ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

もう夏も終わり

2006年08月31日 17時56分29秒 | 田舎暮らし
もう夏も終わり。
みょうにわびしくヒグラシが鳴いている。

朝夕はずいぶん涼しくなった。
ちょっと暑いのを口実にぐうたらしてたので、
これから秋植え野菜で忙しくなりそう。

子やぎの縄文がこの3日ほど元気がなくほとんど食べないでじっと小屋にうずくまっていた。
でもどうやらたんなる夏ばてだったらしく、元気を取り戻した。

一羽だけ残ったひよこはまだピヨピヨ鳴いてるけど、ずいぶん大きくなった。
もう籠から出している。まだ育ての親鳥にくっついていることが多いけど、それでも自分であちこち走りまわっている。晩は育ての親鳥と一緒に寝てるようだ。

ウコッケイが知らないうちにまた卵を抱きだした。今度は完全にウコッケイに任せているのでいつ生まれるのかもわからない。卵は2個抱いているようだ。

ついにPCを買う手配をした。それでまもなくこの恨みつらみのあるX社のPCともお別れ。
それが一番うれしい。

明日から秋。
秋になったら、海に行こう。
日本海の誰もいない海に。
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柿渋作り

2006年08月28日 03時10分22秒 | 田舎暮らし
柿渋を作った。
毎年盆のころ柿渋を作る。~今年はちょっと遅いけど。
渋みがいっぱいの渋柿の実をっぱいとってきて木槌で砕く。
あとはそれを桶に入れてひたひたになるまで水を入れる。
それから1週間おいておくと発酵するので、後は絞って2年以上寝かせるだけで出来上がる。
もうこれで3回目。
そろそろ最初作ったのが使える。・・・と、思う。
倉庫にほこりりまみれになったビンの中に入っている。
今まで意識的に目を合わせるのを避けてきた。
なにやら得体の知れないこの柿渋もいよいよ出番がやってくる。
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冥王星

2006年08月27日 05時42分26秒 | ニュースの中から
しばらくパソコンを休んでいた間に大きな事件が起きた。
冥王星が惑星から仲間はずれになったのだ。
何にも悪いことしてないのに・・・と冥王星はきっと嘆いていることだろう。

これからは惑星の順番を聞かれると、とても困ってしまう。
「水・金・地・火・木・土」・・・ここまでは自信を持って大きな声でいえる。
でもそのあと急にそわそわして、「天」、それから周りを見回して小さな声で「海」、そしてここで息を呑んで、ほっとする。「いえた!」


今後、冥王星以前と以後とでは世代が分かれるだろう。
惑星の仲間に冥王星を入れようものなら、女子高生からは「キャー、古~い!」といわれるだろうし、孫は口を聞いてくれなるかもしれない。もっとも孫はまだいないし、まだ当分できることもないだろうから、これは助かるけれども。

刑事は取調べで嘘発見器をつけて、「惑星の順番を言ってみろ!」。
うっかり「・・・冥」といおうものなら、たちまち年を偽っているのがばれてしまう。
いや、こんな面倒くさいことをしなくてもよい。冥王星の写真を床において「踏め!」
今まで慣れ親しんできた冥王星。冥王星以前人間はここで一瞬たじろぐ。
「さては冥王星人間だな!」と、たちまちばれてしまう。


今後は介護度の認定にも使われるだろう。
「生年月日は?」・・・これは何とかいえる。

「今日は何日?」・・・う~ん、おもわずあせる。何日だったかな?と考えていると、もう次の質問に進む。

「今日は何曜日?」・・と、たたみかけてくる。百姓やってると毎日が日曜日みたいなものだから、これはかなり厳しい。う~ん。そして「えへへ・・」と愛想笑いをする。するとケアマネージャーが疑わしそうにちらっとこちらを見て、なにやらメモに書き込みながら、さらに駄目押しの質問をする。

「今年は何年?」・・・「19・・」と思わず1900年世代の人間は「19が口に出る、そしてあわてて「いや、2000・・・」と言い直す。「2004年、」いや「2006年だったかな・・・」でも何とか西暦はクリアーしたと思ったら今度は
「和暦では?」・・・「昭和・・・じゃなかった平成・・・」これは答えられない。ケアマネージャーはじっとこちらを見て深いため息をする。そしてすっかりさじを投げて、

