ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

お花畑

2005年04月30日 14時53分21秒 | 田舎暮らし

里山には藤がよく似合う。萌えるような緑の中でぼんやりと淡く咲いている。
圧倒される緑の中で控えめな紫が心地よい。
都会では庭や公園でしかお目にかかれない桜も藤もつつじも、
里山では普通に自然に咲いているありふれた花だ。

12月にホームセンターで100個380円で買ってきたチューリップが今満開。
咲くかどうか不安だったけど、これはお買い得だった。
チューリップが終わったらシャガが咲き乱れ、ボタンも咲く。

5月は花の季節。雑草だらけの畑も畑の回りの空き地もまるでお花畑。
あまりのたくさんの草花に、さすがの山羊も食べ飽きたのか面倒くさそうに座りこんで・・・ それでも口だけは動かしている!

5月。一年で一番心が踊る月。木の葉が萌え出で、柿の葉も大きくなってきた。
そして山羊のユキの腹も膨らんだ。もう出産も間近。さすがのユキも慎重に歩く。
仔山羊が待ち遠しいな。
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ツタンカーメンえんどう

2005年04月28日 07時29分23秒 | 田舎暮らし
今年もツタンカーメン豌豆の花が咲いた。
ツタンカーメンの墓の中から出てきたというこのえんどう豆。
知人からもらったときは嬉しかった。
とっても貴重な豆、大切に育てなきゃ!

その後、あちこちでこの豆を作っている人がいることを知った。
そして次第にこの豌豆は畑の隅に追いやられて、今では片隅でひっそり咲いている。

そのうち、畑から追い出されて野良野菜になってしまうのかな?
雑草と一緒にひっそりと生き、そのうちにカラスノエンドウみたいに小さくなって、
野原一面にぎっしりと咲いてくれたらいいな。
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2005年04月27日 14時42分48秒 | 田舎暮らし
(草)
草の勢いが増してきた。誰からも邪魔者扱いされる草。 でも草がはえるのはとても嬉しい。
山羊や鶏の餌になるからだ。いつもはあまり草取りはしないのだけど、餌になるとなると苦にならない。
草を食べて糞をしてそれがボカシや堆肥になり、畑にまた還元され、野菜や草が生長する。
楽しい循環だ。それにこの時期はまだ草はそんなに成長してないので抜きやすい。
手や鎌だけで充分だ。

(鎌)
あの鎌はどこに行ったのだろう?ウドを掘ってる時に突然消えてしまった・・・
ウドの落ち葉の中に。
10年使ってすっかり切れ味が悪くなった鎌だったけど・・・。仕方がないので新しい鎌を買った。
105円の中国製の鎌を。新品なのに10年使った鎌よりも切れ味が悪い。
でも・・・中国製。そう中国製と聞いただけで妙に納得してしまう。まるで黄門様の印籠のよう。
絶対に文句を言わせない!、っていう感じが。
そうか・・・中国製か・・・

あの鎌はどこに行ったのだろう?10年間使った愛用のあの鎌は・・・

(草刈機)
とはいえ草の勢いはこのままではとどまらない。 
もはや手や鎌ではどうしようもなくなってまもなく草刈機が登場する。
休みの日には村のあちこちで草刈機の音が聞こえてくる事だろう。
こんどは干草をたくさん作ろう。まもなく生まれてくる仔山羊の為に。

(草刈鬼)
世の中には草を目の敵にして一本の草が生えても我慢できない種類の人がいるようだ。
さいわいうちの畑の周りは誰もなにも作ってないので、草が生い茂っても平気だけど、貸し農園などで隣りがこのような草刈鬼だったら悲惨だ。自分の畑だけでなく隣りの畑の草も我慢できないので、草を少しでも生やしてると、たちまち苦情をもらうことになる。家庭菜園なんだからもっと気楽にやればいいじゃない、といいたくもなるのだが、草によほど恨みでもあるのだろう、どうやら草退治を自分の唯一の使命だと思っているようだ。そのくせこんな人に限って、農薬を撒き散らして周りの迷惑を顧みない・・・
困ったものだね。

(新緑)
雨上がりの緑は目に痛いほどに映えている。新緑を見るのは楽しい。まもなく連休。
もちろん田舎暮らし人間にはあまり関係のないことだけど不思議と楽しい気分になれる。
今年も体験農園の客がやってくる。またしてもそれを口実に思い切りいっしょに酒を飲めるからだ。

