ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

シャコンヌ

2024年03月05日 11時10分28秒 | 音楽の話
最近はユーチューブをよく見る。
よく見るのは政治系、それから歴史や音楽、あるいは科学や雑学系。
政治系ユーチューブを見てると地上波テレビや新聞の報道がいかに偏向しているか汚染されているがよくわかる。
まあそんなことは今に始まったことではなく、別にユーチューブを見なくても わかってはいたけれど・・・

ところでそんなことではなく音楽の話。
ユーチューブでバッハのシャコンヌをいろんな演奏で聞いてみた。
シャコンヌというのは典型的なヴァイオリンの曲。
今まで他の楽器での演奏なんて聞いたことがなかったけど、
ユーチューブを通していろんな演奏を聞くことができた。

・まず驚いたのは木村麻耶による琴による演奏
シャコンヌはヴァイオリンでも難曲、それを琴で演奏できるの?
不思議に思い聞いてみるととっても琴によく合う。
お勧めの一曲、とっても美しい曲だ

・ギターによるシャコンヌもある。
演奏は山下和仁。
さすが山下和仁!堂々とした風格のある演奏だ
・一方、山下愛陽のシャコンヌは優しい愛らしい演奏。
これもとってもいい。

ピアノやハープシコードによる演奏もある。
もしグレン・グールドが弾いてたらいったいどんな曲になっていただろう?
聞きたかった・・・

重厚壮大。まるでまったく別の曲だ。

・でもね、やっぱり最後はヴァイオリンによるシェーリングの演奏だね。
しみじみ聞きたい。

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町のイスキア記念コンサート

2023年11月20日 18時01分32秒 | 音楽の話
季節外れの夏日の後で、
突然冬がやってきた。
油断大敵雨霰、
そうそうあられさえも降ってきた(2日前の話だけど・・・)

こんなとき気になるのは気象予報の最低気温。
5℃を下がると霜が降り、そのまま外に出してたら、蘭や多肉植物が悲惨なことになる。
でも幸い、いつもは信じない気象予報士のお言葉を信じたおかげで、
前日に室内に取り入れていたので、鉢植えはみな無事だった。
たまには人の言うこともきくものだ。

いえいえそんなことではなくて、コンサートの話。
最近ますます無精になって、寒くなると、
まるでミノムシのように家の中に閉じこもっているのに、
なんと、一昨日、霰の降る中、コンサートに行って来た。
「町のイスキア記念コンサート」に。
同じ市の古民家でのコンサート。
コンサートはもうこれで9回目、そして来年10回目で終わりだとか・・・
そうかぁ~、間もなく10年目か~、
皆勤賞ではないけれど、ほぼ毎年行っている。

来年で終わりとはちょっと、とっても、残念だけど、
でも10年もよく続いたよね。
特に地元の歌手の長谷川萌子さんとピアノの岩崎宇紀さんはもとより、
チェロの 、東京で、最近はヨーロッパで活躍されてるという、諸岡由美子さん、とってもありがとう!感謝です!

・・・なんてことはおいといて、さてとっても寒い中でのコンサート、
最初はピアノ独奏「キラキラ星変奏曲」
えっ、この曲って、ピアノの発表会で小学生がよく弾くあの曲?
そうそう、そうなんですよ。
でもね、このコンサートではおなじみのピアノの岩崎宇紀さん、
なんか性格が変な(?)宇紀さん、普通に弾くわけないよね・・・
そうそう、やっぱり・・・!
やっぱりやっぱり、期待を裏切らなかった。
それはジャズ風な変奏を入れての演奏だった。
でも不思議になんの違和感もなかった。
この単純な主題がどんな変奏にもよく似合う。
バッハのフーガの技法の主題のように・・・
これだったら、もっといろんな変奏を入れても面白いかもしれない。
ジャズだけでなく、ロックや、タンゴや、ワルツや、ブギウギや、果ては演歌や、音頭まで・・・いろんな調子の曲を入れて、
最初は原曲の主題と変奏を3曲ほど入れて、それからはハチャメチャな変奏の後、最後は原曲で締める・・・なんて面白いと思わない?
こんな風にあの楽しい演奏を聴いているとついつい妄想は膨らむ。
さてそのあとずっと楽しい演奏が続いたけど・・・まあ、そんなこと書くのはおいといて・・・
だって最近はますますぐうたらになったので、書きだしたらきりがない、
面倒なので端折って、来年のコンサートの話。

