ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

研修旅行(1)

2016年03月31日 19時28分59秒 | 竹細工
昨日は竹細工教室の研修旅行。
行先はまたも広島の竹原。
これで3度目だ、他に行くとこないのかな?
聞くところによるとかってはいろんな各地の竹工房に行ったけど、みんな買わないで見るだけ。
(そして展示されてる作品を真似して作ろうとするんだからね、嫌がられるわけだ)
それでもう行くとこがなくなってきたらしい。
でもここ竹原の竹の館は嫌がられることもなく見学させてくれるので、
ついついここになってしまうらしい。

というわけで竹細工教室に入って今度で4年目。
そのうち3回がここ竹原。
う~~~ん、嫌がらないで気~よく見えてくれるとこないのかなぁ・・・
まあ、こちらは呑むのが目的だからどうでもいいけどね。
それに運転するのは好きじゃない。
後部座席で酒を飲むのが大好き人間。
こんな旅は気楽でいい。



さっそくビールを飲みながら景色を見ると白い花があちこちいっぱい咲いてる。
桜?
・・・でもなんか桜ではなさそう。
遠くで見てるのではっきりわからないけど咲き方が違う。
どうやらそれはコブシらしい。
コブシって庭木のイメージしかなかったのだけど、
こんなに自然に野生で咲いているものなのだろうか?
きっとそうなのだろうね、
桜だって山桜なんかそんじょそこらに普通に咲いてる。
つつじもそう。
馬酔木もそう。
それを勝手に山から盗んできて、もっともらしく庭木らしく売ってる山師、いえいえ庭師のために
コブシもそんじょそこらの雑木から出世して庭木になったのかもしれない。



さてバスもいよいよ目的地の竹原もまじか、
高速から降りて下道を走ってると城跡の看板。
反対側の窓だったので上手く撮れなかったけど、さっそくパチリ。
なんせ城跡大好き人間なので・・・
そこは新高山城跡。
あの小早川隆景の城跡だった!

小早川というと関ヶ原での優柔不断のあのうらぎり男、小早川秀秋が頭に浮かぶが、
小早川隆景は毛利の兄弟の中でもとっても優秀な人だったらしい。
ただ唯一の間違いは、子供がいなかったので豊臣秀吉の養子・秀秋を跡継ぎにもらい受けたことだった。
そもそも秀吉の親類・縁者にろくなものはいない、秀吉の弟以外は。

なんてことを窓から見えた看板を一瞬のうちに思いながら間もなく竹原の竹の館に到着した。


コメント (2)
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初ヒヨコ

2016年03月29日 19時09分19秒 | 鶏の話
ヒヨコが孵った。
今年の初ヒヨコが。
6個抱かせて今日孵ったのは1個だけ。
黒ウコッケイだった。
やっぱりウコッケイは優性遺伝するのだろうな。
残りは明日孵るだろうか?
孵したのはほんの数日前に、抱いたてた鶏の卵を横取りして抱きだした鶏。
追い出された鶏はきのうからまた別の卵を抱き始めた。
この運の悪い気が弱い鶏、ほとんど飲まず食わずで抱いてたのに・・・
これからまた3週間抱くのだろう・・・
体がもつかな?

今全部で4羽卵を抱いている。
今年は抱くのが早い。
この分では今年中に50羽になるのも夢ではない。
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牡山羊と葡萄の樹~イソップ寓話集から

2016年03月29日 13時13分33秒 | 本の中から
葡萄の芽がでるころ、牡山羊がその芽を食べていた。
葡萄の樹は牡山羊に向かって
「なぜ私を傷つけるのですか?多分草がないのでしょうね。
でも傷つけらてもやはりあなたがいけにえになるときに、人々に必要なだけの酒は差し上げますよ」
山羊は「ぎくっ」としたけど、それでもむしゃむしゃ食べ続けた。

