ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

船を編む

2016年07月24日 12時36分38秒 | 本の中から
たまたま「船を編む」(三浦しをん)を読んだ。
何年か前バストセラーになった小説らしい。
ベストセラーに疎い人間なので今まで知らなかった。

これは国語辞典の編纂と出版を小説にしたもの。
15年もかけてやっと出版された。
きっと現実の世界でも同じようなことが行われているのだろう。

辞書を小説みたいに通して全部読む人はまずいないだろう。
それどころか読むのは必要な個所ほんのちょっとだけ、
あとは一度も読まれることなくやがて捨てられる。

それに近頃は辞書を引くこともほとんどなくなった。
たいていネットの検索で済ませている。

しかし辞書作りまだ今でもこんなことしているのかなと不思議にも思った。
最後になって「血汐」が抜けていたことがわかり、
たくさんの人手をかけ1か月間、泊まり込みで他に抜けがないか調べるシーン、特にそう思った。
もし辞書がデータベース化されていたら、自社だけでなく他社の辞書もデータベース化されていたら、簡単に発見できる。
電子辞書としも利用できる。
これは小説の世界だけだろうか?
現実はもう少し進んでいるのだろうか?
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夏水仙

2016年07月24日 04時19分16秒 | 花便り


水仙でもないのに「夏水仙」
実はスイセンの仲間ではなく彼岸花の仲間。
律儀に秋の彼岸に咲くヒガンバナ(曼珠沙華)と同じように律儀に真夏に咲く夏水仙。
この涼しげに咲く夏水仙を見るたびに思う・・・

あ~あ、真夏だね!!!



こちらはヤブラン。
蘭でもないのに「薮蘭」
腐っても鯛なんていうけど、
でも・・・蘭でもないのに薮蘭。
この普通に生えてるこの美しい花、ヤブランを見ると、
まあいいんじゃない?と言いたくなる。

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平成の開拓団!

2016年07月24日 02時49分36秒 | 田舎暮らし
近くの集落に行くと、またもいくつか古民家がつぶされていた。
(潰さないでそのまま田舎暮らし系の不動産屋さんに売ったら、
高くは売れないだろうけど、少なくとも潰し代はかからないのになぁ・・・)
でも2軒ほど新しく入ってきた人がいた。
そのうち1軒は四国から田舎暮らしでやってきた家族。
一度話してみたいと思っていたのだ。
そしてたまたま近くに用があったので訪ねた。

えっ、兵庫に四国から田舎暮らし?!
(兵庫は一部の地域を除きもうすでに充分に田舎なのに、ついつい兵庫の方が都会!だと思ってしまう。兵庫人の悪い癖)
と興味を持ったから。

お話聞いたら、我が家と同じ。
落下傘部隊のごとくたまたま物件があったということだけで、
縁もゆかりもないこの地にこの春、飛び降りてきたらしい。
そして生花をやるそう。

まだ我が家の1年目の雰囲気。
平成の開拓団!
一面に生い茂っていた竹を切り、ハウスを1棟建て、
これから花農家が始まる雰囲気。
きっと今が一番肉体的にはしんどいけど、精神的には楽しい時期。
小さな、たくましそうな子供さんたちと一緒に、
これからずっとここで続けてほしいな。

ところで嬉しいことに山羊がいた。
雌かと思ったら去勢牡山羊だとか。
ここは挨拶せねば。
山羊は人懐っこい癖に臆病。
たいてい初めての人は怖がるけど、
そんな風もなく、普通に触ることができた。

ここは草がいっぱいでとってもいい環境。
でも痩せていた。
まだここの環境に慣れてないのかもしれないな。
山羊はとっても寂しがりや。
いきなり連れてこられて不安でいっぱいなのかも知れないな。
もっといっしょにいてあげたらいいけど、
なんせ平成の開拓団。
なかなかそうもいかないのだろうな。
と、ついつい1年目の我が家のことを想像した。

人が去るのは寂しいけど人が集まるのはうれしい。

これからももっともっと来てほしい。
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