ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

平成の開拓団!

2016年07月24日 02時49分36秒 | 田舎暮らし
近くの集落に行くと、またもいくつか古民家がつぶされていた。
(潰さないでそのまま田舎暮らし系の不動産屋さんに売ったら、
高くは売れないだろうけど、少なくとも潰し代はかからないのになぁ・・・)
でも2軒ほど新しく入ってきた人がいた。
そのうち1軒は四国から田舎暮らしでやってきた家族。
一度話してみたいと思っていたのだ。
そしてたまたま近くに用があったので訪ねた。

えっ、兵庫に四国から田舎暮らし?!
(兵庫は一部の地域を除きもうすでに充分に田舎なのに、ついつい兵庫の方が都会!だと思ってしまう。兵庫人の悪い癖)
と興味を持ったから。

お話聞いたら、我が家と同じ。
落下傘部隊のごとくたまたま物件があったということだけで、
縁もゆかりもないこの地にこの春、飛び降りてきたらしい。
そして生花をやるそう。

まだ我が家の1年目の雰囲気。
平成の開拓団!
一面に生い茂っていた竹を切り、ハウスを1棟建て、
これから花農家が始まる雰囲気。
きっと今が一番肉体的にはしんどいけど、精神的には楽しい時期。
小さな、たくましそうな子供さんたちと一緒に、
これからずっとここで続けてほしいな。

ところで嬉しいことに山羊がいた。
雌かと思ったら去勢牡山羊だとか。
ここは挨拶せねば。
山羊は人懐っこい癖に臆病。
たいてい初めての人は怖がるけど、
そんな風もなく、普通に触ることができた。

ここは草がいっぱいでとってもいい環境。
でも痩せていた。
まだここの環境に慣れてないのかもしれないな。
山羊はとっても寂しがりや。
いきなり連れてこられて不安でいっぱいなのかも知れないな。
もっといっしょにいてあげたらいいけど、
なんせ平成の開拓団。
なかなかそうもいかないのだろうな。
と、ついつい1年目の我が家のことを想像した。

人が去るのは寂しいけど人が集まるのはうれしい。

これからももっともっと来てほしい。
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地獄の沙汰も酒次第(11)

2016年07月23日 04時28分38秒 | 酒の話
するとふと気づくと、あちこちから宴会のにおいを嗅ぎつけて鬼たちが集まってくる。
(地獄ってよほど娯楽の少ないところなんだろうな・・・
きっとできたての、この酒地獄みんな完成祝いにかこつけて呑みに来ただけだろうな・・・)
なんて詮索はおいとて、盛大に宴会が始まった。

といっても乾杯の音頭も何もない。
鬼たちはかってに酒地獄からビールや焼酎や日本酒やウィスキーを汲んできてぐいぐ呑んでいる。
勝手に持ち込みの肉を食べている。
うんうんこれなら幹事は気楽でいいな。

そして歌が始まった。


地獄良いとこ一度はおいで
(どっこいしょ)
お湯の中にも花が咲く
(ちょいな、ちょいな)

なんかこの歌娑婆で聞いたような気がするけど、まっいいか!
気にしない気にしない・・・

すると今度は外人鬼が立ち上がり怪しげな英語で歌いだした。
(へぇ~、外国にも鬼がいたのかな?)

ジゴク・グッド・プレイス
カム・ヒヤ・ワンス
(ドッコイショ)
ホット・ヲーター・イン
フラワー・ブロッサム
(チョイナ・チョイナ)

さあこうなると、もうどんちゃん騒ぎ、しめしがつかぬ。

次は焦熱地獄から来た鬼が歌いだした。

 焦熱地獄に一度はおいで
 (どっこいしょ)
 人肉焼肉食べ放題。
 レア・ミディアム・ウェルダンと
 好みの焼肉食べ放題
(ちょいな、ちょいな)


(なんか歌詞が気になるなぁ・・・)

次は針地獄鬼が歌いだす

 針地獄良いとこ一度はおいで。
(どっこいしょ)
 針に刺されて肉柔らかい
 やっぱり肉は針地獄!
(ちょいな、ちょいな)

(ますます歌詞が気になるなぁ・・・)

次は熱湯地獄鬼。

(ははぁん、ほぼ想像つくな・・・)

やっぱり地獄は熱湯地獄
(どっこいしょ)
ごとごと煮込んだ人肉を
とろっととろける人肉を
毎日食べてる熱湯地獄
(まいったか!まいったかぁ!!)