最近ますますぐうたらになったので、来年はきっと最後のコンサートだろうけど、行けるかどうかわからないけど・・・
もしもいけたら・・・ぜひバッハの無伴奏チェロ組曲を聞きたいな、何番でもいいけど・・・ひっそり、しみじみ、聞きたいな・・・最後に最後に聞きたいな・・・

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キエフの大門

2023年05月15日 13時20分06秒 | 音楽の話
ウクライナではまだ無益な戦いが続いている。
もういい加減やめたらどう?
プーチンが「や~めた!」と言って軍を撤退させたらすぐに終わる。
簡単なことじゃない。
自分のメンツにこだわり、このままロシアだけでなくウクライナをも巻き込んで、共倒れにする気?
ロシアが滅びるのは全然かまわないけどね・・・
でもね、プーチン、ここは潔く、保身にしがみつくのでなく、身を引いたら?
そしたらみんなみんな喜ぶよ。
あんたこそ諸悪の根源、あんたさえいなければ、世の中すべてうまくいくよ。
というわけでもないか・・・近平とか正恩 とかどうしようもないのもいるもんね。
でもまあ、そんなことはおいといて、ウクライナの音楽家の話。
ウクライナ生まれの有名な演奏家というと。
ピアニストは・・・・・リヒテルやホロヴィッツ
バイオリニストは・・・オイストラフやアイザック・スターン

リヒテルは父親はドイツ人だったためにスパイの疑いをかけられて処刑された。リヒテルもそのため、なかなか外国に演奏に出かけることが許されず「幻のピアニスト」と呼ばれていた。
そのリヒテルの演奏でムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」をぜひ聞いてみてください。とりわけ最後の曲「キエフの大門」を。
同じくホロビッツの「展覧会の絵」と聴き比べをするのも面白いですよ。
どちらもYouTubeで簡単に聞けます。

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アルペジーネ・ソナタ

2023年02月20日 20時00分41秒 | 音楽の話
近頃音楽はもっぱらユーチューブで聞いている。
レコード、カセット、CDなど過去のメディアと違ってとっても気楽に聞けるのがいいし、懐かしい音楽も聴ける。
昔よく聞いたグールドも画像付きでとっても新鮮に聞いている。
今日はシューベルトのアルペジーネ・ソナタを聞いた。
ロストロポーヴィッチのチェロとブリテンのピアノ。
とってもシューベルトらしい曲で一度聴いたらきっと誰でも好きになるだろう。
大好きな曲だったので昔よく聞いた。
演奏もすごくいい。

まあともあれ、毎日ぐだぐだ暮らしてしているようで、まあそれなりに忙しく時間を過ごしてはいるのだ。
ユーチューブでは音楽だけでなく、ネットニュースや陶芸、園芸など。
それに読書にかなり時間をとっている。
おかげで幸いなことに地上波テレビはほとんど見ていないので、地上波テレビの報道番組の扇動に乗せられることはない。
もっとも、ユーチューブだって、ほかのネットだって、いろいろ問題はあるのだけど、すべて自己責任。
既存のメディアとちがって、自分で選ぶことができるのがネットの最大の利点だ。

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町のイスキア コンサート(4)

2022年10月06日 17時38分55秒 | 音楽の話
休憩を挟んで次は
・演奏会用の華麗なワルツ「ペパーミントジェット」 セヴラック
・献呈   シューマン
・チェロソナタト短調 ヘンデル
・朝の歌  レオンカヴァッロ
・Time to say goodbye   サルトーリ

「ペパーミントジェット」はこれも初めて聞いたけど洒落た曲。
「献呈」は有名なシューマンの歌曲だけどこれがなんとチェロの演奏。
良かったのだけどドイツ歌曲大好き人間としてはやっぱり歌で聞きたかった。
朝の歌はいかにもイタリアの歌と言う感じで、それもなんと朝のセレナード。
朝っぱらからお盛んなことだねぇ~
Time to say goodbye、題名を知らなくてもきっと誰でも聞いたことがあるだろう有名な曲で歌詞も最後の歌にふさわしい。

