ってきたら湿度が高くてムシムシしている。今日はまだ毛布はいらなさそうだ。明日は晴れて気温も上がりそうだし。

晩飯はやよい軒から揚げ定食

今日はダンベルをやろうかと思っていたが、帰ってきたらどうもだるくて眠くなってくる。秋口に涼しくなると夏の疲れが出るというけど、どうもそれだと思う。先週からの涼しさで風邪を引いたわけではなくて。こういう日は無理せず、早く寝て睡眠を多めにとったほうがいいだろう。


2010年9月27日(月)の日記

2010年09月27日 | 日記

遅めの秋の長雨シーズンに本格的に入ったようで、特に帰りの時間が寒いぐらい。今日もスーツの上着を着ていってよかった。先週後半からの気温の急低下のせいだろうと思うが、会社でも体調を崩して休んでいる人がけっこういる。 

朝の電車は新型車両が来た。ドアの上のディスプレイがLEDから液晶に変わったやつ。5月頃、ダイヤ乱れのときに一度乗ったことがあったけど、南行徳でもうすし詰めで鞄からデジカメを取り出すこともできなかった。その後、快速で通過して行くのを見たことはあるが、乗るのはそれ以来。葛西、西葛西あたりまで行ったらぎゅうぎゅう詰めになるから、南行徳を出てすぐにデジカメを取り出し、ドアの上に液晶ディスプレイが付いているようすを写す。

とはいえ、やっぱり朝のラッシュ時だから、車内のインテリアがこれまでと変わっているだろうかとかをゆっくりと見回したりすることはできなかった。

晩飯は今井橋通り沿いにあるゆで太郎かき揚げ丼セット。そばは、かけそばかもりそばが選べるが、すっかり涼しくなって温かいほうがいいからかけそば

帰ってきてパソコンを立ち上げたら、ウィルスバスターの最新バージョンへのアップデートメッセージが出る。この際だと思いバージョンアップ。モバイルノートのほうも一緒にやってしまう。


2010年9月26日(日)の日記

2010年09月26日 | 日記

天気の変化は早くて、午前中は昨日午後の続きで真っ青な空だったのが、午後から雲が出てきて、午後6時台に外はもう雨が降っていた。昨日の残りの洗濯物・・1週間分のアンダーウエアや靴下やハンカチなどは朝のうちに洗濯してベランダに干して、夕方までになんとか乾いた。明日からは本格的な秋の長雨らしいから、次の週末はもうベランダ干しをしても乾ききらないかもしれない。

今日は家でゆっくりと過ごし、午前、午後とも昔の映画のDVDを見る。

昼飯はバイパスの吉野家牛鍋丼コールスロー味噌汁

夜は一杯やりながら、ケーブルテレビで昔のウルトラシリーズを見る。笹かまやチーズを海苔で手巻きにしたのをつまみに、ビール、発泡酒、第3のビールのいろいろと出ているうちからスーパーで各1種類を選んで買ったのを飲み比べる。

飲み比べては見たが、ビール類につ関して自分には細かいところの違いはよく分からない。


2010年9月25日(土)の日記

2010年09月25日 | 日記

一昨日から雨がちの天気になったので、この週末のトップページレポートは秋雨の風景にしようかと思っていた。先週は秋の高い空と薄ワタのような雲の風景だったから。ところが雨は今日の午前中までという。じゃあ、朝のうちに雨の景色を写そうと、午前7時半ぐらいに行徳駅やその周辺で傘を差した人が駅へ向かう光景を写す。房総の東海上を台風が通過していたので風が少し強かった。