いかん!話題を変えねば、歌を変えねば。
そこで立ち上がって歌った。

娑婆はよいとこ一度はおいで
はらはらどきどきスリル満点
(どっこいしょ)
戦にテロに交通事故。
地震・雷・火事・おふくろ
空にはPM2.5
地には産業廃棄物
米も野菜も農薬まみれ
添加物まみれの加工品
娑婆はよいとこ一度はおいで
はらはらどきどきスリル満点
(ちょいな、ちょいな)

しかし呑みすぎ暑いな。
隣の鬼ギャルもすっかり乗っている。
郷に入りては郷に従え
鬼ギャルの胸・腹・腿が気になるな。
ぴつぴち胸肉、締まった腹身、むっちりもも肉。
鬼肉ってどんな味がするんだろうな?
うむ、いかん!すっかり鬼の目になってしまった。
(これじゃあの都知事候補と同じじゃないか・・・)
ここは湯冷ましビール風呂。
ギャル鬼といっしょに飛び込んだ。
そしてまたもビールをがぶ飲み、酒池肉林

住めば都
住めば地獄

毎日・毎夜こんな暮らし悪くない。
こうして地獄暮らしが始まった。

(まいったか!まいったかぁ!!)

(終わり)
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地獄の沙汰も酒次第(10)

2016年07月22日 18時22分09秒 | 酒の話
さてやっと一息の鬼の手下にも酒を注いでやり、熊肉を肴に、ぐいぐいぐい。
でも・・・なんか物足りないなぁ~
そうだ!ギャルがいない鬼ギャルが。

こちらももう相当酔っぱらっているので、
担当赤鬼に横柄に言う!
「地獄に女はいないのか?まったくしけた所だなぁ~」
郷土愛にあふれる赤鬼はむっとして答える
「おるわい!ぴちぴちギャルが!!」
そして今度は手下鬼を使わないで、
「呼んでくる!」
と自分で呼びに行った。
残された手下鬼、しょんぼりしている。
「大変だねぇ、宮仕え。
地獄に田舎はないのか?地獄で田舎暮らししたらどう?
それとも娑婆に行く?
なんかよく知らんけど娑婆ではコスプレブームとか。
その恰好そのままでもてるよ。
『きゃぁ、かわいい!』なんて」
手下鬼もおもわず涙ぐみ、
「うんうん、もう何100年も手下鬼のままなんだよ。
この地獄でも高齢化がすすんでるからね」

そのうち赤鬼が鬼ギャルを何人か連れてきた。
そして耳元でささやく
「どやここにもぴちぴちギャルいるやろ、どれにする?」
この赤鬼なかなかの好き者とみた。
しかし・・・どの子を見ても・・・鬼面ばかり。
まあ鬼だから鬼面もしょうがない。
というわけでとりあえず恥ずかしげにしてるピンク鬼に決めた。
そして酒宴が始まった。

「さあ、呑め呑め!」
赤鬼も大はしゃぎ!
隣にぴったりピンク鬼。
うっすら赤ら顔、小さな角と牙がかわいい。
時々こちらをちらちら見る。
娑婆で女にもてた記憶はないが、地獄で持てるとは!
地獄冥利に尽きる。
なんかいいねこんな感じ。
娑婆ではなんか怪しげな都知事候補がいるそうだけど、
こちらはそんな人間じゃない。安心していいよ。
淫行方正、いやいや品行方正人間だからね。

