ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

霜降りて・・・

2021年11月29日 17時53分34秒 | 田舎暮らし
今日も霜が降りた。
霜を見るとついつい志貴の皇子の歌を思い出す。

 葦辺行く鴨の羽交ひに霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ

魅力的な万葉集の歌の中でもとりわけ志貴皇子の歌につよく共感を覚える。
志貴皇子は天武朝全盛の時、天智系の皇子として何ら重要なポストに就くこともなく、不遇な生涯を送った。
その歌には清涼感とある種の諦めが感じられる。

 采女の袖吹きかえす明日香風都を遠みいたづらに吹く
 
この主流に乗れない傍観的な気持ちにとても魅かれた。

 石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも

にもかかわらず、そこに自分だけの喜びを、希望を見いだす。
そこにとても魅かれる。
志貴皇子は恵まれなかったけどその子は天皇になった(光仁天皇)。
そして孫(桓武天皇)は新しい時代、平安京を築いた。
孫の代になって、萌え出づる春が実現した。

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晩酔夜読

2021年11月28日 18時47分53秒 | 田舎暮らし
昼間はそれなりに体を使って暮らし、
晩になると晩酌。
それからしばらく眠って夜になると、目が覚めて、
うつらうつらと本を読んだり眠ったり・・・
そのうち目が冴えてきて明け方まで読書に明け暮れる。
こんな暮らしを毎日毎日、続けている。
そうこれがきっと昔、憧れていた暮らしなのだろう。
晴耕雨読ではなく晩酔夜読。
まだまだ読みたい本はいっぱいある。
読書の泥沼に浸かって、この底なし沼に浸かって、この無間地獄に浸かって、
今宵もこれから本を読む。
晩酔夜読・・・これが今一番の楽しみだ。
さて今宵はどんな世界が広がるかな?
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やっぱり・・・

2021年11月28日 18時30分43秒 | 田舎暮らし
起きたら、霜が降りていた。
やっぱり・・・
昨夜は寒かったもんね。
多肉植物を家の中に入れといてよかった。

というわけでもう薪ストーブの出番だね。
とうわけで今日やっとようやく煙突掃除。
でも幸いそんなに煤はたまっていなかった。

さあ明日からは薪でのほほんとした暮らしが始まる。
石油ストーブやエアコンみたいなあんな冷ややかな暖かさではなく、
やっぱりぽかぽかうつらうつらの薪ストーブがいいよね。
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今日も博愛精神で・・・

2021年11月27日 17時26分16秒 | 酒の話
とっても寒かった!
もう冬だね。
明日あたり初霜が降りそうで、
それであわてて多肉植物やデンドロビュームを室内に入れた。
これから春まで水やりもほとんどすることもなく、
暖かい太陽にほとんどあたることもなく、
薄暗い室内でただただひたすら耐えてもらおう。
でもこんな生き方・・・はたして植物たちが望んでいるのだろうか?
種を落してやがて枯れ、春に落ちた種から新しい生命が宿る。
これが本来の生き方じゃないだろうか?

植物だけではない、鼻から管を通され、ただ生かされてるだけの植物人間、
こんな生き方を誰が望む?
延命治療なんてまさに悪魔の所為。
悪魔に魂を売り渡した医者たちの所為。
医学は人類にとって有益だったか有害だったか
むしろ害の方が多かったんじゃないだろうか?
バッハやヘンデルの寿命を縮めモーッアルトをヒ素で殺した医者たち、
長い間西洋では血を抜く医療が行われてきた。
弱ってる患者たちからさらに血を抜いて患者を弱らせる・・・
こんなことをして患者を治すのでなく逆に殺してきた。
これが西洋医療ではなかったか。
いったい成人病が西洋医療で治ったか?
高血圧が薬で全快したか?・・・症状を抑えて、誤魔化していつまでも医者の金ずるになっただけじゃないか。
風邪さえも治せなくて、解熱剤で誤魔化してきただけじゃないか。

大切なのは長く生きることではなく、いかに生きるかと言うこと。
寿命を延ばすことが良いこと、なんて迷信は捨てて、
不自然に伸ばしたことによる弊害がいかに大きいか、と言うことを知ろう。
縄文時代の寿命だったら年金問題も介護の問題も医療費の問題も起きなかった。
そう、大切なのはいかに生きたかと言うこと。

・・・なんて言いながら、もっぱら酔っぱらって生きてきた人間としては
なんとも心苦しい。
でもね、1分の虫にも5分の魂。
1分の酔っぱらいにも5分の言い分。
呑むことは国に税金を他の人以上に税金を払うことなんだよ。
そうそうこれもひとえにお国のお役に立ちたい、
人様のお役に立ちたいという無私の念。
それに他の人以上に長生きしたいなんて邪念はまったくない。
せいいっぱい税金を払ったら、他の人よりも早く死んでもいい、これこそ人様のお役に立つこと。
こんな無私の気持から毎日酒を飲んでいるんだよ。
さらに酒の肴は中国産のバターピーナツ。
今までひたすら避けたきた中国産。
でも今では博愛精神で中国産もありがたく頂いている。
だって中国産のピーナツだよ!
寿命を縮める効果が期待できるじゃない。
国産のピーナツだったらそんな効果は期待できないよね。
というわけで毎日精いっぱい酒税を払い続け、時々日中友好のために中国産バターピーナツを食べる、これこそ愛国者の鏡・・・じゃない?

