<ケヤキ並木の下のステージ。津軽三味線の演奏。>
13日の晩は仙台市内で行なわれていたジャズフェスティバルを見て来た。市街地の41箇所にステージが設けられ、全国から714組の演奏者が集まってきて街全体が、まさに“音楽の杜”となる。
1991年から始まって、ことしで18回目だそうだ。運営のキーワードは、
「市民ボランティアが中心となって運営」
「無料」
「街が舞台装置」
だそうだ。観客動員数は2日間で70万人。日本最大の音楽イベントである。
ジャズ、ロック、ゴスペルなど、ポピュラー音楽を中心にジャンルを問わず演奏され、ステージやエリアごとに演奏者の音楽の傾向を集め、聴衆は好きな音楽を選んで楽しめる。
小生は定禅寺通りでやっていたジャズのステージを聴いた。30分も聴いたら、居酒屋に潜り込もうと考えていたのだが、演奏を眺めている内に引きこまれ、結局二時間以上、聴いていた。やっぱり、生演奏はいいね。
仙台で馴染みになった居酒屋に入ると、次の日に演奏するアマチアのグループが呑んでいた。店での話題もこの「ジャズフェス」一色だ。いろいろ聞いているうちに、14日は朝からきて、一日、飛び回って、じっくり聴きたいという思いが募ってきた。
が、生憎14日は「社内旅行」。年に一回、社員一同が集まって、呑んで騒いで解散する、というだけのものだが、こっちもある意味“祭り”ではある。
二次会はカラオケ大会だから、「ミュージックフェスティバル」と呼んでもいいかもしれないが、“洗練さ”と“若さ”に欠けている。また“無料”ではない。どっちがいいかといえば、当然「定禅寺」だ。ま、しょうがないね。義理と人情を量りにかけりゃ義理が重たいこの渡世。義理が廃ればこの世は闇だ、そうだし。
「しゃーない旅行」の方に行きましたヨ。とほほほほ。