さてここで当然のように「アンコール!」
だれでもアンコールがあることを知っている。
もしアンコールしなかったら「アンコール詐欺」と訴えられる・・・なんてことはないけど、
演奏者もアンコールする
そこでここはわざとアンコールしなかったら面白くない?
最後の曲が終ったらおざなりに拍手をして、客はさっさと退散する。
舞台には所在無げに演奏者だけが取り残される。
そんな光景面白くない?
その晩の打ち上げがすっかりやけ酒会になてしまい、みんな悪酔い!
なんて根が素直でない人間~ついそんなことを想像してついつい笑ってしまう。
でも現実はと言うと~盛大なアンコールコールの後、アンコール「いのちの歌」が始まった。
「いのちの歌」~この歌こそこのコンサートのテーマではなかったか?
そしてこの歌が「花は咲く」ともウクライナの歌とも重なって聞こえてきた。
さらに最後に(しつこい?アンケートコールでの)「ひまわり」の演奏で(ウクライナと命の)コンサートは終わった。


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町のイスキア コンサート(3)

2022年10月04日 18時53分07秒 | 音楽の話
さて次の曲は、
・クープランの「子守唄またはゆりかごへの愛」
・ピアソラの「オブリビオン~クロードタンゴ」
・月光=荒城の月
・「もののけ姫」より「アシタカとサン」

クープランの曲はピアノなのに、いかにもハープシコード!って感じの演奏で、とっても楽しめた。
クロードタンゴ~はじめて聞いたけど、4曲の中で一番楽しめた。
月光=荒城の月はなるほど・・・という感じの演奏。
バッハの平均率の1番ハ長調を伴奏にグノーがアベマリアを作曲したように、
ベートーベンの月光の1楽章を伴奏に荒城の月をチェロで演奏する。
これってとっても革命的じゃない?
月光の1楽章だけではなんか物足りなさを感じるけど、これに荒城の月をはめ込むとこれがぴったりはまる!
そう、これってとっても革命的じゃない?
この曲はピアノとチェロとの演奏だった。
歌があっても良かったんじゃないかなとも思った。

ところで(どうでもいいことなのだけど)このコンサートはいつものようにピアノとチェロとソプラノ。
チェロとソプラノは適当に入れ替わりするけどピアノは出ずっぱり。
ソロ演奏だけでなく、チェロや歌の伴奏もしないといけない
いったい演奏料ってどうなっているんだろうね?
時給を考えると半分はピアニストがもらってもいいように思うのだけど、
きっとみんな同じ給料何だろうね。
(なんかピアニストが可哀そう・・・)
もっともこんなこと言ってたらオーケストラなんてもっとひどい。
バイオリン奏者はずっ~~~としこしこしこしこ指を動かしっぱなし。
ところが打楽器奏者と言うと、特に大太鼓なんかほんの数回、どん・どん・どん・どんと叩いたら終わり。
でもきっと同じ給料をもらっているんだろうね。
もちろん打楽器奏者だっていつもいつも怠けているわけじゃない。
ラヴェルのボレロなんか子太鼓奏者はずっ~と叩きっぱなし。
思わず腱鞘炎になるんじゃないか?と傍で見てるとついつい心配したくなる。
ベートーベンの9番のティンパニー奏者も日頃は打楽器奏者の中では偉そうにしているのにこの曲となるとたちまち肉体労働者。
初めから終わりまで叩きっぱなし。
でも周りの目は冷ややか。
いつも怠けているんだから、たまには人並に仕事せにゃぁ~

いえいえこんな話じゃなかったな。
続きは明日です。


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町のイスキア コンサート(2)

2022年10月03日 17時34分58秒 | 音楽の話
コンサートは珍しく日本の歌曲で始まった。
「心の瞳」 荒木とよひさ作詞・三木たかし作曲・滝口亮介編曲
「悲しくなった時は」 寺山修司作詞・中田義直作曲