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庭の紅葉

2021年11月26日 17時40分47秒 | 花便り
果樹園の紅葉はもう真っ盛り!
でも庭の紅葉はまだぼちぼち色づいている。
でもでも緑と黄色と紅い葉が同時に見れる、今がもしかしたら見事かもしれないよ。
この紅葉、十年くらい前に果樹園の実生苗を植えたのだけど、
とっても小さかった苗も、もう背丈よりもずいぶん伸びたのだけど、
まったく軟弱な奴で紅くなる前、黄色くなったらみんな散ってしまった。
でも次第に紅い葉がぽつぽつと見えてきた。
今年はきっと緑と黄色と紅い葉が同時に散ってしまうのだろうな。
それはそれできっといい風情。
いつも晩生の庭の紅葉。
それはそれでいい風情。
いつまでも晩生でいてね。








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この世の至福は・・・

2021年11月25日 19時43分08秒 | 酒の話

 この世の至福は生まれてこないこと
 ひとたび生まれて来たからには
 いち早くハデスの門をくぐること

この古代ギリシャの詩人のように
確かに一番いいのは生まれてこないこと
でも無理やり生まれて来たからには
せめてハデスの門をくぐる前に
酔って酔って酔いどれてこの世を終わりたいもの

今宵もまたまた酔ってます
酔いの中にこそこの世の至福はあるのです
今宵もまたまた酔ってます
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燗酒

2021年11月24日 18時34分48秒 | 酒の話
寒い夜はやっぱり熱燗。
このところずっと舌が焼酎に汚染されてて、あまり日本酒は飲まなくなった。
でも、やっぱり寒いときには熱燗だよね!
確かに高級な日本酒はそのまま冷で飲むのがいいけど、
普通の酒だったらやっぱり燗だね。
手作りの徳利で、ちょっと熱めの燗にして、
手作りのぐい吞みで、ちびりちびりと、そのうち、ぐいぐいと、呑むのがやっぱり最高だね。
そして、そのうち、つくづくと、徳利やぐい吞みを、見つめると、
やたら欠点ばかりが目に付く。
そしてほんと思うよ、下手だなぁ~と。
そうそう1割の愛着感とあとの9割は反省ばかり。
でもその反省感があるからこそ、何とか次はもっとまともなものを作ろう!という気になってくる。
でもまあそんあことは、ともあれ、やっぱり冬は燗に限る。
それも自作の徳利とぐい吞みで呑むに限る。
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冬日和

2021年11月23日 18時04分00秒 | 田舎暮らし
もうすっかり冬だね。
晴れたり降ったり曇ったり・・・
何とも落ち着かぬどんよりとした天気。
そうそう冬日和満喫(?)の一日だった。
田舎暮らししたいなと思ってる人、
こんな日に古民家に来たら?
田舎で晴耕雨読暮らしをしたいなと思ってる人、
これからの季節に田舎暮らし体験をしてみたら?
とうてい本なんか読む気にもなれないよ。
ともあれもうすっかり冬気分。
そろそろ多肉植物も家の中に入れないとね。
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挿し木

2021年11月22日 17時31分43秒 | 田舎暮らし
久しぶりに雨。
しっかり真面目にふってくれた。
せっかくの雨時間、久しぶりに陶芸をした。
すっかり固くなってた土を水を加えながら捏っていく。
これはもはや完全に肉体労働者。
3種類の土を捏ねたのでそのたびに板を拭き、包んでいた布を洗い・・・
それだけで半日が過ぎた。
(自称)陶芸家はその実、洗い屋、捏ね屋。
それで半日が終った。
すっかり疲れて、後は明日だよ明後日だよ。
でも久々の雨、これを利用せぬわけにはいかない。
急遽、梨の剪定、10本ほども枝を伐って土に挿す。
せめて1本でも根付いてくれたらいいのだけど・・・
実はこの数日、挿し木をやっている。
今まで一度も成功したことのない挿し木を。
柚子、ツツジ、サツキ、栗・・・そして今日は梨。
後、桃と梅を挿し木したら予定終了。
それぞれ5~10本ほど指してる。
みんなせめて1本だけでも根付いてくれたらうれしい!


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またまた紅葉

2021年11月20日 18時10分41秒 | 花便り
今どき全国津々浦々に紅葉の名所が出現する。
この紅葉こそ日本一!という日本一の名所があちこち出現する。
そして今住んでるこの町にも、日本一・・・というか・・・日本で数番目・・・というか・・・近畿地方で・・・というか・・・いえいえ、せめてこの県で・・・というか・・・
まあそれなりに有名な紅葉の公園がある。
ねえねえ、この写真見て?
なんか日本の秘境!って気にならない?
山奥でつり橋があって・・・
(本当は町のほぼ中心部、JRの駅も近いんだけど・・・)
でもまあ、こんなところに日本の、いえいえ町の、紅葉の名所がある。
今日たまたま近くまで行ったのでついでに寄ってみた。


紅葉は今が見ごろ。
日頃ひっそりとしているこの公園も今日は土曜日と言うこともあり、人は多かった。
しばらく紅葉の写真を堪能してくださいね。
えっ、堪能?
時間つぶし、暇つぶし・・・
それでもいいから見てくださいね。







ついでにこれは何かな?