「今何歳ですか?」・・・もうさすがにここまでくると、気が動転して打ちひしがれて、すっかり自信をなくして、自分の年さえ出てこない。そして、とりあえず時間稼ぎしようと「満ですか、数えですか?」とわけのわからないことを聞く。
「満です」・・・もし「数えです」なんていわれたら答えられるわけないのだけど・・・。それでも、ちょっと違うかな、と思いながらとりあえず答える。すると最後に、駄目押しの質問を受ける。

「惑星の順番を言ってください」・・・もうすっかり考える気力もなくして、禁断の答えを口にする「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」

「はいありがとうございました」とケアマネージャーは愛想よくいって、隣の介護士とひそひそ話しをはじめる。手元のメモには「要介護度5.強度の認知症」とかかれてある。


こうして冥王星人間は次第に闇のかなたに消えていく。
「降る雪や冥王は遠くなりにけり」とさびしくつぶやきながら。
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明るい農村

2006年08月26日 20時03分17秒 | 田舎暮らし
PCの故障ですっかりインターネットにご無沙汰していた。
今でもまだ不調なのだけど、何とかつながっている。
この間、すっかりインターネットに毒されることもなく、
清く正しい百姓生活を送っていた。
これぞ明るい農村のあるべき百姓の姿。
すべからく百姓はかくありたいものだ・・・と、思った。

ところでこのX社製のPC、買ったときから故障ばかりしている。
そしてさすがに今回は我慢も限度、
仏の顔も三度まで、ぐうたら百姓も三度まで。
もう限度なので新しいPCを買うことにした。

またも故障したのは頭にくるけど、もうこれでH社・・・じゃなかったX社のPCを一生使わないですむと考えるとうれしい。
PCだけではないこの会社の電化製品も故障ばかりしている。
それでこの4~5年間この会社の電球も乾電池も買わなかった。
それでこの会社に致命的な打撃を与えた・・・ような気がする。

これから新しいPCの手配をするけど、それまで、たびたびPCがつながらなくなることがあるかと思う。
そのときは、ブログもできないしメールの返事もできないけど、明るい農村で元気に暮らしていると思ってほしい。
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精米機

2006年08月14日 02時30分13秒 | 田舎暮らし
ほとんどの農家では精米機を持っている。
でもほとんどの農家はこれを使わないでわざわざコイン精米機で精米する。
コイン精米機では10キロ100円であっという間に精米できるけど、家庭の精米機ではずいぶん時間がかかるから。
それに米ぬかが出てくるから処分に困るという。
不思議な話だ。米ぬかは肥料に使えばいいのにと思う。
でも化学肥料しか使わない人には米ぬかは単なる廃棄物でしかないようだ。

ところで、精米機の話。
以前、知人からもらった精米機が我が家にもある。ところが調子が悪くて、モーターがすぐ止まってしまう。
それでずっとほったらかしにしていた。
でもなんとか使いたいと思って修理することにした。修理といっても掃除をして油をさすくらいしかできないのだけど・・・。

ほこりやさびだらけの精米機をよく拭いて、めちゃくちゃ硬くて回らなくなったモーターに油をさして、無理やりまわしていって・・・、なんとか滑らかに回るようにして・・・
電源を入れると、ブーン、ブーン、ブーン・・・
また油をさして、無理やりまわして、回転を滑らかにして、電源を入れると、
ゴットン、ゴットン、ゴットン、ゴー、ゴー、ゴー。

よし、とばかり、今度はためしにえさ用のくず米を入れると、米ぬかと白米が分かれて出てきた!
白米がこんなにきれいだったとは!!
でもすぐにとまってしまった。白米の出口のところが、すっかり詰まってしまっている。
モーターがまだよくないのか、くず米を入れたのがまずかったのか・・・
きっとその両方なのだろう。
でもまあある程度はめどがついた感じ。
食べる分だけ少しずつ精米する分にはいけそうだ。
ないより米ぬかがとれるのがうれしい。
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ついに製粉

2006年08月10日 19時01分37秒 | 田舎暮らし

さあいよいよ製粉。
石臼に変わって製粉機の登場。
「家庭製粉機」~これは今も市販している現役の製粉機。
当農園も弥生の時代からとうとう平成の御世にやってきた。
さすがに今度は手回しでもなく足踏みでもなく、なんと電気で動くのだ。
中には金属製の臼みたいなのがあって、それをモーターでまわすという仕組み。
原理は石臼そのものなんだけど・・・。
ともあれ、よくぞ当農園もここまで追いついたもんだと、一人で感激。

