ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

チャボの卵

2010年07月29日 22時31分59秒 | 田舎暮らし
チャボと黒ウコッケイがやってきて1ヵ月半。
相変わらず隅っこで落ち着かなく過ごしている。
この前からチャボが卵を生み出した。
小さな小さな卵を。
他の卵の半分くらいの大きさかな?
とっても小さいので躊躇しつつも思い切って食べてみた。
ゆで卵にして。
というのも、生卵だとどうもよくわからないけど、ゆで卵にすると味がよくわかるから。
するととっても濃厚。
他の卵に比べて味が2倍に凝縮している感じだった。

今度は黒ウコッケイの卵を食べたいのだけど・・・
いつになることやら。
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竜馬伝

2010年07月26日 08時43分21秒 | 雑感
テレビは報道番組と天気予報以外はあまり見ない、「げげげの女房」と「竜馬伝」以外は。
「竜馬伝」は第三部に入ってから舞台が故郷の長崎になったので興味を持って見ている。
それに主役の福田・・・なんとか言う人の実家は我が家の実家の直ぐ近くらしいのでなお興味を持っている。
実家の近くには外人墓地がある。そこには中国人やロシヤ人の墓がたくさんある。
この境内に悟真寺という寺がある。
この寺は長崎の寺社でいちばん古い寺。
一番古いといってもたてられたのは16世紀の後半。
それ以前の寺や神社は長崎にはない。
それはキリスト教徒によってみな破壊されたから。
長崎のキリシタンというと悲惨な迫害を受けた被害者というイメージが強い。
でもそれ以前には加害者でもあった。
一方的な被害者、一方的な加害者ということももちろんあるけど、
被害者がしばしば加害者に、加害者がしばしば被害者になることも多いのだ。
一方的な見方は危険だ。
前回は浦上天主堂と隠れキリシタンが出てくる場面があったので、ふと気になって書いた。

ところで「竜馬伝」では岩崎弥太郎をあまりに軽く描きすぎてないだろうか?
勝海舟は「土佐では坂本と岩崎だ」と岩崎弥太郎を竜馬と同じくらいに評価している。
それで岩崎を軽く扱うのは経済人よりも政治家としてのイメージの強い竜馬のほうを評価するのは官尊民卑の表れではないだろうか?
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慈善・奉仕・お互いさま

2010年07月24日 18時47分18秒 | 雑感
慈善や奉仕という言葉にはとっても違和感を覚える。
なんかとってもはずかしいことのような・・・
慈善や奉仕活動を続けるためには全財産をはたいてはいけない。
今の財産、今の身分を維持している限りではじめて成り立つことなのだ。
慈善や奉仕活動を続けるためには、
金持ちはいつまでも金持ち、貧乏人はいつまでも貧乏人でなければならない。
日本ではもうひとつ慈善や奉仕活動が定着していないと感じるけど、これはこれでとってもいいことではないだろうか?
というのも日本には「お互いさま」という文化があるから。
貧しい人たちに何かしてあげても、それはお互い様、自分たちだっていずれ同じ立場になるかもしれないから。
災害にあった人たちになにかしてあげても、それはお互い様、自分たちだっていずれ同じような立場になるかもしれないから。
だから慈善や奉仕活動を受けた人は卑屈になるかもしれないけど、お互い様だったら、そこは対等な関係。卑屈になることはない。
これがもともとの日本の文化ではなかったのかな?
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草刈り

2010年07月24日 15時49分58秒 | 田舎暮らし
思いっきり草刈をして。
山羊小屋にどばっ、どばっ!
さらに、どばっ、どばっ!!
ついでに鶏小屋にも、どばっ、どばっ!
さらに、さらに山羊小屋に
どばっ、どばっ、どばっ!!!
どうだまいったか!

