三連休の後三日働いて四連休。これでまともに給料がもらえるのだから、思えばサラリーマンたぁ、いい身分である。なんだかんだと文句を言ってきたが、小生もいつの間にやら、サラリーマン生活三十数年。取り立てて何をやったわけでもないのに、無事勤めさせてもらっている。不思議なものだ。高齢化社会で年金支給年齢を遅くした為、会社にいられる年齢も65歳までとなった。労働者側がやめたいと言わない限り企業は雇わないといけない法律になったのだ。
小生も自分の意志であと10年は会社にいられるのだが、果たしてそれがいいことなのかどうか。まず、人には寿命がある。65歳まで生きられるという保証はない。ある程度経済的に余裕があるなら、とっとと会社をやめて好きなことをやるのが理想と思うのだが、周りの先輩たちを見る限りそうではない。ほとんどの人が65歳まで働くようだ。
一方で若者たちが就職難で困っていることを考えると、老兵はさっさとやめて後輩に道を譲るべきだと思う。若者たちの働き口を減らしてまで、老兵を居残りさせる政策はなんなんだ。国民に不安を与えるだけである。ましてや、生涯現役思想で年金支給は75歳から、なんて話も出て来ている。年金目当てにさっさと後輩に道を譲ろうと思っている人間にさえもプレッシャーを与える思想である。ただでさえ人口の少ない若者がまともな職業に就けない率を高めていけば、ますます、世情不安になるだろう。
年寄りにはご苦労様。若者には頑張れ!という政策こそが生理的にも歴史的にも普通だと思うのだが…。