でも・・・なんか視線が気になるな。
ちらちら見てるのは顔じゃない。
肩、腹、腿。
ロース・・・腹身・・・腿肉・・・
うむ、いかん!
話題を変えねば。

(続く)
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蜂蜜盗り

2016年07月22日 12時27分43秒 | 蜂の話
蜂の巣箱から蜜を盗んだ。
蜂にとっては一大事、
なんて言ってられないね。
せっかくせっせと蜜を集めて子育て中だったのに、
熊より怖い人間に襲われたのだから。

巣箱はあいにく一番最初に作ったもの。
3段重ねの巣箱だったら、
一番上だけ盗って蜂の子たちは助けることができたのだけど・・・

でもまあ仕方ないね。
これからはぜひ新しい巣箱に入ってほしい。
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地獄の沙汰も酒次第(9)

2016年07月22日 04時36分52秒 | 酒の話
さて、鬼の手下が肉を持ってくる間に、
担当赤鬼にインタビュー(?)。
「ねえ、こんな地獄に籠ってばかりで面白くない?
たまには娑婆旅行なんかしたら?
昔は娑婆では鬼は怖がられてたけど、最近なんか影が薄いよ」
「う~~~ん、そうなんだ。
昔は娑婆でさんざん悪さをしてきたけど、今では誰も怖がらない。
それどころか今では娑婆の方が怖い!!
昔は年に一度は娑婆旅行に行ったけど、今ではいじめられて帰ってくる。
そしてすっかりバカにされ、挙句の果ては『きぁ~~~、かわいい!』なんて言われる始末。
これじゃ鬼の立つ瀬がない。
それでいつしか娑婆ツアーも中止になってしまったんだ」
といって涙ぐむ。
鬼の目にも涙。
ここは慰めねば。

「うんうん、そうだよね。わかるわかる。
今では節分やもっとローカルな秋田のなまはげにしか鬼に用はないもんね・・・
まあ、呑めや、呑め!」
(といいながら1升瓶から注ごうとしたら、
ん?娑婆から持ってきた瓶がもう空からだよ、さてはこの赤鬼が全部呑んでしまったな!?
でもまあいいや、ここは酒地獄。酒はふんだんにある。
第3のビールや甲類焼酎や醸造酒ばかりだけど・・・)
そこで鬼の目を盗んでこっそり酒地獄の醸造酒を1升瓶に汲んできて、
「まあ呑め、ぐいぐい呑め!」
ごくっと鬼は呑んで
「ん?」
でもまあ相手は酔っ払い。
なぁ~に酒の味などわかるもんか。

というわけでこの担当赤鬼と呑んでると、手下の鬼が戻ってきた。
肉をいっぱい担いで。
「ん?これ何の肉?」
「熊!」という。
「へ~え、クマ肉。娑婆でも食べたことはない」
赤鬼も珍しいのか「へ~え、よく手に入ったなぁ」
どうやら熊肉は地獄でも珍しいらしい。
そして「食え!」
熊は娑婆では食べたことないけど、恐る恐る食べてみると、
これが実にうまい!
これだったら娑婆で食べておけばよかったな。
でも娑婆には、くまもり隊とかいう、それはそれは恐ろしい人たちがいて熊を殺したら怒り出すらしい。
まして食べたとなると何をされるかわかったもんじゃない。
でもここは地獄、文句あるなら地獄まで落ちてこい!

というわけで熊肉を肴に大いに呑んだのだった。


(続く)
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地獄の沙汰も酒次第(8)

