明日から梅雨空になりそうなので洗濯や掃除などは今日済ませる。今日は夏のような暑さ。洗濯物をベランダに干して一休み。埃をはたいて掃除機を掛けて一休み。そして、トイレ掃除やってキッチンの流しの掃除をやってまた一休み。そのあと、やっとクリーニング屋へ。
もう3年かそこら、夏の暑いときはこんな感じで一休みを入れないと続かない。そういうときにはやはり自分の年齢を感じる。
昼に南行徳へ。
南行徳メトロセンター会のTwitterにラーメンの一心亭が閉店したと載っている。店主はかなり腰が悪くてもう続けられなくなったためとのこと。
自分が最近、一心亭に行ったのは5月31日。たしかに店主は辛そうだった。他のお客さんが「腰、大丈夫?」と声をかけたりしていた。
行ってみるとシャッターが降りている。
南行徳駅前通り側もやはりシャッター。
閉店のお知らせなどはなかった。だが、この店の定休日は月曜だから、土曜日にこうしてシャッターが降りているということはやはり閉店なのだろう。
一心亭のウリは味噌ラーメン。北海道の味噌を使った赤味噌ラーメンと白味噌ラーメンがメインだった。そして、この2つのラーメンは大きな丼と太麺。これは昔からの札幌ラーメンのスタイル。
札幌ラーメンがブームになって全国に広がり、あちこちに店ができたのは1970年代の前半。1972年(昭和47年)に札幌で冬季オリンピックがあって、札幌や北海道への関心が高まったことが大きいだろう。
自分はその年は小学6年だったが、大阪市内の地下街にできた札幌ラーメンの店に父親に連れて行ってもらい、大きな丼と太麺でボリュームのある味噌ラーメンに挑戦した。だが途中でギブアップしてして食べきれなかった。もちろん、年齢が上がって中学や高校の頃はちゃんと完食できるようになっている。
一心亭の場所は1990年代の初めには別のラーメン屋が一時あったが、あまりおいしいとは思えず一度入ったぐらいだった。そしていつの間にか一心亭がオープンしていた。味噌ラーメンを注文すると、1970年代からあるような大きな丼と太麺。味も良くてお気に入りの店になった。
ラーメンのスープはいつの頃からか、いろいろと凝った作り方をする店が増えて、そうしたスープ+味噌というところも出てきたりした(例えば味噌とんこつとか)。でも、一心亭の味噌ラーメンのスープは1970年代に自分が初めて食べた頃からの味。そういうのが一番、舌に馴染んだ。
去年の夏に南行徳から行徳駅に近い方へ引っ越し、南行徳にある店は疎遠になってしまったが、一心亭が一番多く来ている。1ヶ月に1度未満のペースだったが。まあ、ラーメンは気軽に食べることができるから、つい足が向いたのかもしれない。
閉店は店主の身体の具合でやむを得ないことだが、こうして気に入った店が姿を消すのはやはり寂しいことだ。
今日の昼飯だが南行徳で食べる。駅前で、去年(2016年)に半年弱、元紗らさらのマスターがささの葉という店をやっていたが、そこが7月に閉店したあと、8月にできたカレー屋。自分の引っ越し直前で慌ただしかったので、入っていないままだった。
その店、王様カレーコトコト。
メニューは欧風カレーとインド風特製スパイスカレーそれぞれのラインアップ。
欧風カレーのメニューで一番上に載っていて、一番オーソドックスな感じの特製ビーフカレー(1,000円)にする。
味はカレー専門の店としては、これもオーソドックスな感じ。
カレーというと最近、松屋でカレーを食べて、以前と比べてずいぶんと味が良くなっていると感じた。こういう専門の店のカレーとはまだ差があると思うが、専門の店も油断はしていられないなと、今日食べながら、ふとそう思った。
今日は湊の水神宮祭礼。午後6時半頃に着くぐらいのタイミングで出かける。
水神宮の前。ちょうどケーブルテレビ(J:COM)が祭りのようすを撮影中。
旧江戸川堤防の上から。