(教訓)
とっても食いしん坊で今のことしか頭にない山羊には何を言ってもそれは無駄。
山羊の耳にめぇ~ん仏

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驢馬と狼~イソップ寓話集から

2016年03月29日 12時59分39秒 | 本の中から
ロバが草を食べていると狼がやってきたので、びっこのふりをした。
「なぜびっこをひいているのか?」
と狼がきくと、ロバは
「生け垣越すときとげが刺さりました、
口にされるときにとげが刺さらないよう、
まず私のとげを抜いてからお召し上がりください」
いかにももっともと狼はロバの足を持ち上げとげをとろうとした。
このときロバは狼の口を思い切り蹴ったので、狼はたまらず逃げ出した。
そして大いに反省して言うことに
「俺は親父から料理術は習ったが医術は習わなかった。
なんで医術に手を付けてしまったのか」

こんな風に人間でも場違いなことをすると不幸になるというのがイソップの教訓だけど、
あながち場違いでもない。
狼もの医者も料理人も肉を切り刻んで飯の種にしている。
あながち場違いでもなかろう。
似たものどおしではないだろうか?
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預言者~イソップ寓話集から

2016年03月28日 19時23分00秒 | 本の中から
預言者が市場で予言をして金を集めていたとき、
ある人が預言者の家に泥棒が入って盗んでいると教えてくれた。
預言者はびっくりして慌てて家に帰ろうとすると、
「おいおい君は他人のことはわかるのに自分のことはわからないのか」とからかわれた。

あるとき気象予報士がテレビ局に行く途中土砂降りの雨が降ってきた。
びしょ濡れになって何とかテレビ局にたどり着くと、局の人からからかわれた。
「おいおい君は日本全国の予報をするのに自分のところの予報はできないのか」

(教訓)
そうそう自分のことほどわからないものなの
ですよ

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抱卵

2016年03月28日 18時42分28秒 | 鶏の話
抱卵の季節。
今日も一羽抱き始めた。
これで今4羽。
抱いてるのを奪われた鶏にも新しい卵を抱かせた。
この鶏まったく運が悪いというか気が弱いというか、
普通に抱いていたらもう孵るのにこれからさらに21日間抱かないといけない。

ウズラの卵を騙して抱かせようという魂胆は結局失敗。
「ばかにすんな!ウズラなんか抱けるか!!」と思ったのだろう、みな割られてしまった。

今鶏は30羽くらいなのだけどこれを50羽にするのが当面の目標。
雛を買ってきたり孵卵器でかえしたらすぐに50羽になるのに、
もらってきた鶏以外はみな我が家の鶏に孵してもらっている。

ヒヨコが生まれるのを見るのは楽しい、
親がヒヨコをかわいがるのを見るのは楽しい、
ヒヨコが育っていくのを見るのは楽しい、
そして成長して卵をありがたくいただけるのが嬉しい。
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民進党

2016年03月28日 07時33分44秒 | ニュースの中から
うわさでは民進党とかいう政党ができたらしい。
不思議なことに合併すればするほど政党は小さくなりやがては消滅する。
維新の党などはまさにこれ。
それ以外にももう覚えきれないほどの政党がまるで泡のように、小さな泡が集まり大きくなってはじけて消えていった。
民主党も社民党のようにガラパゴス政党として生き残る道があったのではないか?
少なくとも半面教師としての存在意義はあったのではないだろうか?
また新しい政党の名前を覚えないといけないという迷惑を国民にかけることはなかったのではないか。
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樵夫とヘルメス~イソップ寓話集から

2016年03月28日 03時18分28秒 | 本の中から
木こり木を伐ってるとあやまって斧を川に落としてしまった。
嘆いているとそこへヘルメスがあらわれて、嘆いているわけを聞く。
そして川から金の斧をとってきた。
「これがお前のなくしたものか?」
「いえ、それではありません」
再び潜って銀の斧を持ってきた。
「これがお前のなくしたものか?」
「いえ、それではありません」
三度潜って鉄の斧を持ってきた。
「これがお前のなくしたものか?」
「はい、それです」
ヘルメスは男の正直なのを喜んで3本とも男にあげた。
この話を聞いた別の木こり、川のそばにやってきてわざと斧を川に落とした。
するとヘルメスがやってきて、
川から金の斧をとってきた。
「これがお前のなくしたものか?」
「はい、それです、それです」
この不正直者をヘルメスは怒って、金の斧どころかこの男の斧も取り上げた。


