9月6日はJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を利用して、魚津まで足を延ばした。魚津まで行って泊まらずに日帰りで帰って来る、という贅沢はこの「乗り放題」というシステムが無ければ思いつかない。この旅の主目的は魚津駅前の「呑み屋徘徊シリーズ」対象店だったのであるが、その店については後日ご報告。
長岡のホテルが何処も一杯。
長岡から大宮への新幹線の指定席が取れない。
などから、てっきりこの「倶楽部パス」の影響で、元気な50歳以上の方々の活発な動きが、アチコチの観光地を占領してるのかと思いきや、さにあらず。長岡の過密は「音楽と髭達」という若者に人気のある野外コンサートの所為でした。道理で若者が目立ってた訳です。参加アーティストは以下の通り。
<何人か知っている名も見るが・・・>
小生はほとんど知らない人達だが、若者には絶大の人気があるらしい。日本全国から集まってきて、毎年、観客は数万人になるという。ホテルも新幹線も一杯になる訳だ。ただ、後で知ったのだが、この日(6日)は長岡地方は局地的な荒天。豪雨、落雷で中断になり、そのまま、中止になってしまったそうだ。気の毒に・・・。
<駅前にある「温泉噴水」>
<急峻な山々に囲まれた宇奈月温泉にトロッコが走る>
<グランドホテルの露天風呂。落ち着いた感じがいい。独り占めは最高の贅沢。>
夕方、呑み屋に入る以外はさして目的もない、ぶらり旅。とりあえず、魚津から富山地方鉄道に乗って終点宇奈月温泉駅まで行く。ここで夕方まで暇つぶしをしようという魂胆だ。駅前には温泉噴水というのがある。気温の低い季節なら、湯煙が凄いだろうと想像する。
また、ここからはトロッコ電車で有名な黒部峡谷鉄道が走る。欅平まで走っているが往復二千円はかかるのと時間が無いので乗るのはやめた。
温泉地なので、温泉だけ入れる施設があるだろうと思い、観光案内所のオジサンに聞く。1000円でグランドホテルの湯に入れる。タオル付だという。タオルを持ってきてなかったので、ちょうどいい。さっそく、グランドホテルへ行く。
結構大きなホテルで湯船もかなり広い。昼の12時という時間帯で、小生の他には誰も居ない。独り占めだ。露天風呂はこじんまりとはしていたが、檜づくりで落ち着ける。もちろん、一人なら十分の広さだ。夕方までに魚津に戻ればいいので、この温泉に1時間ほど浸かっていた。
風呂から上がって、扇風機の風に当たってビールを呑みながら、しばし、読書の時間。じっくりと湯に浸かって温まった身体を内と外から“涼”を取りつつ、本を読む。なんと幸せなひと時だ。こんな時間が人にとって“癒し”となるんだと思う。寿命の延びる一瞬を感じたようだ。
気がつくと時間は一時半を回っていた。朝から、ビールしか呑んでいないので、さすがに腹が減った。駅前に「釜めし屋」があったので、そこで飯でも喰おうと、ホテルを出ると大雨だ。いいことばかりではないね。
折り畳み傘を差して小走りで「釜めし屋」に駆け込む。ここでもまた、ビールを呑む。アテは冷奴。釜飯が炊きあがるまで時間があったので、熱燗も頼む。選択肢がないので適当に駆け込んだ店であったが、案外とヤッコも酒も旨い。釜飯も満足の出来であった。
15時過ぎ。魚津方面行きの電車に乗る。魚津駅には40分ほどで着いた。店が開くまでには、まだ1時間はある。駅前にある地図を眺めていると、北に1kmも歩けば、日本海に出る。腹ごなしに歩いて海を観に行くことにする。
波は穏やかであった。雲間から漏れるレンブラント光線が、日本海らしい。近所の高校生だろうか。自転車で海岸まできて、海に向かってトランペットの練習をはじめた。トランペットが夕陽に当たってキラリッと光る。海、トランペット、夕陽。なんか、青春だよなぁ。
昔、TVでやっていた「青春モノ」(「青春とはなんだ!」「これが青春だ!」「おれは男だ!」など)によく出てくるようなシーンだ。こんな場面に出会う度、海があるってのはいいなぁ。と、海無し県に生まれた小生はいつも思うのである。
粋なお店の開く時間になったので、ようよう、海岸から立ち去る。