行徳駅前のマクドナルドかドトールで朝飯にしようかと思っていたが、PONYビルにあるケンタッキーフライドチキンも開いていてモーニングメニューをやっていた。

ケンタッキーで食べてみることにする。フィレサンドハッシュドポテトとドリンクのセットにする。ドリンクはアメリカンコーヒー

他のファストフードのモーニングセットと特に差があったわけではない。

明日の天気がどうなるか読めないと思ったので、洗濯物は今日は半分だけやって脱衣場の突っ張り棒干しにして、除湿機の速乾モードで乾かす。

昼頃になって外を見たら、青空が見えた。まだ、台風の影響があるような雲が残っていたが、もう雨は大丈夫だろうと葛西の床屋へ出かける。

昼飯は葛西駅前にあるラーメン屋のひろや

この店に入るのは3回目。醤油ラーメンと油そばは食べたから、今回は角煮味噌を食べる。ランチタイムは麺大盛りかライスが無料。麺大盛りにする。味噌はやや辛めだった。

散髪をして南行徳まで帰ってきたら、空は台風のなごりは消えて抜けるような青空になっていた。明日も日中は晴れらしい。洗濯は明日まとめてやればよかった。

朝、写した雨の光景の写真でトップページレポートを作ってUP。今回も季節もののショートレポートとなった。他にはリンク集へサイト追加やリンク切れ分の削除をやったりする。

コンビニ飯で軽く晩飯を食べて、今夜はジャズライブのHot Houseへ。

飲みつつライブを聴いてくる。

今日はテナーサックスの中村誠一さん、ピアノが松井節子さん、ベースが紙上理さん、そしてドラムスが、この店では何度か登場しているらしいが自分が聴くのは初めてのデニス・フレーゼ君。

ママさんから前に聞いたことがあったが、デニス・フレーゼ君は中村誠一さんの紹介で、横山和明君のスケジュールが合わないときに出てもらっているということだった。

もっとベテランをイメージしていたので、まだ少年風の外見を見たときは意外に思えた。いくつぐらいの歳かは聞いてこなかったし、公式サイトに生年月日は載っていなかったが、2001年に大学入学と書いてあったから、もう30歳ぐらいかもしれない。それぐらいの歳だとしても、自分の年齢からすると少年に見えてしまう。自分が20歳ぐらいのときは30歳過ぎた男は、みんな中年のおっさんだと思っていたのに。

今日は「あなたと夜と音楽と」(You And The Night And The Music)をリクエスト。松井節子さんのCDで聴いて、リクエストしたくなった。タイトルの雰囲気も曲調も、昼間の時間が短くなり、夜の時間が長くなってきた今の季節の感覚にぴったりだから。これはかなり古くからあるスタンダードな曲らしく、中村誠一さんは「40数年前の高校生の頃でもう古い曲だったけど、いまだにうまくできない」と冗談交じりで言っていたが、そこはやはりプロなので見事な演奏で満足させてくれました。

それから、初めてこの店に来たときから早いもので丸10年が過ぎた。最初は歩いていける距離に生で音楽を聞かせてくれる店があるからちょっと行って、まだこの日記をやっていない頃だったのでトップページレポートにしようと思って行ってみただけだった。でも、その2週間後のカルテットが演奏する日にまた行きたくなって、それ以降、ちょくちょく顔を出すようになっていつの間にか10年過ぎてしまった。それまで別にジャズが好きだったわけではないのに通うようになったのは、音楽としていいものだったからだろう。その意味でも今日は、

「あなたと夜と音楽と」


2010年9月24日(金)の日記

2010年09月24日 | 日記

6月からのクールビズ期間も9月末で終わりだが、このあいだまでの暑さが10月になっても続いたらちょっとかなわないと心配していた。でも、ようやく涼しくなってきてほっとしていたら、今日の涼しさは一体なに? 朝の天気予報を見ていたら、10月下旬か11月上旬の気温などと言っている。一昨日が最高気温30度超えの真夏日だったのに、いきなり2ヶ月ぐらい季節が進んだように激変。今日はクールビズに入ったばかりの6月初旬以来、久々にスーツの上着を着て行く。夜寝るときも、ずっとタオルケットだったが、昨夜は夏蒲団にした。