ところでこの話を聞いた別のいたずら好きな木こりがいた。
もし鉄の斧も自分のではありません、と言ったらヘルメスはどうするだろうな?困るだろうな?
そうだ小屋に壊れて使い物にならなくなった斧があった、このさい捨ててしまおう。
というわけで川にやってきた壊れた斧を投げ入れた。
するとヘルメスが・・・(きたきた!)
そして話のように金や銀や鉄の斧を持ってきた。
「いえいえ、それは」私のものではありません。
とみなことわった。
ヘルメスはすっかり困った。
失くした斧さえ見つけることできないとは神の沽券にかかわる。
斧を猫ばばしたなんて変な噂をたてられても困る。
とりあえずここは「家に帰って待ってるように」と帰した。
そしてちょっと考えて、あっ、そうだ!と思いついた。
今まで川に捨てられたものをみなあの男にやろう。
あとは勝手に選ばせるさ。

というわけで男はヘルメスいったいどうするかな?
ワクワクしながら家に帰ると玄関には粗大ごみの山!


(教訓)
粗大ごみは決められた場所と時間に出そう!
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天文学者~イソップ寓話集から

2016年03月27日 21時41分07秒 | 本の中から
ある天文学者が夜になると出かけて星を観察することを習慣としていた。
ところがあるときすっか空に心をとられてうっかり井戸に落ち込んだ。
嘆いて叫んでいると通りがかった人が事情を知り
「君は天のものを見ようとばかりして地上のものを見ないんだね」
とからかった。

この話、地上のものさえ見えない人がどうして天のものを見ることができる?
という意味だろうけど、それは逆だ。

(教訓)
賢者は見えないものを見、
愚者は見えないものしか見ない。
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ウズラ

2016年03月27日 18時54分04秒 | 鶏の話
鶏が3羽2か所の卵を椅子取りゲームのように抱いている。
ちょっと餌を食べに立った隙に去った抱いたり、
抱いてる鶏の隣に潜りこんで、無理やり抱いたり。
でもやっぱり一番小さいチャボが弱くて過ぎに奪われる。
そこでチャボにウズラの卵を抱かせてみようと思った。
チャボの卵は小さいのでもしかしたら騙されるかもしれない。
さっそく昨日10個買ってきて抱かせようとしたら・・・
フン、こんなもの抱いてやるもんか!
鶏の卵でないことばればれ!
そして4個割ってしまった。
というわけで失敗したのだけど、
今日抱いてた鶏の卵のそばでチャボがウズラを抱いていた。
さてどうなるか?
市販のウズラの卵は3割くらいは有精卵らしいので2個くらいは孵るかな?
最低10個は抱かせたかったのだけど・・・

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農夫と鷲~イソップ寓話集から

2016年03月26日 18時56分34秒 | 本の中から
ある農夫が罠にひっかてた鷲(ワシ)が見てほどいて自由にしてやった。
その後、この農夫がたまたま、いかにも崩れそうな塀の下に腰を下ろしていた。
それを見た鷲は、農夫の頭の鉢巻きを飛んで行って奪い去った。
「こらぁ~!まて~!!」農夫は鷲を追いかけると、後ろで大きな音がする。
さっき座っていた塀が壊れたのだ。
そこで初めて分かった、鷲が自分の命を助けてくれたことを。

そこで教訓、情けを受けたら恩返しをしないといけない・・・
情けは人の為ならず。

これは古今東西言えることだよね・・・
と思いつつも、これって単に願望じゃない?
「情けは人のためならず」ではなく
「恩を仇でかえす」のが古今東西もっと普通に行われてきたのじゃない?

(教訓)
情けは人の為ならず・・・
だったらいいなぁ・・・
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(兄弟げんかをする)百姓の息子たち~イソップ寓話集から

2016年03月26日 18時08分11秒 | 本の中から
ある百姓の息子たちがよく兄弟げんかをした。
いくら言って聞かせても治らない。
そこで息子たちに薪の束を持ってくるように言った。
そして薪を束ねたままで折ってみよといった。
でも息子たちはどうしても折れない。
そこで薪を1本ずつ与えるとみな簡単に折ることができた。
そこで「息子たち心を合わせていれば決して敵に負けることはない。
でも喧嘩をしていればすぐにやっつけられるだろう」

・・・この話、聞いたことがあるような話。
そう、毛利元就の3本の矢。

元就が臨終のとき3人の息子たちに言って聞かせた。
3本束ねた矢を折ってみろと。
でもだれも折れない。
1本だとみな簡単に折った。
このようにこれからは3人で力を合わせて毛利を守って行けと。

そこで疑問に思う。
この3本の矢の話、イソップ物語のパクリではなかったかと?
権謀術策により守護大名・大内氏を駆逐して中国地方を制覇した毛利元就、
その元就にしては恰好のいいこの3本の矢の話。
これがパクリだとしたら納得できるのだ。
そう、元就は(兄弟げんかをする)百姓の息子たちの話を知ってたのではないか?