最初は食べてた山羊もそのうちあきれて見向きもしなくなった。
鶏もちょっとつまんで呆れ顔。

山羊は堆肥にするために大量に草をいれ
鶏は草を入れると涼しいかな?と思ったから。

おかげでこちらは汗だく。
これを何度か繰り返すと冬には山羊堆肥がいっぱいとれる。
堆肥は買ってもたいして高くはないけど、やっぱり自前の堆肥にはかえられない。
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焼酎

2010年07月23日 17時49分29秒 | 酒の話
焼酎はお湯割りに限る!
・・・というわけでもない。
特に夏はお湯割りは暑くてかなわない。
それで今ではロックかストレート。
昔はお湯割りにレモンや梅干を入れたりして呑んだ。
でも今ではこんな呑み方をする人はほとんどいない。
焼酎の味が変わったわけではなく、皆が焼酎の味に慣れたからだろう。
生まれは九州なので、焼酎を昔から飲んでいたように思われるけど、北九州と南九州では違う。
南九州だと酒というと焼酎。でも北九州では酒というとやっぱり日本酒。
それで焼酎を初めて飲んだのは20代の半ばではなかっただろうか?
最初呑んだのは35度の球磨焼酎。レモンとお湯割で飲んだけどあの匂いと強さにまいってほとんど呑めなかった。
でも今では焼酎は大好き。定番は米焼酎だけど、麦も好きだ。
あの独特のにおいと甘さがいやで避けていた米焼酎も、そしてとりわけ嫌いだった薩摩白波も今では呑める。
味覚は進化する。
呑み方も進化する。
きっとこれからは焼酎はストレートかロックが主流になるだろう。
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メダカ

2010年07月22日 02時24分37秒 | 田舎暮らし
メダカを別の水槽に移して、そのままにしていた水槽。
そろそろ処分しようかと思ってたら、
あれれ、なんか・・・?
あかちゃんメダカが泳いでた!
3匹・・・4匹・・・
今年は生まれないのかなと思ってたら石の影に隠れていたらしい。
他の水槽にはいないようだ。
かえるやヤゴに食べられたのだろうか?
それとも隠れているのだろうか?

メダカを飼って最初の年は割りと面倒を見たのでビックリするくらい子メダカが生まれた。
でもそれからはほったらかしにしてたらほとんど生まれない。
そして久しぶりのあかちゃんメダカ。
これは育てねば!
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ひよこ

2010年07月21日 21時52分47秒 | 鶏の話
ヒヨコが産まれて1週間、
3個の中から1羽だけしか生まれなかった。
産卵率が随分落ちたので今回は3個だけしか抱かせなかったのだけど・・・
他の2個は無精卵?
そんなことないと思うのだけど・・・
雄鶏はいっぱいいるのだから。
ともあれヒヨコになったのは1羽だけ。
他の2個は・・・まだ抱いている。
もう孵らないのに・・・
かわいそうなので卵をとってやろうかなと思うのだけど、
せっかく抱いている卵。
きっとヒヨコは卵の中で死んでるだろうけど、
奇跡的に孵らないとも限らない・・・
もうちょっと、親鳥が完全にあきらめるまで、
そのままにしとこう。
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農園見学ツアーとカレー教室の写真

2010年07月21日 12時55分48秒 | 田舎暮らし
農園見学ツアーの写真とカレー教室の写真は(手抜きして?)人のブログで紹介します。

農園見学ツアー  ひでさんの穀菜食日記
http://hidesan777.blog81.fc2.com/blog-entry-402.html

カレー教室   こめこめかふぇ
http://kome2cafe.exblog.jp/14796517/   

前回のカレー教室  Caramel(カラメル)
http://himeji-caramel.com/hatake.html
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カレー教室

2010年07月19日 04時09分06秒 | 田舎暮らし
昨日は姫路のCaramelさん主催のカレー教室の2回目が我が家で行われた。
前回とはまたちがった野菜カレーと山羊ミルクのチャイ。
前回よりも家庭で手軽にできるカレーという感じの料理。
それから」取れた手の我が家のトウモロコシの蒸し焼き。
でも途中、一人、村祭りで抜けたのであまり詳しい報告はできない。
もっぱら祭りで呑む方にいそがしかったので・・・
次回は10月。
みなさんご参加くださいね。
今度は屋外でバーベキューもしますよ。
もちろん呑めるよ~~~