追伸・・・“粋なお店”は第十六回呑み屋徘徊シリーズで紹介する予定です。
<モノトーンで撮って見た。“レンブラント光線”が幻想的だ。>
<雲間から出てきた夕陽を撮ってみる。>
長岡のホテルが何処も一杯。
長岡から大宮への新幹線の指定席が取れない。
などから、てっきりこの「倶楽部パス」の影響で、元気な50歳以上の方々の活発な動きが、アチコチの観光地を占領してるのかと思いきや、さにあらず。長岡の過密は「音楽と髭達」という若者に人気のある野外コンサートの所為でした。道理で若者が目立ってた訳です。参加アーティストは以下の通り。
<何人か知っている名も見るが・・・>
小生はほとんど知らない人達だが、若者には絶大の人気があるらしい。日本全国から集まってきて、毎年、観客は数万人になるという。ホテルも新幹線も一杯になる訳だ。ただ、後で知ったのだが、この日(6日)は長岡地方は局地的な荒天。豪雨、落雷で中断になり、そのまま、中止になってしまったそうだ。気の毒に・・・。
<駅前にある「温泉噴水」>
<急峻な山々に囲まれた宇奈月温泉にトロッコが走る>
<グランドホテルの露天風呂。落ち着いた感じがいい。独り占めは最高の贅沢。>
夕方、呑み屋に入る以外はさして目的もない、ぶらり旅。とりあえず、魚津から富山地方鉄道に乗って終点宇奈月温泉駅まで行く。ここで夕方まで暇つぶしをしようという魂胆だ。駅前には温泉噴水というのがある。気温の低い季節なら、湯煙が凄いだろうと想像する。
また、ここからはトロッコ電車で有名な黒部峡谷鉄道が走る。欅平まで走っているが往復二千円はかかるのと時間が無いので乗るのはやめた。
温泉地なので、温泉だけ入れる施設があるだろうと思い、観光案内所のオジサンに聞く。1000円でグランドホテルの湯に入れる。タオル付だという。タオルを持ってきてなかったので、ちょうどいい。さっそく、グランドホテルへ行く。
結構大きなホテルで湯船もかなり広い。昼の12時という時間帯で、小生の他には誰も居ない。独り占めだ。露天風呂はこじんまりとはしていたが、檜づくりで落ち着ける。もちろん、一人なら十分の広さだ。夕方までに魚津に戻ればいいので、この温泉に1時間ほど浸かっていた。
風呂から上がって、扇風機の風に当たってビールを呑みながら、しばし、読書の時間。じっくりと湯に浸かって温まった身体を内と外から“涼”を取りつつ、本を読む。なんと幸せなひと時だ。こんな時間が人にとって“癒し”となるんだと思う。寿命の延びる一瞬を感じたようだ。
気がつくと時間は一時半を回っていた。朝から、ビールしか呑んでいないので、さすがに腹が減った。駅前に「釜めし屋」があったので、そこで飯でも喰おうと、ホテルを出ると大雨だ。いいことばかりではないね。
折り畳み傘を差して小走りで「釜めし屋」に駆け込む。ここでもまた、ビールを呑む。アテは冷奴。釜飯が炊きあがるまで時間があったので、熱燗も頼む。選択肢がないので適当に駆け込んだ店であったが、案外とヤッコも酒も旨い。釜飯も満足の出来であった。
15時過ぎ。魚津方面行きの電車に乗る。魚津駅には40分ほどで着いた。店が開くまでには、まだ1時間はある。駅前にある地図を眺めていると、北に1kmも歩けば、日本海に出る。腹ごなしに歩いて海を観に行くことにする。
波は穏やかであった。雲間から漏れるレンブラント光線が、日本海らしい。近所の高校生だろうか。自転車で海岸まできて、海に向かってトランペットの練習をはじめた。トランペットが夕陽に当たってキラリッと光る。海、トランペット、夕陽。なんか、青春だよなぁ。
昔、TVでやっていた「青春モノ」(「青春とはなんだ!」「これが青春だ!」「おれは男だ!」など)によく出てくるようなシーンだ。こんな場面に出会う度、海があるってのはいいなぁ。と、海無し県に生まれた小生はいつも思うのである。
粋なお店の開く時間になったので、ようよう、海岸から立ち去る。
追伸・・・“粋なお店”は第十六回呑み屋徘徊シリーズで紹介する予定です。
<モノトーンで撮って見た。“レンブラント光線”が幻想的だ。>
<雲間から出てきた夕陽を撮ってみる。>