2016年07月20日 18時31分07秒 | 酒の話
こうして鬼とさしつさされつ・・・
さしつ・・・
さされつ・・・

でもなんか物足りないなぁ・・・
なんか肴ないの?
枝豆とか、モロキュウとか、トマトとか、ジャガイモの塩ゆでとか、せめて(嫌いだけど)オカラとか・・・
「そんなものあるか!でも焼肉ならいっぱいあるぞ!」
(やっぱり、鬼は肉食なんだね)
「焼肉?いいねいいね!それ持ってきてよ」
「よっしゃ!」傍に使えている鬼に言いつける。
「焼肉もってこい!」
そして「呑め呑め!」と一升瓶からごくごくと注ぐ。
あの~その酒、娑婆から持って来た酒なのだけど・・・
まるで自分の酒のよう。
それにこの鬼意外と酒に弱いんだな。
もう顔が真っ赤だ。
あっ、そうかもともと赤鬼、そんな顔だったんだ。
傍にいる鬼、どうした?体でも悪いのか?顔が青いぞ?
あっ、そうかもともと青鬼、そんな顔だったんだ。

焼肉が来るのを待ってる間、ふと素面に戻って、鬼に聞いてみた。
「しかし、なんだね、鬼ってけっこう大変な仕事だね。給料とか有給とかあるの?勤務時間は?」
「そんなものあるか!年中無休じゃ!!」(と、言って大きなため息・・・)
「えっ、無給!それだったら衣食住にもこと欠くだろう。いったいどうやって暮らしているの?」
「ここは地獄。雨は降らない。気温も年中同じ。それで住の心配はない」
(なるほど)
「でも衣は?」といってあらためて鬼を見ると、裸、着ているものはパンツだけ。
これじゃ衣装代はかからないね。
でもパンツだけとはいえトラのパンツ。
結構高いんじゃない?
「う~~~ん、そう。それで近頃はみな鹿のパンツでごまかしている」(と、いってさらに深いため息)
鬼の世界でも結構悩み事があるんだ。
「じゃあ食は?」
と聞くと、やっとにやっと笑って、
「食だけは不自由しない。肉はいっぱいある!」
えっ、何の肉?・・・と聞こうかと思ったら
肉をとりに行った鬼が戻ってきた。

美味そうな肉が山盛りいっぱい。
でも・・・なんか・・・やばそうな・・・
恐る恐る聞いた、
「これ何の肉?」
「人肉に決まってるだろう、さあ食え!美味いぞ!!」
やっぱり!
いえいえ、それだけは勘弁して!
「他の肉、地獄にはないの?」
「まったく面倒くさいやつだなぁ・・・う~ん、地獄の肉というと人肉に決まっている。
しかし・・・まてよ・・・畜生界の地獄には他の肉があるかもしれないぁ・・・行ってこい!」
と今戻ってきたばかりにの鬼に言いつける。
まったく人使いの荒い、いやいや鬼使いの荒い奴だなぁ。

(続く)
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地獄の沙汰も酒次第(7)

2016年07月20日 05時08分56秒 | 酒の話
気がついたら今度は日本酒地獄の傍。
ははぁ~ん、次は日本酒を飲めというのだな。
でも今までのパターンからすでに期待感は失せている。
きっと純米酒ではなくて醸造酒、それも変にべたべた甘い安酒、もしかしたら料理酒か?
(それだけは勘弁してほしいな。でも他に何もなかったら呑むけどね・・・)
それに気になるのは湯加減。
(第3の!)ビール風呂、(甲類の!)焼酎風呂・・・どちらも冷たかった。
そこにどっぷりつかり、どっぷり呑んだため体の外は冷たく内は暑い。
これじゃ体調に悪い。
それで今度はぬるい酒湯にしてほしい。
人肌の日本酒に浸かってちびりちびりと呑むなんていいんじゃない?
念のため担当(?)鬼に聞いてみる。
「この酒、純米酒?」
鬼は不愛想に不愉快そうに言う。
「醸造酒じゃ!」
そしてすっかりプライドを傷つけられたのか、続けて言う
「しかしそれも灘だぞ!!」
どうやら関西出身らしいこの鬼、今でも灘や伏見が最高だと思っているらしい。
「どや、まずは呑んでみろ!」
とわざわざぐい飲みに、日本酒風呂・・・じゃなかった日本酒地獄の酒を汲んできて、
「呑め!」という。
呑んだら・・・やっぱり!
べたべた甘い!
「どや?」
この鬼、昔の灘や伏見しか知らないな?
今は灘や伏見ももっとうまくなってるよ。
しかしここは鬼の顔を立てて、
「う~~~ん、確かに!でも・・・」
あっそうだ!娑婆から持ってきた純米酒の1升瓶。
大切に持ってきた純米酒の1升瓶!
思い出した。
あれどこに行ったんだろう?
純米酒の1升瓶!!
三途の川でちびりちびり呑み、
閻魔様にごくごく呑まれ、
でもまだまだ半分くらいは残ってるはず。
あっ、そうかぁ~~!
ビール地獄に突然突き落とされたあの時、あそこらへんにまだあるはず・・・
この担当鬼がこっそり呑んでいなければ・・・