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農園見学ツアー

2010年07月18日 19時31分30秒 | 田舎暮らし
昨日は農園見学ツアー。
参加者は17人。
15人くらいを想定してたのでちょうど良いくらいの人数。
車を少なくしたかったので、皆で乗り合わせていった。
梅雨も終わり夏の朝の快適なドライブ日和。
最初に行ったのは文農園。
韓国人の文さんのこだわりの農園で、すべて手作業、機械は一切使わない。肥料も自前。無農薬無化学肥料で米と野菜を作っている。
ここはまるで実験農場。行くたびになんか新しいことをやっている。
今回興味をひいたのは田んぼに草避けに落ち葉をいっぱい入れてること。
これである程度は草を防げるだろうし、落ち葉はいずれ堆肥になるだろう。
ただいったいどうやって落ち葉を敷き詰めるのだろう?
田植えの前にしくと田植えの邪魔になる。
田植えの後だったら敷き詰めるのが面倒だ。
でも手植えだったら田植えの前でもできるかもしれない。
それとも田植えの後、面倒なことをして敷き詰めたのだろう。
これではちょっと誰も真似する気にはならないだろう。
文農園の野菜はどれもしっかりしまっている。とてもいい野菜だと思う。
しかし・・・売れない。
野菜のよさをわかってくれる人にだけ買って欲しいという。
でもどうやって野菜のよさをわかってもらえるのか?
やっぱり営業が必要になる。
ところがパソコンもやっていないのでネットでの宣伝もできないし、車もないので道の駅などに売りに行くこともできない。
良いものを作ったら売れると思うのは大きな間違いで、良いものを作っても売れないというのが悲しい現実なのだ。

文農園の見学を終わって、食事後上垣さんの養蜂場を見学した。西洋ミツバチで日本ミツバチのようには可愛くなかった。それに花も咲かない時期なのでハチミツもあまり取れてないようだった。ハチ箱が20~30置かれていて周りに熊避けに電気柵をしていた。

それから「ふれあいの水」で水汲みをした。
とっても冷たくてやわらかいいい水だった。
それから大屋町の上垣農園へ。
養鶏場と田んぼを見学した。
田んぼは無農薬。手作業で草刈をしている。よくやるなぁ・・・
ちょっとまねできないね。
養鶏場は以前は400羽くらい飼っていたけど今では養蜂が忙しくなって100羽程度に減らしたらしい。
それでとてもゆったりと贅沢な飼いかたをしている。これくらいひろかったらいいな・・・
鶏糞が自慢でまったくにおいはしない。水は撒かないという。
これでは発酵しないのではないだろうか?下のほうは湿っているし、発酵飼料を与えてるので問題ないということだけど・・・
でも表面は乾いているのでやっぱり発酵しないのでは?とついついいろんなことを考えてしまう。
でも表面がぬれていると鶏が病気になると聞くと、それもそうだなと思う。
今まで我が家では時々水を撒いてたけどやめたほうがいいのだろうか?
自然養鶏の本には確か水を撒けと書いてあったんだけどな・・・?

ともあれ十分に充実し十分に疲れた農園見学だった。
今度はもう少しゆっくりしたスケジュールを組もう。

家に帰りついたらやっぱり山羊が腹をすかせて怒っていた。
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梅雨明け

2010年07月16日 19時02分43秒 | 田舎暮らし
雨が終わったらとたんに猛暑。
雨のときは野良仕事はなかなかできないけど、
猛暑だと更にやる気になれない。
こんな時は・・・そう昼寝に限る!

ここは古民家なので、夏はとっても涼しい。
エアコンなんてもちろんない。
文明の利器というと扇風機だけ。
昼間は縁側で寝転んでいるととっても涼しいけど、
風呂上り、やっぱり扇風機が欲しい。
扇風機に当たりながら・・・ビール、というか第3のビールを飲む。
う~ん、夏だ!
夏というと・・・そう、枝豆!
そういえば枝豆はまだだなぁ。
トウモロコシの収穫は始まったけどね。
それからトマトに塩を振ってがぶり!
そうそうオクラもいいな・・・