大内氏は大内義隆のころフランシスコ・ザビエルに領地でのキリスト教の布教を許した。
このとき布教の手段としてイソップ物語も使われたのではないかと思われる。
後に天草で活字本による(キリシタン版)「伊曽保物語」が出版されたのを見ても大いにありうることだ。
きっと山口ではイソップ物語の話は意外とみんなに知られていて、元就もその話を知ってたのではないか?
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狐と葡萄の房~イソップ寓話集から

2016年03月26日 10時03分57秒 | 本の中から
腹を空かせた狐が葡萄棚から垂れ下がった葡萄の房をとろうとしたけど、届かない。
そこで独り言、
「あれはまだ熟れていないんだ」

これは狐が悔しまぎれに言ったこと・・・
自分の力が足らないのを他のせいにすること・・・だと一般に思われてるけど、
むしろ軽口、軽いのり、と受けとめたい。

(教訓)
何ごとも無理は禁物、あきらめが肝心。

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狐と牡山羊~イソップ寓話集から

2016年03月25日 20時35分44秒 | 本の中から
狐が井戸に落ちて出られない。
困ってるとそこに喉が渇いた牡山羊がやってきた。
これはもっけの幸い山羊に向かって、
「ここの水美味いよ!降りてこない?」
と水をほめちぎった。
根が食いしんぼうの山羊のこと、水が飲みたくなって、井戸に飛び降りた。
そして水をごくごくごく・・・
「うメェ~~~!」
そして水をいっぱい飲んだ後、さてどうしたものか?
ここからどうしたら出られるのだろう?
そこで狐が言った。
「君は前足を壁に持たせて角をまっすぐに立てるんだよ。
すると僕が駆け上って、それから君を引き上げるんだ」
そこで山羊は喜んでそうしたら、キツネは駆け上って井戸から出た。
そしてそのまま立ち去ろうとする。
「僕を引き上げるといったじゃない」と非難すると、狐は、
「君の脳みそが君の髭ほどあったなら、降りてはこなかっただろうね」
といって立ち去った。

でもこの話ちょっと変・・・
だって山羊はとっても臆病。
それにとっても水が嫌い。
雨が降りそうなだけで「めぇ~・めぇ~・めぇ~!」と大騒ぎ。
まして水の中に飛び込むなんて考えられない。
いくら狐が手練手管で騙そうとしても、
きっと山羊の臆病には勝てなかったろう。

(教訓)
臆病は最強の武器
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ヘルメスの車とアラビア人たち~イソップ寓話集から

2016年03月25日 19時16分04秒 | 本の中から
ヘルメスが嘘やペテンやかたりなどをいっぱい積んで、
世界中の旅に出た。
そしてみちみち国ごとにその積み荷を分かち与えた。
ところがアラビアに着いたとき車が壊れてしまった。
それを見たアラビア人、きっと高価なものに違いないと思いたちまちみんな略奪してしまった。
それ以来アラビア人はどの民族よりも嘘つきでかたりだという。

この話には後日談がある。
アラビアまでしか行けなかったヘルメスは今度は地の果て海の果ての日本を目指した。
より大きくてりっぱな2台の車も用意して。
そして積み荷を配りながら長い長い道中の後やっと中国にたどり着いた。
ところがここでとうとう1台が壊れてしまった。
仕方なくその積み荷はみな中国人にやって、残った1台で旅をつづけた。
そして朝鮮に着いたときさらに残りの1台も壊れてしまった。
それで積み荷は朝鮮に残し、日本にたどり着くことなく引き上げていった。

というわけでも今でもこのヘルメスの贈り物は中国・朝鮮にたくさん残っている。
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