そこで日本酒地獄に突き落とそうとする鬼に慌てて言う、
「ちょ、ちょっと待って、大事な忘れ物をしてきた!ちょっと待って!!」
「まったく面倒や奴だな!」
あわててビール地獄に戻ると、あった!
隅っこに1升瓶が転がっていた。
それをもって来て、担当鬼に言う。
「ちょっとこれを飲んでみてよ・・・」
怪訝な顔をしながら鬼はふたを開けにおいを嗅ぐ。
そして怒って棍棒を振りかざして言う。
「何じゃこれは!、酒じゃないか!!勤務中に呑めるか!!!」
慌てて越前家や越後家のごとく手もみしながら、えへらと笑い、
「いえいえ、酒ではありませぬ。般若湯、そうそう般若湯!です」
「なに?般若湯とな?」
そこはお互い好き同士、話せばわかる酒仲間。
まずは1杯注いでやると、
「うむ・・・う~ん」
さらにもう1杯注いでやると、
「うむ、うむ、う~~~ん」

こうなると話は早い。
呑みつ呑まれつ、
さしつさされつ、
うぃぃ~~~!

ところでこの杯、なんか気になるね・・・
もしかしたら?
そう、人間のどくろ!
でもまあいいか気にしない気にしない!

うぃぃ~~~!

(続く)
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梅雨空け

2016年07月18日 18時48分03秒 | 田舎暮らし
梅雨空け・・・と聞いたとたん、
滅茶苦茶暑く感じられる。

夏が大好き人間。
暑ければ暑いほどいい!
海が大好き!
夏は海の季節。
海のにおいをいっぱい吸って、
波の音をいっぱいに受けて、
このまま空と海に融け込みたい!
なんて思ってたけど・・・

だんだんそれも面倒になり、
もう夏になっても海に行くことはない。

そしてヒグラシが鳴き、ツクツクボウシが鳴き、
虫の音が大きくにぎやかに聞こえるころ、
今年も夏が終わったか・・・としみじみ思う。
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地獄の沙汰も酒次第(6)

2016年07月18日 07時06分07秒 | 酒の話
気が付いたら池の傍。
鬼たちに引き上げられたのだろう。
死んだのか・・・
気を失っただけなのか・・・

そしてなんとか気を取り直して、ここでちょっと一休み。
でも不思議だなぁ~娑婆では呑みすぎたら、二日酔いで気分が悪くなるのに、
でもここではもうすっかり酔いがさめてまたまた呑みたくなる。
はは~~~ん、これが乾地獄というものか。
呑んでも呑んでものどの渇きは癒されなくて、
呑んでも呑んでもさらに呑みたくなる。
しかも酒はふんだんにある。

こんな地獄だったら永住してもいいかな・・・
なんて思ってたら、鬼からけしかけられれる。
「次はどっちだ?日本酒か焼酎か?!」
う~~~ん、
しめは日本酒にして、次は焼酎にしようかなぁ?・・・
しかし・・・
ここで悪い思いがしてきた。

