萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

大宮アルディージャ、“進化”す

2008年04月28日 | 大宮アルディージャ&サッカー



<75分。慶行のヘッドがゴールネットを揺らすの図。矢印の先にボールがあります。>

午前中の野球の試合に勝って祝杯を挙げてから「NAC5スタジアム大宮」に行った。席に着く早々ビールを呑みながらの観戦。夢心地(いい気分)の中で行なわれた「王者鹿島」との戦いは、ひとことで言えば“非常に楽しかった”だ。

前半に先制されたものの、後半は力負けせず攻め込み多くのチャンスを作り、試合を優勢に進めた。そして、75分。慶行のヘッドが相手ゴールのネットを揺らす。その後も押せ押せで、逆転勝ちしてもおかしくない展開であった。結果的にシュート数は鹿島7本に対し、18本。J1昇格後、対鹿嶋戦は1分5敗。小生の記憶でもボロ負けのイメージが強かった。その相手に互角以上の戦いをしたのだ。

昨年に比べ役者が増えた感じがする。デニス、ペドロ、レアンドロのブラジル勢の活躍もすばらしいし、大悟、慶行の両小林の動きもいい。戻ってきた金澤の動きもシャープだ。ニュー守護神江角も安心して見ていられる。

後半藤本が一ヶ月半ぶりに出場したが、昨年までなら“待望の復帰”と表現したろうが、今季においては普通の交代としか見えなかった。

スタジアムで“ナマ”の動きをみて「ホントに強くなったんだ」と痛感した。試合後の監督、選手のコメントも頼もしい。

「前節(浦和戦)に続いて勝ちきれなかったということを我々は認識しないといけません。しっかりと勝ち切れるチームにならないと、今シーズンを戦っていく上で厳しい日々は続くと思います。」

とは樋口監督のコメントだ。

選手達も「勝たなきゃ意味がない」「勝ち点2を取り損なった」等、“勝利”にこだわったコメントがほとんどだ。観衆の大半は昨日の引き分けを“ヨシ”としたと思うが、選手達は多いに不満を持っている。彼らにこの気持ちがある以上は、当分面白い試合を、おっと、“勝ち切れる試合”をしてくれるはずだ。大いに期待して応援し続けようと思う。
コメント
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