(イチゴ)
5月はイチゴの季節。いつも決まって連休の頃から収穫がはじまる。
そろそろネットを張らないといけないな。野鳥はイチゴが大好きだから。
イチゴは傷みやすいので宅配では送れない。それで毎日毎日イチゴ責め。
いつも5月の終りには思う、もう来年は作るのやめよう!
でも秋になるとまたイチゴの苗の準備を始める。5月にイチゴは欠かせない。

(卯の花)
イチゴが終わるとウツギが咲く。初夏をつげる花だ。もう夏も近い。
朝早くから野良仕事をして、昼はシャワーを浴びて昼寝をする。古民家の室内はヒンヤリとして気持ちいい。

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ちゃんとすることしないこと

2005年04月26日 13時25分37秒 | 雑感
「ちゃんとしてない!」
これは当農園主がしばしば人から言われる言葉だ。
しかしこれは誤解というもの。
自分なりにちゃんとはしているのだから。
「・・・はどこに置いたか知らない?」
「散らかしてるから片付けたよ」
「ちゃんとここにおいてたのに・・・」
そうちゃんと置いていたのだ・・・

そもそも、ぐうたらがもっとうの当農園で「ちゃんと」を求めるのがおかしいのだ。
それになにが「ちゃんと」かは、人それぞれに違う。
としたら「ちゃんとしなさい!」というのは、自分の価値観をむりやり人に押し付けるという事でもあるのだ。そう「ちゃんと」人間って実はわがまま人間なのだ。

ちゃんとしてたまるか!


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ひょうたん

2005年04月26日 06時23分17秒 | 田舎暮らし
ひょうたんの苗を分けてもらってきた。
ひょうたんってなんか妙に気になる。
中に酒を入れて腰にかけて野良仕事の合間にゴクゴクと呑む。
夕方にはすっかり酔っ払って家路につく
・・・なんてどうしようもない酔っ払いの生活に憧れる。

ひょうたんがなくても田舎暮らしは出来るけど、ひょうたんがあったほうがもっと楽しい。
別に酒を入れなくても麦茶や柿茶や枇杷茶を入れてもいい。

秋にはひょうたんができるかな?
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農的暮らし7大必需品(7)紐・縄・綱

2005年04月24日 19時30分26秒 | 田舎暮らし
紐や縄もまた良く使う。
この近辺では古い家にはたいていシュロの木がある。この南国系の木は古民家にはいかにも不釣合いなのだが、幹の表面の繊維をとって縄にするために植えてある。
シュロ縄は水に強くとても丈夫だ。柵作りなど屋外の野良作業に欠かせない。けれども高いし自分で作るのも面倒なので、ついつい手軽なビニール製の紐を使ってしまう。ビニール製の紐は風化して1年もしないうちにぼろぼろになるので余り使いたくはないのだが・・・

昔はたいていの農家は藁で縄を作っていた。でも今ではもう作る人はほとんどいない。
縄・草鞋・俵・・・という藁の文化が失われるのは残念な事だ。
というわけで荒縄をつかうことはほとんどない。

紐縄類は農作業に限らずいつも脇役だ。唯一主役になるのは運動会の綱引きの時くらいか。
とにかく長いのでどうにも始末に悪い。絡まる、もつれる、ほどける~これが紐縄類の3大悪癖。
毎日少なくとも2度はこの悪癖に悩まされる。朝、山羊を繋ぐ時と、夕方ロープをほどいて小屋に入れるときだ。
朝繋ぐ時はロープがほどけないように厳重に木や留め金に留める。油断するとほどけて山羊が野菜を食べてしまうからだ。
昼間は山羊にロープが絡まってないか気が気ではない。夕方になるとロープをほどくのに悪戦苦闘する。
とにかく長いものは始末に悪い。ゾウが花粉症になったら大変だろうし(いったいどうやってマスクをするのだろう?)、キリンが風邪を引いたらマフラー代が大変だろう。
ヘビは自分で自分に絡まったりもつれたりしないのだろうか?
長い紐は必ず絡まりほどけばほどくほどますます絡みつく。
このように紐はいつも農的暮らしの裏社会できわめて陰険に生きているのだ。
そう、長いものとはお友達にはなりたくない。
長いものに巻かれて生きていくより、貧しくても田舎で気楽に暮らすほうがいい。
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農的暮らし7大必需品(6)かご・箱・ざる

2005年04月23日 14時24分57秒 | 田舎暮らし
カゴは主に収穫の時に使う。農的暮らし派としてはここはぜひ竹製で背中に背負うタイプにこだわりたい。
大根や人参を収穫してはポイと背中に向かって放り投げる。何本かは背中を通り過ぎてずっと向こうに落下しそうだけど、それが不思議とぎりぎりでかごの中に収まる。こんな光景こそ農的暮らしにふさわしい。

