見る候補に上げていた映画から、「アザーライフ」を見に行く。
濃密なミステリーを作ろうとした志の高さは買いましょうかというのが印象。
出ている俳優で、主役の社長役、それと謎の占い師役が自分と同年代。あとは若い俳優だけど、どうもみんな同じような顔に見える。インテリやくざの組長とか暴力刑事の異名を持つ刑事も出てくるが、どうにも「らしく」見えない。こちらが、若い俳優やアイドルの顔がみんな同じに見える歳になっていることもあるけど、それを上回って強い印象を持つ若手俳優がいなかったのも確か。
謎がしだいに明らかになっていくストーリーだが、最後のハッピーエンドになってから、「えっ!さっきがクライマックスだったの?」と思えてしまうぐらい、どうも盛り上がりも感じなかった。
社長の娘が病死した本当の原因も、どこかで見たような感じ。洋画で幽霊を見ることができる少年の話、そう「シックス・センス」にも同じような話があった。
もっと力量のある俳優が出ていれば、それなりに見ることができる映画だったかもしれないが、いろいろな映画やTVドラマを見てきたおじさん、おばさんを満足させるには不足です。
出てきた女優さんには印象に残る人がいた。そりゃ、こちらも男だから(笑)、若くて美しい女性は気持ちに残る。「自殺しようとしていた女性」役の清水ゆみ。顔もきれいだけど、ロングの黒髪のセンター分けというのが、1970年代的(いや、5年間前にずらして昭和40年代的というべき?)。自分が思春期のころの典型的な美少女キャラを思い出させるところがいいんですな。
この映画の上映館は渋谷の円山町にあるQ-AXシネマ。このビルは前にも映画を見に来たことがあるユーロスペースと同じビル。ユーロスペースは上の方の階になる。1階のシネマカフェと地階が今日「アザーライフ」を見たQ-AXシネマ。
チケットを買ってから上映までの間に、どこか近くで昼飯を食べられるよう時間を見計らって行った。すると、チケットといっしょにシネマカフェの割引券(100円引き)をくれたので、それならと1階のシネマカフェに入る。中は次の写真のような感じ。
ランチメニューにはハンバーグやパスタ、カレーもあったが、ゆうべの焼き鳥がボリュームあったためかおいしい酒のせいか、どうもあまり食欲がない。それで、オードブルを少量ずつお皿に盛ったサラダランチにする。
朝のうちは雨だったが、昼頃は曇り。そして映画を見終わって出てきたら爽やかな秋晴れ。それならと青山通りをぶらぶらと1時間ぐらいかけて青山一丁目まで歩く。途中で目に付いた風景を写真に撮りつつ散歩する。
青山一丁目から半蔵門線に乗る。駅のホームでもカメラは手に持ったままだったから、じゃあ電車も撮ろうと思っていたら、前は見かけなかった車両が来た。どうやら相互乗り入れをしている東武鉄道の新型メカ、いや新型車両。
新型というとアニメや特撮に出てくるメカでも、心躍るところがある。まあ、メカフェチは男のサガだから、いくつになろうが治るものじゃない。そういえば、南行徳駅の改札口が工事をしてと思ったら、ほぼ終わったようだ。改札機に2枚まとめて投入可能な新型がこれまで2機しかなかったのが、今回すべて新型機に置き換わっていた。
新型メカと言えば、自転車の新型が出展される東京国際自転車展は、今年はいつだろうと急に気になってきた。調べてみたら11月17日(金)~11月19日(日)の予定だった。
晩飯はコンビニ弁当と発泡酒350ml缶。