朝は昨日の雨で湿気が残っていたからか、電車の中では少し汗ばんだ。ところが帰りの時間に会社のビルを出たら、ほんとに寒いぐらい。やはり上着を着ていってよかった。明後日の日曜まで秋のゴールデンウィークのつもりだし、そのあとは月末月初の仕事がいろいろとある。だから、体調管理には要注意。

例年なら夏前に衣装箱に片付けた長袖のシャツ類を9月中旬ぐらいには再び出すのだが、今年は全然忘れていた。帰ってから急いで出しておく。

晩飯は南行徳の松屋豚バラバーベキュー定食

夜はダンベルで上半身メニュー。


2010年9月23日(木)の日記

2010年09月23日 | 日記

朝は8時半頃に布団から出る。コンビニへ朝飯を買いに行くときは雨だった。午前中は映画のDVDを見て過ごす。

ダイエーやヤマダ電機へ買い物に行き、ついでに昼飯も食べてくる。午前中は強い雨が降った時間もあったが、昼頃は弱めになり、帰ってくるときは止んでいた。気温も昨日と比べて急降下していて、半袖Tシャツの上に薄手のブルゾンをはおって行く。(↓南行徳駅の近くで)

ダイエー近くの中華の味味で昼飯。

肉ニラ炒め定食を食べる。

晩飯は再度、南行徳駅前まで行ってなか卯。温うどんは前の日曜に季節メニューの鶏塩うどんを食べたが、今日は本格的に涼しくなったことだしレギュラーメニューのほうの温うどんを久しぶりに食べる。きつねうどん、それにライスつけものも注文して”勝手にきつねうどん定食”で食べる。

この組み合わせ、安上がりかと思っていたが、きつねうどんが390円、ライスが130円、つけもの50円で計570円。お得セットだとこれより安いのもあるから必ずしも安上がりとは言えなくなってきた。

 

昼飯と買い物から帰ってきてから夕方までは、最近買ったCDを聞く。コレギウム・アウレウム合奏団のハイドン交響曲82番、83番、85番。

もう30年近く前になるけど、大学生のとき、自分が初めて買ったクラシックのレコード(1980年代の初め頃だからアナログのLPレコード)のCD版。正確に言うとアナログのLPは82番と83番で片面ずつのだった。それが初めて買ったもの。そのあと、85番と87番が入っているのを買った。今、CDで出ているのは今回買った分だけで、87番が入っているのは未発売。解説書の表紙は85番と87番のほうのLPのジャケットに使われていた絵画の写真になっている。なお、アナログのレコードはもう15年以上前にみんな手放してしまっている。

当時、コレギウム・アウレウム合奏団というオーケストラに興味があったから買ったわけではなく、ハイドン交響曲の82番を聞きたかったので、たまたま大学生協のレコードフェアで見つけて買ったのがそれだった。82番の交響曲は大学の教養課程の授業で聞いて強く記憶に残った曲だった。授業の名前は「音楽」だったが、小中学校の音楽のように合唱したりカスタネットやリコーダーなどの楽器を演奏したりするものではない。西洋美術史としての音楽を毎回、レコードで聞きながら先生が解説していくという内容。全学部共通で、前期だけ・後期だけではなく通年の授業だった。最初のうちは音楽と解説を聞いても、どうもちゃんと入っていけなかったが、11月頃にこのハイドン交響曲82番を聞き、先生の解説を聞いたら急に視界が開けたような感覚を得た。

ソナタ形式という言葉は中学ぐらいの音楽の教科書で見て知ってはいたが、起承転結に似た流れがあり、聞いている曲がそうした構造を持つことがはっきりと分かった。
「音楽の設計図が見えた!」
と思ったのだった。クラシックの音楽に設計図などという言葉はおよそ似つかわしいとは思えないが。