どちらも多分初めて聞いた歌。
「心の瞳」はかなり気合が入った歌。
「悲しくなった時は」心に沁みる歌。
この2つの歌を聞きながら、そして次の沖縄の「花」~すべての人の心に花を・・・聞くとやっぱり思う。
どうしてクラシックコンサートと言うとバッハ・ヘンデル・ハイドン・モーツアルト・ベートーベン・シューベルト・ショパン・シューマン・・・おなじみの作曲はみんなみんな江戸時代の人。
ヴェルディやワーグナーだって明治にかかっているとはいえ江戸時代の人。
いったいどうしてクラシック音楽の世界って未だにこんな昔々の人を有難がっているのだろうねぇ~?
それならせめて近松門左衛門を浄瑠璃を同じくらいみんな有難がったらいいいじゃない!
と、ついつい思う。
でもまあプログラムとしてはやっぱり江戸時代の曲は外せないだろう。
でもせめて数曲だけでも現代音楽をあるいは今回のプログラムのように日本の歌曲も入れてほしい。
このコンサートではいつも数曲新しい曲がはいっているのが楽しい。

・・・
・・・(う)
・・・(いぃぃぃ~~~)
そうそう、またしても
またしても、酔いが回ってきました。
続きは明日・・・


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町のイスキア コンサート(1)

2022年10月02日 18時09分19秒 | 音楽の話
もう10月なのに昼間は今も夏。
30度なんて許せる?
う~~~~ん、許せん!
だってとっくに衣替え、半袖はタンスの奥深く。
今さら出すのも面倒で、30度なのに長袖。
こんなこと許せる?
う~~~~ん、許せん!!

いえいえ、こんな話ではなくコンサートの話。
昨日は久しぶりに「町のイスキア(8周年記念)コンサート」に行ってきた。
小京都・龍野のとっても趣のある町家でのコンサート。
クラシック音楽を肩ぐるしいコンサートホールでなく、
町家感覚で気楽に接することができるコンサート。
奏者はいつものメンバー、ピアニストとチェリストとソプラノ歌手。
岩崎宇紀さん諸岡由美子さん長谷川萌子さん。
1回目から毎年行ってたのだけど何年かコロナ騒動などで中断していた。
それで久しぶりのコンサート。

プログラムは

 ・心の瞳
 ・悲しくなった時は
 ・花
 ・子守唄またはゆりかごへの愛
 ・オリビアン~クロードタンゴ
 ・月光=荒城の月
 ・アシタカとサン
 ・ペパーミントジェット
 ・献呈
 ・チェロソナタト短調(ヘンデル)
 ・朝の歌
 ・Time to say goodbye

このプログラムを見ただけでとってもユニークなコンサートだとわかる。

窓の外を時々馬や草鞋履きの旅人が・・・いえいえ車や歩行者が通り過ぎる音を聞きながら、
満席の会場~と言っても、そこは町屋。
満席でも客は50~60人くらい・・・かな?
そういかにも町家にふさわしい会場。
それだけに演奏者ととっても身近に接することができる
でも・・・10月初めの、肌寒い秋の気配・・・のはずが、
気温30度!の会場で開演を待った。

でもでも、次を書こうと思ったけど・・・
はてさて今の時間、とっても貴重な晩酌タイム。
早くも早くも・・・
うぃぃ~~~
続きは明日です。
うぃぃ~~~
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ナターシャ・グジー コンサート(5)

2022年09月21日 17時30分05秒 | 音楽の話
ナターシャさんの運命を大きくかえたのは当時ソ連邦だったウクライナのチェルノブイリで起きた原発事故。
家はその原子力発電所から僅か3・5キロ離れてところ。
原発事故があった日、事故について何の報道もなく、翌日も普避難しすぐに戻ってくると伝えられて、みんな手ぶらで移動させられた。
そしてその間、家はすべて破壊されて、2度と戻ることはできなくなった。
・・・このようなことをナターシャさんは淡々と話す。
ナターシャさんの話の中に「ソ連」「ロシア」「プーチン」「ウクライナ戦争」という言葉は出てこない。
非難を抑え、恨みを抑えて淡々と話す・・・でもそれだからこそ、より多くそんな気持ちが伝わってくるのだ。
日本でも同じことが起きた。
あの時いったい政府は何をしたか?!
メディアは何を報じたか?!
すっかりパニックになり大騒ぎして救援活動を妨害しただけの菅首相。
遅らせ枝野・・・官房長官(?)だったかな?
さらに許せないのはメディア。
自分たちはいち早く安全地帯に避難して置いて、現地の人には「安全情報」報道し続けた。
保身のために現地の人を見殺しにする、じょれが政治家・役人・メディア。
そしてメディアの情報を信じそれに煽られる住民。
でもそのつけはすべて住民がかぶらなければならない。
こんな構造は今もまったく変わっていない。