脱穀した小麦を上の皿にのせる。
そして、おもむろにスイッチを入れる。
すると、ガッ~と音がして、モーターが回りだす。
調節レバーで、粉の荒さを調節すると、粉が窓から出てくる。

それをふるいにかけて、小麦粉と、残りのふすまに分ける。
ふすまは鶏とやぎのえさになる。

たったこれだけの操作で小麦粉ができる!
さすが文明の利器!!

でもこれは借り物。
次回からはまたしても石臼のまんが日本昔話の世界に逆戻り、という気がしないでもない。

ともあれこれで小麦粉ができた。石臼用と種用に少し残しているけど、意外ととれた。
今度はもっと作ろう。
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唐箕

2006年08月09日 10時08分11秒 | 田舎暮らし
いよいよ唐箕(とうみ)の登場。
ずいぶんほこりをかぶっていたので、まずは大掃除。
それからいよいよ開始。
出口が3っつあるのそれぞれに、箱を置く。
一番左側は麦殻や麦わらなどが飛び出してくる。
真ん中の出口からは悪い麦。
右の出口からはよい麦・・・が飛び出してくる・・・予定。

仕組みは簡単。
脱穀した麦殻などが混じった麦を手のひらですくって、ふっと息をふきっけると麦殻がとび、麦が残る。
それと同じで、車を手で回して風を送る。そして上から脱穀した麦殻などが混じった麦を落とすと、麦殻が吹き飛ばされるという仕組み。
風の強さを調整すると、うまい具合に、麦だけ下に落ちてくる。
風の強さと、麦を落とす量の調整がなかなかテクニックがいる。
とても単純な機械なのに、使って見るととっても便利。
これを手作業でするとなると、大変な作業になる。
それにやりだしたら面白いので、すぐ夢中になり、もともと少ない収穫だったのですぐに終わってしまった。
少し麦殻が混じったけど、まあこれくらいはしかたないだろう。

さて次は製粉。
借りてる製粉機はあるけど、量も少ないしまず石臼でしようと思った。
これも初めて使うのでまずは大掃除から。
この石臼もかなりな年季もの。
だいぶ溝が磨り減ってるし、回転の軸になる金属が相当いたんでいる。
ともあれまずは少し小麦を入れてまわしてみた。
でもすぐ上の臼がずれてしまう。
軸を固定している木の部分が腐れてぼろぼろになっていたため、軸が引っ込んでしまうことがわかった。
それで修理には時間がかかりそうなのです、石臼は断念。
明日、製粉機で製粉することにした。
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脱穀終了!

2006年08月08日 07時26分20秒 | 田舎暮らし
暑くてなかなかすすまなかった、手作業の脱穀がやっと終わった。
脱穀機で取りきれなかった麦はずいぶんあると思ったけど、
やってみるとそんなに多くない。
手間を考えると、これはまったく無駄な労働だった。
昔の人はなにも鳥たちにあげるために、わざと残したのでなく、
単にとるのが面倒くさいだけだったのだ。

やっぱり
  天野式脱穀機
  於各種博覧会名誉賞受領
  昭和3年製 定価14円50銭
の輝かしい歴史を持つ脱穀機をなめてはいけなかった。

さて、脱穀が終わってみると、ずいぶん量が少ないことに気づいた。
でも今回はもらった種で試しに作ってみただけなので仕方がない。
うまくいったら来年はこの数倍は作ろう。

さあいよいよ今度は秘密兵器の唐箕の登場。
唐箕で殻やごみなどを取り除く。
そして製粉。
ここでついに石臼登場!!
製粉機も使ってみるけど、ここはやっぱりまずは石臼。
やっと弥生時代を脱した我が家の農業。
製粉機という最新兵器を使う前に、やっぱり石臼を使ってみないとね。
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ホース

2006年08月06日 12時56分50秒 | 田舎暮らし
夏小豆の葉が黒くなってきたので、
昨日ついに秘密兵器のホースが登場した。
ホースも10メートルくらいまではかわいげがあるけど、100メートルも超えると、これは、もう凶器、あるいは猛獣。
絶対にすんなりということを聞いてはくれない。
足に絡みつき、野菜を踏み倒し、挙句の果て、体中水浸しになる。