そして曲の中のメロディの造りや配置に古代建築的なバランスを重視したところがあって、ハイドンがいた時代の前の世紀だがルネサンスからの流れがあるということを聞く。ルネサンスというのも小中学校の歴史で習う言葉だけど、それが古典復興運動という意味であることが実感できたと思えた。それまで学校で勉強はするが、バラバラだったものが頭の中で突然、ひとつながりになって視野がぐっと広がったように思え、それが何とも言えぬ快感となった。その感覚は今でも覚えている。本当にこんな感銘を受けた授業は大学4年間通してもあまりない。自分が所属する学部の授業はこなすべきノルマとしての部分があるが、教養課程の学部を限定しない授業は(もちろん一定単位を取らないといけないが)あまり義務感のようなものがないから気楽に聞くことが出来て、それがよかったのかもしれない。今回、久しぶりに82番の交響曲を聞いたら、大学でものんびりした1年生のときの気分を思い出した。(今の大学で1年生がのんびりしていられるかどうかは知らないが)

これがきっかけでクラシックのレコードを買うようになった。それまではオーケストラが演奏する曲を聴くのはアニメBGM集のレコードだった。中学から高校生のころにかけては「宇宙戦艦ヤマト」ブームだったし、予備校生のときは「機動戦士ガンダム」が始まった。この2つを含めて好きなアニメのBGM集を買って、盛り上がった場面を思い出しつつ聴いていた。アニメも含めて映画やテレビドラマで使われる曲はオーケストラが演奏するものも多いから、オーケストラ曲と自分との相性はいいほうだったと思う。

でも、クラシックというと、聴くときは静かに目を閉じて瞑想しているような、座禅をしているかのような態度か、それとも肖像画のベートーベンのような難しい顔をして聴かなければならないという先入観があった。映画でもテレビドラマでも漫画でもそんなふうにクラシック音楽を聴く登場人物が多くいるようなので、その影響だろう。子供のころの吸収力が旺盛な時期に繰り返し意識に入ってきたものは先入観となって、かえって若いときほど視野が狭くなったりしている。クラシック音楽にしてもそのほかの芸術作品に向き合うときは情緒的な部分で捉えなければいけない-つまりは心で感じなければならないというのも同じような先入観だろう。一般に、人間の脳で情緒的な部分をつかさどるのが右脳で、論理的な部分をつかさどるのが左脳ということだけど、大学で西洋美術史としての音楽の授業を聞いて、音楽の設計図が見えたと思ったのは、右脳だけでなく左脳も一緒に使って音楽を聴くことができるのに目覚めたことだった。

音楽の先生がハイドン交響曲の82番を授業で解説用に使ったのは、音楽の構造を説明するのに分かりやすい曲だったということもあるだろう。ところが、自分のほうもこの曲で感銘を受けてしまったために、それ以後、クラシックのレコードをいろいろと買うようにはなったが、ハイドンや同じ時代のモーツァルト、つまりは古典派の楽曲ばかりを買うようになってしまった。CDが普及してからもやはりそうで、今持っているクラシックのCDは40枚余りだけど、ほとんどがハイドン、モーツァルトで他の作曲家のはわずかしかない。もっといろいろと聴いて視野を広げたほうがいいとも思うが、なかなか踏み出せない。どうも、音楽の設計図が見えたことに感動して、設計図の部分を掴み取るのを楽しむために聴くのが目的のようになっているところがある。聴くときは情緒的な部分も含めて聴いているつもりなのだが。

音楽にも設計図にあたるものがあり、設計思想とそれをもたらした時代背景があるということに自分の意識が広がったのだが、音楽の授業の先生が設計図とか設計思想とかいった言葉を使ったわけではない。自分が工学部の学生だったからそうした言葉が頭に浮かんだのだ。artという言葉は芸術や美術と訳すと、高尚なもので、それに対してうやうやしく接しないといけないかのような思い込みが表に出てくる。だけど他には人為的なもの、人工的なものという意味がある。20数年前にコンピューターの世界では人工知能ブームがあったが、人工知能は英語ではartificial intelligenceだ。音楽も美術作品も人が作るものという視点で見れば、工学部で扱う自然科学を基礎とするものとは対極にあるかのように思えていたものが、基礎の上に完成物まで人が作っていく部分では意外と似たところがあるというのがその授業で感じたことだった。