けれども最近はなかなかお目にかかれない。というより背中に背負う文化そのものが廃れている。
赤ちゃんを背中に背負ってる人はもうほとんどいない。赤ちゃんはお母さんの背中の温かさを感じることもなく育っていく。
このように背中に背負うのが農的暮らしの美しい姿だとはいえ、実際にはなかなか実践しがたい。
そう、やっぱりカゴはプラスチック製のものを手にもって使用している。安いし手軽だし・・・
スーパーの買い物カゴを狙っているけどなかなか手にはいらない。

ザルは竹製がいい。収穫物を洗ったり干したりするのに最適だ。通気性があり水抜きも出来る。
もちろんプラスチック製のザルも使用しているが、竹製こそ農的暮らしにふさわしい。

箱は良く使う。野菜を収穫したり出荷したり宅配したり保存したり、種を保存したり・・・と大活躍。
ダンボールと発泡スチロールの箱は欠かせない。昔、ダンボールがない頃はもっぱら木箱だった。
木箱は何度も使え水にも強いので悪くはないのだけどやっぱりあの重さがいけない。
農的暮らし派としては木箱に愛着を持ちつつも、やはりダンボール箱を使うことにしよう。
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農的暮らし7大必需品(5)ビニールポット

2005年04月21日 09時58分58秒 | 田舎暮らし
種を蒔くときに使うビニールポット。年に数回大量に使う。最近は種を直播する事はあまりない。
ビニールポットを使うと畑も種も効率よく使える。去年は玉ねぎの種を直播でなくポットに蒔いて見た。
するとわずか2袋の種で1000くらいの苗を作ることが出来た。これを直接苗床に蒔いたのではこうはいかない。
ポット蒔きだと目が行き届きこまめに水遣りも出来るからだ。土の中から芽が出てきてどんどん大きくなるのを間近に見ることが出来るのはとても楽しい。
大根も人参もほうれん草も直播するように種袋の説明には書いてある。これはきっと種を多く使わせようという魂胆に違いない。だいいちたくさん蒔いて間引きするなんてまったくの無駄というほかない。せこく貧しくみみっちくこそ自給自足の基本なのだ。
それに間引きの時はいつも悩む。説明では出来の悪い苗を間引きするようにかいてあるけど、
たいてい場合ほとんど出来がいいか、ほとんど出来が悪いかのどちらかなのだ。説明書どおりだと全部抜くか全部残すかという事になってしまう。
もちろん間引きしなかったら出来の悪いものもあるだろうけど自給自足的な農業なら少しもかまわない。
それにきっと大器晩成型の野菜もいるに違いない。

ところでビニールポットはどうして形が丸なのだろう? 丸いと並べた時どうにも収まりが悪い。
四角のポットがないわけではないが相変わらず丸が主流だ。鉢は最近は結構四角のものも増えている。
もっと四角のポットを普及させなければ・・・
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もう手打ち?

2005年04月19日 11時57分38秒 | ニュースの中から
もう少し楽しませてくれたらよかったのに、もう手打ち?!
3社傷み分け・・・と言うより、ややライブドア有利ってところか。
儲かった分で、またM&Aが出来るという、堀江社長のコメントには笑える。
まさにテレビの中の懲りない面々、って感じかな。
でも、これからも堀江社長には既成秩序をどんどん打ちやぶって欲しいね。
それだけでもう充分役目を果たしている。
次を期待します。
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農的暮らし七大必需品(4) ネット

2005年04月19日 08時55分53秒 | 田舎暮らし
ネットも農的暮らしに欠かす事は出来ない。防虫ネット、防鳥ネット、防獣ネット、防人ネット(?)、寒冷紗・・・など用途により色々な種類がある。
鳥や虫はしばしば野菜を一網打尽にしてしまう。わざとおっとり構えて「お互いに生きているんだもの、少しくらい鳥や虫にやってもいいじゃない・・・」と、
人には言っても、内心は怒りで煮えくり返る。「う~ん、こいつめ!」
そこでネットをかけることになる。防虫ネットはそれなりに効果はあるが高価なので野菜が小さい時だけ使っている。
なお防虫ネットは防虫だけでなく、種取りの時も効果がある。 花が咲きそうになると、ネットをかけて他の品種との交雑を避けることができる。ただネットをかけると手で受粉してやらないといけないので実に面倒くさい。

防鳥ネットは野鳥保護のため禁止されている霞網と同じものだ。これは安いけどすぐだめになる。ヒヨドリなどが絡みつき、はずしてやるのに悪戦苦闘したあげく結局切るほか
ないからだ。それに防鳥ネットは作業着のボタンにすぐ絡みつき、実に始末に悪い。野鳥の怨念が篭っているのだろうか? 防鳥ネットには人間に対する悪意すら感じられる。

