萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

呑み処徘徊 第二回 「斉藤酒場」

2008年04月24日 | 呑み処徘徊

<暖簾が風ではためく。ぶらり、と入りやすい雰囲気の“酒場”だ>

通勤で池袋駅を利用している小生にとっては、十条駅北口すぐにあるこの店は行きやすい。暖簾に「創業昭和三年」とある。いかにも昔ながらの“酒場”だ。店を覗くと満員でワンワン、ヤーヤーの喧騒状態だ。小生のような酒好きのオヤジの集まりかと思いきや、女性客も何人かいる。スーツ姿も多い。複数で来ている人が大半だが、小生のように一人できている人も結構いた。

ケヤキの一枚板のテーブルは四角四面ではなく、いびつだ。空席がポツン、ポツンとある。比較的広そうな空席を見つけて滑り込ませてもらう。オーダーは何人かいる女性の店員に手を上げて注文すればいい。但し、店の中が騒がしいのか、耳が遠いのか(失礼!)、必ず聞き返される。

肴はポテトサラダで始まって、もつ煮、串かつ、ハスのキンピラを頼む。どれも量は多くないが、酒の肴として十分な味だ。呑む方は生ビール(中)、たる酒(コップ)、熱燗、泡盛を各1もらう。どれも旨いが、特に熱燗が気に入った。しかも、一合160円だ。周りを見ても、熱燗を頼む人が多かった。もつ煮も人気があった。

これだけ、呑んで食べて1600円ほどですんだ。雰囲気といい、味といい、値段の安さといい、これがホントの“大衆酒場”だ。池袋から埼京線に乗って混んでいたら、十条で降りてここで一杯ひっかける。程よく酔ったら、各駅の大宮行きでのんびり帰る。というパターンが定着しそうで恐い。
コメント (2)
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