「ひょっとして本格焼酎ではなくて、甲乙混和?」
「甘い!甲類じゃ!!」
「えぇ~~~!せめて甲乙混和にしてほしいな」
「あほか!罪人の分際で贅沢いうな!」
この鬼、どうやら関西出身らしい。
そして焼酎地獄に突き落とそうとする。
でも人から無理やり注がれるのは好きじゃない。
自分のペースで呑みたいもの。
「ちょっ、ちょっと、待って、自分で焼酎風呂に入るから」
「風呂じゃない、地獄じゃ!」
(まったく、些細なことにこだわる鬼だな)
そろりそろりと焼酎風呂に入りながら、ふと思う、
この鬼、酒好きじゃないのかな?
そこは酔っ払いの感というか・・・臭覚というか・・・
呑みたさそうなそんな気がした。
「お~~~い、鬼さ~ん!ここでいっしょに呑まない」
「あほか!勤務中だ!!それに甲類類焼酎なんか呑めるか!」
意外と固い返事。
まあともあれ、まずは1杯、まずは2杯、かけつけ3杯。
好みじゃないが、甲類焼酎をごくごくごく・・・
う~~~ん、いかん!
よくまわる。
まわりすぎ!

さらに
ごくごくごく・・・
ぶくぶくぶく・・・
うぃ~~~!
気を失った・・・

(続く)
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クモの巣

2016年07月17日 21時21分10秒 | 田舎暮らし


クモの巣や蜂の巣、
嫌いな人が多いかもしれないね。
でも幾何学的なこの図形、とってもいいなと思う。
よくこんなの作れたなといつも感心している。



陽にあたり金色に輝くとき、
とっても美しいなと思う。
このクモが作る芸術。
ほんのちょっぴりでも観賞する気になりませんか?
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桃狩り

2016年07月17日 19時04分36秒 | 田舎暮らし
雨模様の日、隣の町の佐用町の桃農園に桃狩りに行ってきた。



我が家の果樹園には2本の桃の木があるけど、もう植えて15年近くにもなるけど、すでに1本はとっても大きくなってるけど、もう一本は全然大きくならないけど、実はなるのに
大きくなる前にみな落果してしまうけど、それでも15年近くも我慢に我慢してずっと育ててるけで、ほったらかしにしてるとはいえ、でもそろそろ実がなってもいいころ、もうそろそろ我慢も限度!!
仏の顔も3度まで、ぐうたら百姓の我慢も15年!!!

というわけで、悔い改めて桃の木のオーナーになって桃の木の育て方を実習しようと思ったのだった。
というわけで、まずは桃狩り。
これが終わったら1年間、じっくり研修を受け育てる。



これがオーナーになった木。
ここで学んだことを我が家の果樹園で復習。
それでももし実がならんかったら・・・
その時はもう知らんもんねぇ~~~!!!
仏の顔も3度まで、ぐうたら百姓の我慢も15年!!!



ところでここは、佐用町観光の隠れスポット。
向こうの右の山の谷あいには 日本の棚田100選に指定されてる乙大木谷の棚田があるし、平安時代の陰陽氏、清明や道満の塚がある。
左には一般の人が見ることができる、日本最大の望遠鏡がある天文台がある。
まっ、それだけ田舎だということもあるのだけどね・・・
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2016年07月15日 03時49分48秒 | 鶏の話
今我が家にはいろんな種類の鶏が30羽ほどいる。
卵はがっかりするほど少ない。
でも人工孵化と違って鶏が21日間ほぼ飲まず食わすで抱き続けて、
孵ったときそして親鶏がひよこをかわいがるのを見るととっても感動する。

これはゴトウの雄。
大きくたくましい。でも優しい。
このりっぱな鶏冠がいかにも鶏!って感じがする。

ところで鶏冠を食べたことのある人は少ないかもしれない。
コラーゲン質でよっても美味い、珍味。
酒の肴にお勧めです!