いえいえ、こんな話じゃなくてコンサートの話だった。
 ・いつも何時でも
 ・防人の詩
 ・秋桜(コスモス)
いずれも歌手の思いがこもった歌。
防人の詩は今ウクライナで死んでいく兵士たちへも思いを込めて・・・
秋桜(コスモス)は戦地で暮らす家族へのことを思いを込めて・・・
そんな感じの歌だった。

そして歌がみんな終わった後・・・お決まりのアンコール。
アンコー~ル!アンコー~ル!!アンコー~ル!!!
ここは聞かなぁ~損やとばかり、
アンコー~ル!アンコー~ル!!アンコー~ル!!!
半ば居眠りしてた人もたちまちこの騒ぎに起きて、
アンコー~ル!アンコー~ル!!アンコー~ル!!!

でもねぇ~「アンコール」以外に他にもっと日本にあった言い方はないのだろうか?
こおは威勢よく「もういっちょう!」と言うのはどうだろう?
もういっちょう!もういっちょう!!もういっちょう!!!
すると歌手の方もうっかり乗って、
よ~し!もういっちょう、いったろかい!!
そして勢いよく舞台に飛び出す。
でもこんな生きのいい歌手だけじゃない。
がら空きの客席だったらすっかり意気消沈する。
そんなとき「アンコール!」なんて、いい加減にしてよ・・・
ついつい主催者に文句もいいたくなる。
またタダ働きさせるつもりなんかいな、残業代くらい出したらどやねん。
ともあれアンコール、出ないわけにはいかない。
しゃ~ないなぁ・・・と、しぶしぶ舞台に戻り、投げやりに
「ちょっとだけよ~・・・あんたも好きねぇ~」
そしてなんと歌った曲が鳩ぽっぽ。

 ぽっぽっぽ 鳩ぽっぽ
 みんなで仲良く食べに来い

これだけ歌ってさっさと引っ込む。
おいおいこれってアンコールで歌う曲か?!
みんな茫然。
でも、これ受けると思わない?

まあそんなことは置いといて、実際の舞台はというと、
とってもアンコールも楽しめて、
さらには特別にサプライズとして地元出身の作曲家で今回のコンサートの主催者でもある未知留さん伴奏で「赤とんぼ」の歌で終わったのだった。
(実はここは「赤とんぼ」の作詞者・三木露風が生まれ育ったたところなのです)

さてもうすっかり、酔ってます。
この長いレポートももういい加減終わります。
今日もまたまた酔ってます。


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ナターシャ・グジー コンサート(4)

2022年09月20日 17時19分34秒 | 音楽の話
プログラムは全部で9曲。
最初の3曲は自作も含めウクライナの歌。
 ・木の根
 ・踊る娘
 ・旅歌人(コブサーリ)
次の3曲は日本の歌。
 ・いつも何時でも
 ・防人の詩
 ・秋桜(コスモス)
最後の3曲はウクライナの歌。
 ・わがキエフ
 ・希望の灯
 ・希望の大地

とってもいい選曲。
全体として感じるテーマは
 ふるさと・いのち・大地・祖国・・・
ナターシャさんはソルベーグの歌がとっても似合いそうな美しい声。
こんな大ホールよりももっともっと小さなホールでしみじみと聞きたいような・・・そんな感じの歌だった。
ただアベ・マリアを聞きたかったのだけど残念ながら今回のプログラムにはなかった。
これは再度しみじみユーチューブで聞くことにしよう。

ナターシャさんは17歳の時日本に来て、その後22年も日本を拠点に演奏活動を続けているという・・・
それで日本語はぺらぺら。
演奏の合間に語ってくれたこと・・・チェルノブイルのことなど・・・
身に沁みる。