防獣ネットは鹿や猪などに使うが、完璧に防げるというものではない。動物は意外とぐうたらなのでわざわざネットを壊すよりもネットをしてない畑を狙う。でもどこもネットをしてたら、ネットを壊して入ってくる。
これは防人としての役割もある程度果たしている。わざわざネットを越えて野菜を盗みに入ろうと思う人はあまりいないに違いない。結局動物も人間の大差はないのだ。
ただ当農園では防獣ネットは使っていない。かわりに電気柵を使っている。タイマーで夜中だけ電気が流れる。さわると思わず「ギャー!」と叫ぶ事だろう。これは効果はあるが面倒だ。草が線に触れると漏電するので電気柵の下はいつも草刈りをしておかないといけない。
これを応用すると泥棒避けになるのではと考えない事もない。夜中にこっそり家の周りに線を張っておく。そして泥棒が入ろうとすると「ギャー!」。しかしこれはまずい事に気付いた。酔っぱらって帰ってきたときうっかり線の事を忘れてさわらないとも限らないからだ。
それに昼間はまるで無力だ。そういえば猿も飛びこえて入ってくるらしいので猿にも無力だ。 人間も猿も大差ないようだ。

防獣ネットはマメなどのネットに使うことも出来る。杭を打ちネットを張るという面倒な作業を年二回はする。また撤去する時も面倒だ、絡みついたマメの茎やツルを一つづつはずしていく。このまま撤去しないで次のマメを植える時までおいとこうか、と思わないでもないのだが、マメは連作できないという事なので撤去しないわけにも行かない。
なお今年はネットを使わないで竹の枝を並べてネット代わりにしてみた。これだと張るのは面倒だけど撤去する時は焼くだけでいい。

しかしこう見てみると各ネット共通の合言葉がある。それは「面倒くさい!」ということだ。

どうも人間はネットと相性が悪そうだ。インターネットに振り回されている今回の中国の騒動を見るにつけそう思う。
インターネットを使いこなすには誹謗中傷に振り回されない成熟した社会が前提となる。中国はとうていそこまで達していないようだ。
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脱亜入欧

2005年04月18日 23時19分39秒 | ニュースの中から
脱亜入欧・・・悲しい言葉だね。
きっと明治の人は本当に思ったに違いない。中国・朝鮮と手を組んで欧米の侵略から守りたいと。
でも儒教に蝕まれた中国・朝鮮とは話すら出来なかった。やむなく無理して欧米列強のまねをするほかなかったのだ。

あれから150年。今だに儒教の呪縛から、中華思想と小中華思想から離れる事が出来ない中国と南北朝鮮・・・ これらの国と当たり前の会話すら出来ないことが、何時までたっても大人になれないこれらの国に対して、脱亜入欧という悲しい言葉が浮かんでくる。

脱亜入欧・・・悲しい言葉だね。
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2005年04月18日 13時54分53秒 | 田舎暮らし
筍が次第に大きくなりいたるところに生え出した。
最初は喜んで掘っていたのに、しだいに顔が固くなり、そのうちに顔が引きつりだす。
とにかく毎日掘らないとすぐ果樹園が竹林になってしまうのだ。
この頃になると、みんな近所の人から貰うので、もう誰も貰ってはくれない。
それに出だした頃とちがって、大きく味もまずくなる。
しかたなく釜戸でどっさり湯がいて、一年分酢づけにする。
それでも次から次に生えてくるので、やたらと猫なで声で電話をかけまくる。「ねぇ、筍いらない?」
・・・そして連休が終わる頃、さすがの筍攻撃も収まり、里山は静けさを取り戻す。

ねぇ、筍ほりにこない?
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農的暮らし七大必需品(3) 作業着(作業着・手袋・靴・帽子)

2005年04月18日 13時26分48秒 | 田舎暮らし
農的暮らしにとって作業着はとても重要なのでプロとしては最もこだわりたいところだ。間違ってもジャージとスニーカーなどというスタイルは避けたい。家庭菜園の素人と間違われてしまうからだ。

しかし、あらためて考えると、どうもぴったりする作業着がみあたらない。今ベージュやグレーの工事用の作業着を着て野良仕事をしているけれども、これは電気工事屋のおじさんと間違われそうでいけない。不要なポケットがたくさん付いているのも、もともと野良仕事用でないことをあらわしている。もっとぴったりする野良仕事の服装はないものだろうか?