これはボリスブラウン系の雄。
最初に飼ったのがワーレン。
ひよこで雌鶏を10羽、雄鶏が3羽くらいだったかな?
金を出して飼ったのはこの最初だけ。
後は孵したり、もらったりした。
ボリスブラウンは廃鶏を10羽ほどもらった。
廃鶏とはいえまだ1年半くらい、卵も産みが悪くなったというだけでまだまだ産む。
ワーレンもボリスブランも卵用に品種改良されたF1種。
卵を孵しても親と同じ鶏は生まれない。
孵すと親のような茶色だけでなく白いひよこも生まれた。
えっ~~~これって?
そうレグホン。
レグホンは卵用に品種改良されたもので、肉用のブロイラーとともに地鶏の対局。
卵は白い。
それで当時、赤玉系にこだわってたのでがっかりした。

でも今ではそんなにこだわらない。
赤玉も白玉も栄養価は変わらないから。

このボリスブラウン系の鶏もワーレンの血も残っているかもしれない。






その後飼えなくなった鶏などをいろいろ頼まれてもらった。
烏骨鶏、チャボその他品種不明の鶏などを。

これは白ウコッケイと黒ウコッケイの合いの子。
白と黒のまだらのパンダみたいな子を期待してたのだけど、
灰色っぽい、汚いっぽい子が生まれた。
おまけに性格がとっても悪い!
ウコッケイなので卵の産みがとっても悪い。
そして抱いてる鶏の傍で卵を産んで、卵を抱かせる。
卵が孵りそうな頃合いを見て鶏を押しのけ自分で抱きだす。
臆病なくせに自分よりも弱い鶏をいじめ餌を横取りする。
そのうえ近ごろは卵を食べるという悪い癖を覚えた。
雌鶏はさばかないことにしているけど、
この鶏を見るたびに「カシワにしてやるぞ!」と、
毎日思っている。



これは黒ウコッケイ。
一見カラスのようにたくましいけど実はとっても気が弱い。
いつも鶏小屋の隅っこでいじけて暮らしている。
人は見かけによらぬもの。
鶏も見かけによらぬもの。
可愛いというと白ウコッケイの方が可愛いだろうけど、
このいじけて暮らす鶏もとってもかわいい!
猛禽類のような眼をしている他の鶏と違って、
目がとっても優しい。

ところで烏骨鶏はほかの鶏とはずいぶん違ってて、
とっても元始的な性格を残している。
卵は月に1週間くらいしか産まないし、産んだらよく抱く。
骨も肉も黒い。
始祖鳥みたいに足の先までけが生えている。
鶏の遠い遠い先祖はあの獰猛なティラノサウルスの仲間だとか。
ウコッケイを見てると、確かに!と思えてくる。

ところで奥で卵を産んでいるのは白ウコッケイ系の雑種。
純粋の白ウコッケイはいなくなったけどその血は続いている



こちらは青い卵を産むチリ原産のアローカナ。
でもこれは雄。
卵をもらってきて6個抱かせたけどこの雄1羽しか孵らなかった。
いずれ青い卵を産む子供ができないかなぁ~と期待している。



これはピンクの卵を産む品種。
ソニアだったかコーラルだったか・・・
ひよこを2羽もらってきた。
ピンクといっても赤玉と白玉の中間色。
もう大人になってるので、産んでるはず。
これかなぁ~と思える卵があるのできっとそうなのだろう。



こちらはもらってきた卵を孵した。
地鶏だと思うけど品種はよくわからない。



あと雌のチャボが1羽いるけど、オシドリみたいに仲良く暮らしていた雄鶏が死んで、すっかり引きこもりになってしまった。
ほとんど産卵箱に閉じこもっている。
何とか子孫が欲しいなと卵を抱かせらけどみな無精卵だった。
チャボの雄鶏いらない人いませんか~
卵、余ってる人いませんか~~
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豪雨

2016年07月14日 19時56分24秒 | 田舎暮らし
ものすごい雨だった。
車でものすごい雨にあった。
昼間でもライトをつけて走った。
大型の対向車が来ると、
跳ね上げる水でフロントガラスがまったく見えなくなった。