山茶花かな?
まあどうでもいいや、ついでのついで!撮りました。
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紅葉

2021年11月19日 18時21分06秒 | 花便り


我が家の紅葉もそろそろ見ごろ。
しこしこと薪づくりの合間に紅葉を楽しんでいます。





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スギナの水玉

2021年11月17日 19時14分59秒 | 写真

寒くなると水玉の季節。
毎朝草花は水玉に輝く。
今日はスギナの水玉の写真です。




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薪づくり

2021年11月16日 18時20分43秒 | 田舎暮らし
今月から公民館講座の陶芸教室が再開した。
それでながいことさぼっていた作陶をしようかなと思ったけど、
こんな寒いときに冷たい土などさわってられるか、とばかり、
やっぱり今日も温まる木切り作業に終わった。
やっぱり寒いときは肉体労働だね。
伐り倒していた木からシイタケ用の榾木を15本ほど作った。
数年前までは毎年50~60本作ったけど、今では20本程度で満足している。
自給用にはこれで充分なのだ。
端材は薪に使う。
むしろこちらの方がメーンかもしれない。
冬はもうすぐそこまでやってきている。
薪づくりを急がねば!

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木伐り月

2021年11月15日 17時47分12秒 | 田舎暮らし
寒くなると体を動かすのが億劫で何ともやる気がしない。
もっともやる気がしないのはいつものことだけど・・・
これではいかん!とばかり今日もちまちま灌木切り。
里山はほっといたらどこもかしこも雑草や笹や灌木に覆われジャングルになってしまう。
それで時々、いい加減にせぇ~!とばかり灌木退治をする。
でもすぐに負けてジャングルになってしまうのだけど・・・
ともあれバサッと刈り取ったときは壮快!
勝った!・・・と思う。
そして刈り取った木は乾かして薪に、草や笹はそのうち堆肥になるだろう。
この冬はいっぱい木を伐って果樹園を広げようと思っている。
そしてもうそろそろ水仙を増やすのには飽きてきたので、紫陽花にも飽きてきたのでツツジやサツキを増やそうかなと思っている。
モミジかそろそろ赤くなってきた。
農閑期は忙しい。
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冬日和

2021年11月12日 18時09分22秒 | 田舎暮らし
今朝は寒かった。
気温はたぶん5~6度。
まだ霜は降りてなかったけど、
もうそんな心配をしないといけない時。
おまけに終日、晴れたり曇ったり降ったりのなんとも安定しない冬日和。
我が家のもみじはまだ赤くなってないけど、あちこちで紅葉祭の便りが聞こえてくる。
そんな晩秋、冬も真近。
唱歌の「冬の夜」や「母さんの歌」

冬の夜
文部省唱歌
一、
  燈火ちかく衣(きぬ)縫う母は
  春の遊びの樂のしさ語る。
   居並ぶ子どもは 指を折りつつ、
   日數かぞへて喜こび勇む。
     圍爐裏火はとろとろ、
     外は吹雪。
二、
  圍爐裏のはたに繩なふ父は
  過ぎしいくさの手柄を語る。
   居並ぶ子どもは ねむさ忘れて、
   耳を傾むけ、こぶしを握る。
     圍爐裏火はとろとろ、
     外は吹雪。

この歌でなんか気になるのが「過ぎし戦の手柄を語る」と言う歌詞。
これは戦後「過ぎし昔の思いで語る」と変えられたらしい。
戦争で手柄を立てるのは悪いこと?
国を守るのは悪いこと?
外国では戦で手柄を立てるのと英雄として称賛される。
それが日本では悪いこと?
もっともっと大らかな普通の日本になって欲しいと思う

「母さんの歌」
 窪田聡作詞・作曲

かあさんは 夜なべをして
手ぶくろ 編んでくれた
こがらし吹いちゃ つめたかろうて
せっせと編んだだよ
故郷のたよりはとどく
いろりのにおいがした

かあさんは 麻糸つむぐ
一日 つむぐ
おとうは土間で 藁打ち仕事
おまえもがんばれよ
故郷の冬はさみしい
せめて ラジオ聞かせたい

かあさんの あかぎれ痛い
生味噌をすりこむ
根雪もとけりゃ もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞える
なつかしさがしみとおる

この歌は唱歌ではなく割と新しい歌。
でも唱歌風なレトロ気分満喫だ。
でもこの中で気になるのは「生味噌をすりこむ」と言うところ。
あかぎれに生みそをすり込んだら治るどころか余計悪くなりそうな気がするんだけど、どうなのだろう?

まあそれはともあれ、まもなくすぐに「冬の夜」や「母さんの歌」の季節になるんだね。
薪ストーブ、もうつけなくっちゃね

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