思い出して見ると、そのあとコンピューターソフトウエアの勉強をして、仕事としてやっていく上で、あの音楽の授業で感じたことが役に立ったと思える。コンピューターの世界は変化が早くて新しい考え方や技法がいろいろと出てくるが、表面的なものだけでなく、背景まで深く理解して取り組むべきだと思い、できるだけ実践しようとしてきた。ただ、それはソフトウエア職人としての仕事には役に立ったと思うが、チームのリーダーとかマネージャーだとかいった仕事になると別。自分はリーダーの仕事には全然向いていないようで、落第しているのだから。

 

今回買ったCDのコレギウム・アウレウム合奏団のことは、古典楽器を使った合奏団だということをLPレコードの解説で読んだぐらいで、これまで詳しいことは知らなかった。Wikipediaの記事によるともうとっくに活動を停止しているらしい。もてはやされたのは1960年代から1970年代のようだ。自分がレコードを買ったのは1980年代の初めだったが、廉価版として売られていた。LP版で新しいのが2,500円とか2,800円だった時代で、古いタイトルが廉価版で1,500円とか1,800円だった。ということはその頃にはもうピークを過ぎていたのだろう。もっとも廉価版で、そこに大学生協なら10%オフだったから、コレギウム・アウレウム演奏のハイドンやモーツァルトの交響曲などをいろいろと買って、その結果、自分にとっての思い出に残る合奏団になっている。他に自分が買ったアナログ版でCD化されたのがないかと思ったが、今回買ったハイドンのものしか出ていないようだ。


2010年9月22日(水)の日記

2010年09月22日 | 日記

30度超えの真夏日も今日が最後になるらしい。10月初めでも気象条件しだいで30度ぐらいになることはあるようだ。自分が大学生だった頃もそんなことがあったというのをかすかに覚えている。 今年、あるかどうかは分からないが、これだけ暑かったのだから、どうもありそうな気がしてくる。

明日が休みなので帰りは飲みに行く。今日は浦安で途中下車して番屋へ。暑い日だったから最初の生ビールが実にうまい。暑いのでビールがうまいというのも今年はこれが最後かと思う。

この店のメニューには牛レバ刺しがあるが、今日はどうもそれが食べたい気分だった。入ってメニューを見ると、レバ刺し以外にハツ刺しもあれば、馬刺しもあった。すると、今日のおすすめメニューに牛レバ刺し、牛ハツ刺し、馬刺しの3点盛りがあったのでそれにする。

それからおすすめメニューにはさんま塩焼もあったので、これも食べる。

帰りに浦安駅までの前を通った店でも、外に出されたお品書きにさんまも塩焼があった。不漁で高値だったさんまも値段がこなれてきたようだ。

生ビールは2本飲んで、次は焼酎で番屋カメ仕込みをロックで。つまみは焼き物でししとう、鳥皮、ねぎいかだ、鳥なんこつ

野菜類も何か食べたいが、ポテトサラダを注文してみる。

焼酎-番屋カメ仕込みのロックは2杯飲む。


2010年9月21日(火)の日記

2010年09月21日 | 日記

今日と明日は2日間限定で最高気温30度超の真夏日復活らしい。それが終われば気温のほうも完全に秋になるようだ。もっとも秋口は自分にとっては少し辛いところがある。急に気温が下がると涼しい空気に鼻の粘膜がやられて鼻炎になりがちだから。鼻炎になったら放っておいて自然に治まるということはまずないから、鼻炎薬を飲まないといけないが、飲むとやたらとだるくて眠くなって会社にいるときならこれがきつい。

晩飯は南行徳駅前にある中華ファミレスのバーミヤンベーコン青菜炒め半チャーハンセットを食べる。

飲みに行くとつまみで野菜類はあまり食べない。だから今日は野菜を補充しなければ。