湊新田境界のほうまで行って祭りを抜ける。そして週末なので飲みに行く。行徳駅を妙典側へ越えて西友行徳店と東西線の高架を挟んで反対側、店舗用の長屋の建物に店が並ぶ場所がある。
行徳駅のほうから行って、一番手前にあるG1 seventeenという店に入る。
西友で買い物をした帰りなどに前を通って、バーなのかと思っていた。ところが検索すると、食べログの記事が見つかり、バーではなく居酒屋とのこと。また店のTwitterもあった。
店内のようす。他のお客さんがいないタイミングで写す。
見た目はやはりバー。ママさんと話すと、たしかに前はバーでその店が閉店したあとに入居したが、照明を明るくしたぐらいで内装はあまり変えていないそうだ。
そのバーというのはアイアンショップという店で、一昨年に閉店したということ。検索すると食べログの記事はまだ残っていた。
また、今の店名のG1 seventeenはずいぶんとバーっぽい名前だが、店の住所(行徳駅前一丁目17番地)から付けたということ。
さて飲み食いだが、まずは生ビール。この店の生ビールはカールスバーグ。それとお通し。
メニュー。レギュラーメニューと”本日の気まぐれ”がある。
”本日の気まぐれ”は多くの店での”本日のおすすめ”に当たるもの。この店ではあまり品数は多くないが。
まず2品注文。”本日の気まぐれ”のポテトふりゃーが先に来る。
ビールが終わって日本酒にするが、お品書きに行徳物語があるのを見つけた。確か、地元の酒屋が酒造にそういう銘柄で作ってもらっている酒と聞いたことがある。だけど、一人暮らしで一升瓶は大きすぎるから買ったことはないし、飲んだこともなかった。
その行徳物語。
前側のラベル、そして背面のラベルを見ると、発売元(地元の酒屋)は原田屋。作っている酒造は名古屋の東春酒造だった。純米吟醸でフルーティな香りが強い酒。
最初に2品注文したうちの2品目、G1とりポン。
日本酒をもう1杯。次は初めて見る銘柄で惣花。店内にポスターも貼ってあった。
日本盛が出している銘柄だが、生産量が限られているということ。純米吟醸だがあまり香りが出るようにはしていない、舌で味わうタイプの酒。
最初に注文した2品を食べ終わり、次はほうれん草ベーコン。
初めての日本酒2種類を飲んで、次は焼酎。お品書きに黒騎士というのを見つけ、ロックで注文。
福岡県の西吉田酒造というところが造っている麦焼酎。ところが会社のサイトには黒騎士のことが載っていない。「黒騎士 焼酎」で検索すると、酒販売店のサイトに載っているのが見つかる。特約店限定商品らしい。そして味は麦チョコ風味だそうだ。だけど、麦チョコを食べた記憶がないので、そういう味かどうかは分からなかったが。
それよりも知りたかったのは黒騎士というネーミングの由来。
外国の戯曲か何かに、そういうタイトルの作品とか登場人物がいるのだろうかと思い、「黒騎士」で検索してもその名前が入ったゲーム(「黒騎士と白の魔王」)のことしか出てこない。もっとも自分はゲームをやらないので、そのゲーム自体を知らない。
黒騎士と聞いて思い出すのは、自分が大学生の頃(1980年代前半)にテレビでやっていたロボットアニメ「聖戦士ダンバイン」に、黒騎士という登場人物がいたということだ。それが記憶にあったので、お品書きの黒騎士という焼酎が目に止まった。
このネーミングはアニメ好きな人によるものか、ゲーム好きな人によるものか、あるいはまったく別のところから付けたかそれを知りたいと思ったが、検索してもネーミングの由来に関するものは見つからなかった。
さて、最後のつまみはいぶりがっこ。
日本酒1杯あたりの分量が多くなかったので、もう1杯サワー類でも飲もうかと思っていたら、ママさんから別の焼酎を勧められそれを飲むことにする。
八丈島のこがし麦の焼酎で、麦冠情け嶋。
ビリッとくるようなインパクトのある味だった。
初めての店で飲み食いの量が多かったので、お代は5,000円ちょっとになる。