作務衣姿で野良仕事をするのはなかなかいいものだが、足元がいけない。作務衣にはやはり草履だろうが、これでは畑仕事にはちょっと苦しい。まして田んぼでは仕事にならない。

というわけで不思議な事に百姓の制服というのが未だないのだ。サラリーマンといえば背広にネクタイ。それなのに百姓の制服がないとは実に嘆かわしい。

けれどもこれは男性用の作業着の話で女性用には既に制服がある。ホームセンターなどに行くと女性用の作業着が売っている。赤や紫系の野暮ったい花柄の作業着が・・・。
こんなもの買う人いるのかな?と思ってたらいるんですね、それが。ちゃんとあの花柄を着て野良仕事をしてる。そしてそれが見事にはまっているのだ。どんな上品な人でもあの花柄を着て野良仕事をするとたちまちそんじょそこらの農家のオバサンになってしまうから不思議だ。
作業着はかくありたいとつくづく思う。やはり「女物は花柄」と単純に決め付けてるのが成功したのだろう。
そこで男物の作業着にはぜひ唐草模様を取り入れて欲しい。
1に野暮ったく、2に野暮ったく、3,4がなくて5にやっぱり野暮ったい! これこそ百姓の作業着の基本なのだから。

次に手袋。これは軍手に限る。かっては百姓が土を触るのに手袋をするとは何事だろう?!と思ったものだが、慣れるとすっかりはまってしまった。
畑にはたくさんの生き物がいて、みんな素手で土に触れている。そう、ここで、「こちとらはそん所そこらの虫けらとは違うんだからね!」と、一線を引くことが出来るのだ。
それに軍手は手袋としてだけでなく雑巾代わりにする事も出来る。軍手だと汚れても少しも気にならないからだ。
ただ、暖かくなってきて、草むらなどをさわる時には軍手でなく作業用の皮手袋を使うことをおすすめする。マムシが潜んでいるとも限らないからだ。

なお靴と帽子については長くなるので、ホームページ「ぐうたら里山暮らし」の方を参照してもらいたい。ここでは懇切丁寧かつきわめて科学的に考察している。

http://www2.odn.ne.jp/migita/kurasi/kurasi/kurasi.htm
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農的暮らし七大必需品(2) ブルーシート

2005年04月16日 21時54分00秒 | 田舎暮らし
昔の田舎の庭には筵は欠かせない。 筵に芋などを並べて乾燥させたものだ。
でも今ではブルーシートになってしまった。莚のほうが通気性があって乾燥させるにはずっといいのだが・・・

ブルーシートは良く使う。 草や山羊の敷き草を乾燥させたり、堆肥の覆いをしたり・・・。
これは消耗品。 3年も使うとぼろぼろになる。田舎暮らしする時には最初に数枚は用意しておきたい。
仮に田舎暮らしに失敗してもこれさえあれば当面、家の代わりになるという悲しい使い道もあるからだ。
そう、ブルーシートとダンボールは一番最後まで持っておくことにしよう。

しかし、どうしてブルーなのだろう?、といつも疑問に思う。赤や黄色や花柄があってもいいではないか。
唐草模様なんか田舎暮らしにぴったりではないかと思うのだが・・・
いったい誰がブルーと決めたのか! 責任者出て来い!! と、怒っても仕方ないか・・・ 
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農園七大必需品(1) 袋

2005年04月16日 21時50分35秒 | 田舎暮らし
袋は意外とよく使う。 米ぬかやボカシを入れたり、裏山から落ち葉を持ってきたり、堆肥を入れて畑に投入したり・・・ 
 
田舎暮らしを始めた時、ホームセンターから大量に牛糞と鶏糞を買ってきて畑に投入した。そのときの40キロ入りの牛糞の袋と20キロ入りの鶏糞の袋を今でも重宝している。
*今では市販の牛糞や鶏糞は使っていない。配合飼料で育った抗生物質まみれの非健康な牛や鶏。
 その糞が体にいい訳はないからだ。)

牛糞の袋は移動用。堆肥や米ぬかや落ち葉などを入れて運搬するのに使っている。鶏糞の袋は肥料入れ。ボカシを保存したり、草木灰を作って入れたり・・・
他には土嚢袋 これは災害用ばかりでなくボカシを入れるのに良い。 通気性があるので乾燥するので
鶏糞の袋よりもよい。
紙製の米袋。 これには米や米ぬかなどを入れている。 本当は俵といきたいところだけど、もう今では手に入らない。 この近くでも俵を作れる人はもうわずかしかいない。炭焼きやわらじもそうだけど昔誰でもやってた事が今では急速に失われている。
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