ここ等辺はまた次回。
なんせもうとっくに酔いどれタイム。.
うぃぃ~~~

 (続く・・・)



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ナターシャ・グジー コンサート(3)

2022年09月19日 16時23分56秒 | 音楽の話
さてコンサートが始まった。
最初は「木の根」と「踊る娘」
木の根はウクライナの大地と命の息吹を感じさせるしっとりした歌、
踊る娘はナターシャさんの作曲でこんな歌こそ本当のウクライナの歌じゃないのかな?と感じさせる楽しい歌。
そこにコサックの踊りと歌を感じる。
焚火を囲んで踊り謡うコサックの饗宴を。

今までウクライナ民謡を意識したことはなかった。
すべてロシア民謡と思っていた。
曇天の空の下、重苦しい雰囲気のロシア民謡。
「広きドニエプルの嵐」や「小さいぐみの木」もまたそんな重苦しいロシアの歌だと思っていた。
そしてロシア人もきっとそう思っていたのだろう。
でもどちらもウクライナ民謡だった。
その一方で「1週間」はロシア民謡だけど、同じような歌がウクライナにもある。
だってこの歌とってもコサック風なのだから。
きっとウクライナの歌がロシアに伝わってロシア民謡になったのだろう。
ナターシャさんも「1週間」風な歌や「踊る娘」みたいな歌が好きなのだろう。
とっても楽しそうに歌っていた。

ところでコンサートの度にいつも気になるのが拍手。
「いい拍手」ってのはなかなか難しい物なんだね・・・と思う。
今回もあまりに拍手が早すぎ!
伴奏の余韻がのこってるのに早くも拍手!
歌手は歌うのが仕事。
観客は拍手するのが仕事(?)
いい加減にしてよ!
観客は自分の好きなように聞いたらいい。
つまらなければ拍手なんてしなくていい。
居眠りだって、あくびだってしたらいい。

 歌手を殺すに刃物はいらぬ
 あくびの一つもすればいい

そして本当に良かったと思ったら拍手をしたらいい。
わざとらしい「ブラボー!」なんてやめてくれ。
それよりもにっこり笑ったら、それでいい。

でもだからと言って拍手のタイミングが遅れたらどうなるだろう?
1曲歌い終わって、歌手はここで拍手があるだろう・・・と思ってたら、なかなかない。
(今宵の客はしぶといなぁ~・・・)
 ここでは絶対に歌が不味かったのかなぁ・・・なんて思ってはいけない
 まだそんなこと考えるとあとの歌に影響してくる。
 そこで何とか間を持たせるべく、楽譜台をいじったり、咳をしたりして
 ・・・このてん楽器の奏者はいいなぁ~調弦なんかして間をとることが、
 できるから。
 ピアニストもいいなぁ~椅子の高さの調整をして間をとることができるから。
 グレングールドは演奏会で30分も椅子の調整をしたとか・・・
 なんて考えながら、仕方ないので次の歌を歌おうとしたとたん前の歌の拍手が・・・!
 いい加減にしてよ!!
 
かくも拍手は難しい。

うむ・・・まだまだ書きたいこといっぱいあるけど、書いてることが支離滅裂になってきたね。
そうそういつものように頭の中がマヒしてきたよ・・・
今の時間は晩酌タイム。
うぃぃ~~~

 (続く)
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ナターシャ・グジー コンサート(2)

2022年09月18日 17時33分39秒 | 音楽の話
開演直前の緊張感が好きだ。
舞台裏の楽器の調整の音が左の袖から聞こえてきて、
演奏者の緊張感が、特に最前列にいるともろに伝わって来る。
別にこちらは緊張することもないのになぁ~なんて思いながらも、
その緊張感が伝わって来て、次第に、期待にワクワクしてくる。

舞台の正面にはマイクと譜面と譜面台。
そして小さな机と(きっと)ウクライナ模様のテーブルクロス。
そしていよいよ、赤系のウクライナの民族衣装で片手にバンドゥーラをもったデューラナターシャ・グジーさんの登場。