それでほんの少しまいて、早々とやめた。
徐々に調教していくことにしよう。
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夕暮れ

2006年08月04日 18時19分54秒 | 田舎暮らし
夕暮れになるとほっと一息。
日は落ち、ヒグラシの鳴き声が、波のように押し寄せ引いていく。
やれやれ今日も一日終わったなと、あとは仕事といえば晩酌だけだな、と思う。

昼間はまるで仕事にならない。
ちょっと動くともう汗だくだく。
そして水をがぶ飲みする。
こんなときはやっぱり動かないに限る。

それで毎日仕事は先送り。
それでも今は何とかなるけど
盆を過ぎるととたんに忙しくなる。
秋・冬野菜や秋じゃがの植付けなどで。

というわけでやっぱり今はのんびりしとこう。
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脱穀機

2006年08月03日 11時30分47秒 | 田舎暮らし
再度、脱穀機に挑戦。
たしかに手作業よりは早いけど、とりきれなかった種がたくさん残る。
これは仕方ないことかもしれない。
これは鳥たちの分なのかもしれないし、
昔は誰も一粒の麦でも残さず食べてしまうぞ!、なんて思わなかったのだろう。
そう、みんないっしょに生きてるのだから、鳥たちにも残してあげないとね。

よし、明日は脱穀機でとりきれなかった麦を、手で一粒残さずとってしまうぞ!!
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枝豆

2006年08月02日 06時23分30秒 | 田舎暮らし
遅れていた枝豆の初収穫。
これで、ビール3点セットの勢ぞろい。
枝豆ときゅうりとオクラ。
枝豆は塩茹でで、きゅうりとオクラはもろ味で食べる。
ビールがすすむ。
日本酒もすすむ。
焼酎もすすむ。
すすみすぎる!
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製粉機と脱穀機

2006年08月01日 07時32分18秒 | 田舎暮らし
隣の町のYさんから製粉機を借りた。
今年にためしに作った小麦を製粉したかったから。
まだ脱穀もしてないけどね。
さっそくミクシィで知り合った人とその友達が使いにきた。
80キロ(!)の小麦を持って。
脱穀はひとつずつ手で取ったそうだ。
そして40キロ製粉するのに8時間近くもかかってしまった!
使い慣れないのと、製粉機が古かったこともあるだろうけど、8時間!!
それでも最初は石臼でしようと思っていたらしい。
石臼だったら・・・一週間くらいはかかったのではないだろうか?
結局きょうは半分の40キロで終わってしまった。
でもいい粉ができた。
今日は使うのを見てただけだけど、次はいけそう。

ところで我が家の小麦、まず脱穀しないといけないので足踏み式の脱穀機を初めて使ってみた。
この脱穀機、輝かしい歴史を持つ・・・らしい。

  天野式脱穀機
  於各種博覧会名誉賞受領
  昭和3年製 定価14円50銭
  
14円50銭というのは当時の貨幣価値がよくわからないけど、結構高かったような気がする。

でもきわめて単純な機械だ。足踏み式で車を回して、曲がった釘のようなものに穂を引っ掛けて脱穀する。
でも最初はまるで要領がわからなかった。車もいったいどっちに回したらいいのだろう?
そしていくらやっても穂が取れない。
そしてようやくわかったのが穂の向きと逆の方向に車を回さないといけないということと、ちゃんと束ねてかけないといけないということ。
それでもなかなか穂は取れない。それであきらめて手作業で穂を取っていった。
でもふと見ると脱穀機の下にはたくさんの種が落ちている。
そこで初めてわかった。脱穀機とは穂を取るのでなく中の種を取る機械だということが。
だから脱穀機というんだね。当たり前といえば当たり前の話。
今日は半分しかしなかったけど、今度はいけそう。
ただ前の段階の麦を束ねて干すということをちゃんとやっとかないと使いづらいことがわかった。
そして脱穀機して唐箕で殻やごみなどを取り除き、いよいよ製粉
さあ、小麦粉を作るぞ!
そしてやぎミルクとやぎバターと小麦粉で、ずべて自前のホットケーキが食べれる!!
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