いかん、ビールがすすむ!!
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名前

2010年07月15日 04時00分48秒 | 雑感
近頃は読めない名前が多い。
名前だけでは男か女かわからない名前も多い。
そんな名前の子はこれから一生自分の名前の読み方を人に説明し続けなくてはならない。
たとえ1回10秒程度だとしてもそれが一生となると、その無駄な時間は計り知れない。
仮に1日1回名前の読み方の説明を10秒したとしたら1年で3650秒かかる。
これは約1時間。80年生きるとすると80時間他の人よりも無駄な時間を使うことになる。
これは名前を聞く側にとっても時間をムダに使うことではた迷惑というほかない。

というわけで子供の名前をつけるときは、次のことを考えた。
・誰でも読めること
・一度聞いたら忘れないような名前をつけることこと
・男か女か間違われないような名前をつけること。
・珍しい名前をつけること(同姓同名などいたらわずらわしく、違うことを説明するのに余計な時間をとられるから)

そこで珍しい名前というと・・・全角スペースはどうだろう?と思った。
きっと誰もいないだろう。
役場に届けると、「名前が抜けてますよ?」
いえ、「ここには全角スペース3桁が入っています。右田   です。この   が名前です」
しかし、この名前に問題がないわけではない。
全角スペース2桁の人がいたらその人と区別がつかないから。
それに頭の固い役人がこのような名前を受け付けてくれるとも思えない。
それで残念ながらこの名前はあきらめることにした。

次に考えたのが、男か女か間違われないような名前、となると、「男」や「女」はどうだろう?ということ
男の子だったら「右田 男」女の子だったら「右田 女」~これだったら間違われることはないだろう。
ところが「おとこ」の場合「こ」がついてるので女の子に間違われるかも知れない。
これはやめたほうがよさそうだ。
それなら「長男」「長女」はどうだろう?
確かに性別を間違われることはなさそうだけど、意外と素直に読んでくれそうにない。
「ながお、って読むの?」
なんて聞かれそうだ。
というわけでこのような名前をつけることもあきらめた。

そこで最後に残ったのが「太郎」という名前だった。
これだったら一度聞いただけで、みんな忘れないだろうし、性別を間違われることもない。
問題は平凡かどうかだ。
それで30000人のデータベースから検索してみた。
(そのときたまたまデータベースを検索できる立場にあったから・・・)
すると「太郎」という名前は一人もいなかった!
「太郎」という名前は平凡どころかとっても珍しい名前だったのだ。
これだったら一度聞いただけでみんな直ぐに覚えてくれる。
性別を間違われることもない。
「右田」という名前も少ないので「右田太郎」という同姓同名の人はきっと日本には、というよりも世界に一人もいないだろう。
世界にひとつだけの名前、素晴らしいじゃないか!
それに外国人にも「たろう」というのは発音しやすいだろう。
というわけで「太郎」にしたのだった。

次に娘が産まれた。
今度はあんまり考えなかった。
考えても(全角スペース3桁)とか「女」とか「長女」とか、こんなアホな名前しか思い浮かばないことがわかっていたから。
そのときたまたま万葉集を読んでいたから、そして万葉集がとっても好きだったから、「明日香」にした。
「明日香」だったら、素直に読んでもらえるし。性別を間違われることもない。
ただ平凡かどうかということになると問題は多い。
明日香という名前の子はいっぱいいるだろう。
でもまあいいか、と思ってつけたのだった。
でも今では、息子も娘も、名前がぴったりあっていると思っている。
「太郎」も名前で人から可愛がられている面もあるし、「明日香」も今の仕事に良くあっている。
名は体を現す、という。
確かに名前が人を作るということもあるだろう。
それだけに名前をつけることはとっても大切なことなのだ。

でも・・・やっぱり・・・あらためて考えると・・・名前の付け方やっぱりちょっといい加減だったかな?
でも考えれば考えるほど平凡な名前になってしまう。
「熟慮実行」というけど、
「実行」して「熟慮」する人は奇抜な行動をとることができるけど、
「熟慮」して「実行」する人は平凡な行動しかとることはできない。
最近の読みにくい子供の名前を見ると、かえって逆にどれもみなとっても平凡に見えてくる。
コメント (7)
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ヘビ屋