バンドゥーラはウクライナの民族楽器でリュートや琵琶と同じ系統の楽器。
古代ギリシャから伝わった楽器が東北に広がってバンドゥーラになり、
西に広がってリュートになり、はるばる東に広がって、中国や日本で枇杷になった。
ギリシャで吟遊詩人がイーリアスやオデュッセイアを語り、ヨーロッパでは騎士物語を語り、日本では平家物語を語ってきた。
ウクライナでは盲目の吟遊詩人たちが、日本では琵琶法師たちが叙事詩を語り伝えてきた。
バンドゥーラを見ると、そんな思いが、シルクロードの東の果てから西の果ての日本、
そしてウクライナとの、そんな微かな時のつながりをとっても感じることが
できた。

バンドゥーラはバチでたたく琵琶と違って爪ではじく。
爪をはじいて音を出すため、ギターや琵琶風に和音を出すのでなく、ハープのように単音をだす。
ただ弦が60本くらいあり、チェロとヴァイオリンが一緒になったような楽器で、それで低音部も出せる部分もあるので1本でメロディーだけでなく、低音の伴奏もできる。
それに楽器の見栄えがとってもいい!
見栄えを言ったら、弦楽器だったらぜったいハープかバンドゥーラだね。
ハープはとっても重そうだけどバンドゥーラは膝の上に置いて引く。
一見軽そう!・・・でも本当は8キロ~10キロあるらしい。
8キロ~10キロと言うとチェロくらい?あるいはコントラバスくらいかな?
でもチェロやコントラバスだとケースに入れて移動する姿を見ると、思わず運ぶの手伝ってあげようかなぁ~なんて気になるけど、
バンドゥーラだと一見軽そうなのでぜんぜんそんな気にはならない。

・・・ところで
・・・うむ?
楽器の話ではなく、コンサートの話だったよね・・・。
ところが今宵も困ったことにまたまた酔っぱらってきた。

 (次回は明日です・・・うぃぃ~~~!)



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ナターシャ・グジー コンサート

2022年09月17日 19時41分12秒 | 音楽の話
ナターシャ・グジー コンサートに行ってきた。
今まで何度もユーチューブで聞いてはいたけど、やっぱり生の演奏はいい。
でもそれはわかってはいるものの、コンサートに行くのはなんとも面倒くさい。最近ますますどうしようもない億劫人間になってきた。
でもこれを逃すと地元で聞けるチャンスはきっと2度とないだろう。
他にも聞きたいコンサートはあったけど、今回はこれで決めようと、
潔く、やむなく、しかたなく決めたのだった。

ナターシャ・グジーはウクライナの歌手でバンドゥーラ奏者。
ウクライナ支援のチャリティーコンサート・ツアーを全国47都道府県で開催中、詳しくはこちらを(CFU47
そして兵庫県では地元たつの市。
これはやっぱり行かずばなるまい。

さてチケットはどうやら完売らしく、開場も30分早まったので、これはいかん!と開場の1時間も早くホールに到着した。
なんせ全席自由席だったので早く行かねば損!・・・という気になってしまう。
でももうすでに100人くらい並んでた。
本を読みながら待ってるとそんなに待ち時間を感じることもなく、間もなく開場。
いつもは遠慮して3列目くらいに座るのだけど、今度は最前列に席をとった。
映画と違って、演奏はやっぱり最前列がいい。思いっきり足を延ばせるのもいい。
会場の大ホールもほぼ満席。
こうして演奏会が始まった。

 (続く・・・)


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ウクライナ民謡

2022年04月14日 20時47分02秒 | 音楽の話
今までロシア民謡と思ってた歌が実はウクライナ民謡だったという歌がいくつかある。
これからはロシア民謡でなくウクライナ民謡と言おうね。



でもこんないかにもロシア民謡風な重苦しい歌よりも、
コサックの踊りを連想させる以下のような歌が本来のウクライナ民謡なのかもしれないね。



 
 それから、そう、この歌もいい歌だね。


そう、もうロシア民謡とはおさらばだ!
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ウクライナの歌手の歌を・・・

2022年04月12日 19時38分05秒 | 音楽の話
ウクライナの歌手の歌を、毎日聞いている。
ウクライナの民族楽器・バンドゥーラ で語る歌を。








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