中学生がこの雨の中、自転車で帰っていた。
ずぶぬれになってそれでも普通に乗っていた。

幸いすぐに弱くなった。
ほっとした。
ものすごい雨だった。
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酔いと素面と

2016年07月14日 06時41分43秒 | 酒の話
素面の時以外はいつも酔っている。
(当たり前か・・・)
でも酔うといつも思う、
酔ってる時と素面の時と・・・
どっちが本当の自分だろう?
素面の時は世間の常識の壁に囲まれ自分を取り繕う。
酔った時は本音が出る?
そんなことはない嘘が増幅されるだけ。
(酔っ払いの戯言など聞き流せばいい)

酔ってる時と素面の時と・・・
どっちが本当の自分だろう?

どちらも本当の自分ではない。
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当たり前のこと

2016年07月14日 05時42分39秒 | 雑感
1+1=2
これは当たり前のこと。
でもふと思う。
1+1=2?・・・と。
現実にはこんな当たり前の見方ができない人ばかり。
1+1=-2
1+1=3
自分たちの都合のいいように色眼鏡をかけ、すぐにレッテルを張る。
またそんな見方に迎合する人たちは自分たちが競馬馬のように目隠しされて周りを見えないようにされているのに気づいていない。

それで当たり前に見るようにずっと心がけてきた。
当たり前の見方、普通の見方。
そんな見方をするようにと。

でも現実はそれがなかなか難しい。
1+1=-2、だとかプラス3だとか色眼鏡をかけて見る人が多い。
そしてこんな当たり前の見方をできない人は、それを論理的に証明するのでなく、無理やりレッテルを張り隠し取り繕う。
そこにはとっても無理がある。
無理やり本当だと思い込み、それを人にも押し付ける。
そしてすぐにレッテルを張る。
この人はこうだと決めつける。
こんな人はものを正しく見ることはできない。
(福島瑞穂)

でもね人はいろんな面があるんだよ。
喜びも悲しみもいいことも悪いことも。
それを、レッテルを張って1面でしか見ようとしない。
(福島瑞穂)

でもねレッテルを張った時、もうすでに思考は停止し、その頭脳は化石化しているんだよ。
喜びも悲しみを良いことも悪いこともみな1枚のレッテルを張って自分の都合のいいように隠してしまう。
そして自分たちの都合よい人しか受け入れないでよそ者は排除する。
こんな古い古い村社会に生きているんだよ。
(福島瑞穂、大手メディア)

例えば「憲法改正反対!」
これを普通の目で見ると、正しく変えることがどうして悪いことなの?と思う。
「憲法改悪反対!」
悪く変えようと思ってる人は誰もいないよ。
自分なりにもっといいように変えようと思っている。
それを自分の意にそぐわないというだけで、他人の意見を押さえつける。
それが「憲法改悪反対!」ということば。

今まで一部の大手メディアは、
(どことは言わない、朝日・毎日とは言わない)
1+1=-1だとか-2だとか報道してきた。
そこにあるのは論理的思考でなく、
自社の利益のための大衆誘導、大衆蔑視。
そしてそれにのせられて、普通にものを考えることができなくなった一部の大衆。

そこで言いたいのはまず普通にものを考えること。
あたりまえにものを考えること。
そうするともっともっと大きな世界が開けてくるんだよ。
そう、1+1=2
この当たり前の見方をすること、
人をレッテルや色眼鏡で見ないこと、
そうするとまったく違った見方ができる。
視野がとっても広がるよ。

そしてそんな見方ができたうえで、
1+1=2
ではなく
1+1=2?
と考える。
それが哲学するということなのだ。
哲学するということは、当たり前に物を見るということだ。
でもそれはとっても難しい。
1+1=2!ではなく、本当にそうなのだろうか?
1+1=2?と考えた後、
それを論理的に証明したら、
1+1=2?ではなく1+1=2だとして次に進む事ができる。
それが進歩ということなのだ。
(1+1=2はすでに論理的に証明されている。ただしそれを証明するには大学ノート1冊分かかるらしい・・・)
コメント
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