午前中に、昨日の湊・水神宮祭りの画像でトップページレポートを作ってUPする。
昼飯はスーパーへ行くついでにバイパスの吉野家へ行って並牛丼と味噌汁。
そして午後は昨日届いたブルーレィディスクの映画から「2001年宇宙の旅」を見る。
2月にも「2001年宇宙の旅」のことをこの日記(2009年2月15日)に書いた。そのとき、ブルーレイ版ならディスカバリー号のクルーが使う情報パッドの隅にある「IBM」のロゴがはっきりと見えるだろうかというようなことを書いていた。その場面はどうだかというと...
上の画像で情報パッドの右下隅を拡大したのがこれ。画面のほんの小さい部分だから鮮明というわけではないが、「IBM」の3文字であることはちゃんと分かる。DVDではつぶれてしまっていた。
実際にIBMが2001年ごろ、このような平面ディスプレイを持った情報パッドを開発、販売することにはならなかった。ところが、パッと見が似たような製品は存在していた。1998年ごろに米IBMとペンメーカーの米Crossが共同で開発したCrossPadという製品。どこかに情報がないかと探したら、インプレスのPC Watchの過去記事に日本語版発売のニュースがあった。
CrossPadは液晶などの平面ディスプレイを持っているわけではなくて、パッド状のデジタイザの上に紙を乗せて、その紙に専用ペンで何でも描けばそれをデジタル化して保存し、パソコンに転送して利用できるというもの。つまり入力機器のひとつだった。
ニュースで画像を見たときに、映画「2001年」の情報パッドに似ていると思ったという覚えはない。2001年に映画の設定年代になったというので特別上映があって、そのときにスクリーンに現れた情報パッドの隅に「IBM」のロゴがあるのに気が付いて、
「そういえば、ちょっと前にIBMに見た目が似たような製品があったな...」
と思ったのだった。IBMやCrossの開発担当者が果たして「2001年」の情報パッドをどの程度意識していたかは全然、分からない。
なお、CrossPadは上のほうに「CROSS」のロゴは入っているが、右下を含めてどこにも「IBM」のロゴはない。
それからこの映画では、20数年前の学生のときに初めて見たときから気になっていたことがあった。去年、この日記にも書いたことがあるが(2008年5月10日)ラストの”白い部屋”の場面で年老いたディビッド・ボウマンが食べている食事は何かということ。初めて見たときは「オムレツ定食」という言葉が頭に浮かんだのだった。ボウマンの向かって左にロールパンらしきものが見えるが、正面のメインディッシュはいったい何だろう。
上の画像でメインディッシュのところを拡大すると、
これを見る限り黄色い部分はやはり卵料理に見える。感じからするとオムレツというよりスクランブルエッグだと思える。それから手前側の赤と緑のものは、付け合せのにんじんとほうれん草を炒めたもののようだ。
ということは、この食事、どうもホテルのモーニングセットで出てきそうなものなのだ。
IBMのロゴや料理以外にも宇宙ステーションまで飛ぶシャトル機の機体の「Pan American」のロゴも、宇宙ステーション内でのホテルの「Hilton」のロゴも、VHSやDVDでは分かるけど今一鮮明でないものがはっきりと見えた。(もっとも、パンアメリカン航空は2001年になる10年前の1991年に潰れてしまったけれど)
昨日、今日の映画を含めて、ここのところテレビ画面に向かうときは4月に買ったこのOAチェアで見ている。シグマA・P・Oシステム販売という会社の製品。
こういうデザインの椅子に座って、パソコンのディスプレイやテレビディスプレイに向き合うと、
「ワープ6にセット。発進!」
とか、
「行きまーす!」
とか言ってみたい気持ちになる。そういうところが好きで買ったわけだが。
「2001年宇宙の旅」の最後のほうで、ディビッド・ボウマンの乗ったスペースポッドが未知の力で、超空間と呼ぶのか亜空間と呼ぶのかほかの呼び方かは分からないが、遠くの宇宙へつながる不思議な空間を運ばれていく。画面はスペースポッドの前面窓から進む先を見ているボウマンの視点で描かれている。SFに出てきそうなデザインの椅子に座って大画面テレビでこの場面を見ていると、自分が未知の空間を旅しているような感覚。これが、今回、ブルーレイ版「2001年宇宙の旅」を見た中で最高だと感じたところだった。
このOAチェア、単にデザインだけではなく、腰の部分を支えてくれるので長時間座るのに適している。いいことづくめかというと決してそうではなく、レザー張りだから夏場は部屋のエアコンを効かせておかないとべたべたした感じになる。アンダーウエアだけで座ると、太ももの裏とレザーが直接触れてあまり気持ちよくないので、ハーフパンツをはかないとだめ。
前に使っていたOAチェアはヘッドレストも肘掛けもなかったから、パソコンに向かうときはよかったが、映画を見たり音楽を聴くときには向いていなかった。
じゃあどうやっていたかというと、この座椅子で見ていた。
就職した年に独身寮の部屋で使おうと、西葛西のダイエー(今は建物は残っているが、ダイエーは撤退して複数の他の店が入っている)で買ってきた。もう25年前。
一段階だけだがリクライニングできるので、このようにして背ずりの一番上に頭が来るようにして座る、というよりも寝そべる。
でも、そういう姿勢は腰によくない。新しいOAチェアを買ってからは、こちらの座椅子は出番が減った。使うのは飲みながらテレビを見るとき、こたつテーブル(家具調こたつだったが、電熱ユニットはとっくの昔に外してもうない)の前に座るために使うぐらいになっている。そのときはリクライニングはさせない。
映画「2001年宇宙の旅」で”白い部屋”の食事シーンを見たら、どうも洋食が食べたくなった。それで晩飯はバイパスのデニーズへ行く。
卵料理はメニューにはないが、別に典型的な洋食でかまわない。なので、ガーリックトマトハンバーグと若鶏の唐揚げにする。これとライスまたはパン+ポタージュの洋風セット。
まず、ポタージュが来たので先に飲んでしまう。
そして、料理とライス。
映画の中のディビッド・ボウマンは料理と一緒にパンを食べていたが、自分としては晩飯はやはりお米のご飯にしておきたい。
いろいろと楽しい週末も終って、明日からまた仕事。今日は午後から雨だったし、予報を見ると天気の悪い日が続きそうだ。