2010年07月14日 09時13分04秒 | 雑感
今では店に買いに行く。
昔は店がやってきた。
豆腐屋・魚屋・八百屋・靴や傘や鍋の修理屋・・・
年末には餅つき屋がやってきた。
紙芝居屋もきた。
十姉妹のおみくじやも来た。
商店街や市場のそばにはたいてい行商がいた。
子供たちは行商が大好き。
肉屋の行商が来ると、あれは犬の肉を売ってるんだと、噂しあった。
子供たちは怪しげな話が大好きだった。

しかしなんといっても子供たちの一番のお気に入りはヘビ屋。
子供たちは怖いものが大好き。
ヘビ屋が来ると一番前に座り込んで、もぞもぞ動く赤い袋をこわごわ見つめて話が始まるのを待った。。

ヘビ屋の話はいつも同じだった。
まもなく発売されるヘビの薬の宣伝に来た。
と言って液体の中にヘビが入った大きな瓶を見せた。
この液体、ヘビエキスを傷につけるとどんな傷もたちどころに治るという、
それはそれは素晴らしい薬なのだ。
この素晴らしい薬をあとでみんなにタダであげるという。
それから袋からアオダイショウを無造作に取り出して、
ヘビをおもちゃにして遊ぶ。
首にかけて首飾りにしたり、
鼻の穴に突っ込んで鼻掃除をしたり・・・
夏は一緒に寝るとひんやりして気持いいなどという。
そのあと毒蛇の話を始める。
毒蛇番号なるものがあって1番がキングコブラ。
これはもっとも危険な毒蛇で噛まれるとたちどころに死ぬという。
続いて2番、3番と危険な毒蛇をあげていき、沖縄のハブは6番だという。
ここで金網のケースに入ったハブを見せる。
なんとそれが緑色。
あれっ、ハブって茶色じゃなかったかな?
なんでもクサハブいう種類らしく、普通のハブの数倍も危険らしい・・・
でもクサハブねぇ???
図鑑には載ってなかったんだけどなぁ・・・
と思いながらも、遠くからこわごわ見る。
ところがこのクサハブ、寝るのが大好きらしくて、いつも眠っている。ちっとも動かない。
ヘビ屋もあまり見られたくないらしくて直ぐに話を変える。

今度は別の袋から無造作にマムシを4~5匹取り出して手のひらに乗せる。
そしてマムシに腕をかませて、ヘビの薬で直ぐに治るところを見せるという。
腕を固く縛り口に水を含んでぷっと腕に吹きかける。
それから一匹のマムシを取り出して腕に噛み付かせる。
すると腕は青くなりぶるぶると震える。
そこで先ほどのヘビのエキス、瓶の中に入った液体を塗ると、不思議なことに腫れは引き、震えも止まる。

しかしまだ疑ってる人がいるといけないので今日は特別にこの後、クサハブに腕を噛ませるという。
しかしその前にこの薬を皆にあげよう。
欲しい人は手を上げて!!
するとみんないっせいに手を上げる。
そこでヘビ屋は子供に聞く。
これもらってなんに使うの?
子供は答えられない。
たまに「傷にぬる」と答える子供がいたら、今度はもっと小さい子に「なんに使うの?」と聞く。
こうして答えられない子供がいると、そこですかさずいう。
「このようになんに使うのかわからない子供も手を上げている。
そこで、本当は見本としてただであげたいのだけど、少しだけ金を頂けないか。
来月薬屋で1000円で売られるのものだけど、今日だけ特別に一瓶300円頂きたい」
こういって薬売りがはじまる。
買う人がいるとヘビの入ったエキスを小瓶に詰めて売る。
でもいつも買う人はまばらで少ない。
するとヘビ屋は怒っていう。
これほど体を張って宣伝しているのにあまりに誠意がない。
もうやめた!
といって店じまいを始める。
え~、クサハブは?
・・・と思いながらも客は仕方がないので立ち去っていく。

あるとき珍しくたくさん売れたことがあった。
今日はハブに腕を噛ませるところが見れるな・・・
と期待していたら、急に黙って立ち尽くした。
いつまでも黙ったままなので仕方なく客は一人減り二人減り・・・
でも子供だけは目を輝かせて立ち去らない。
それでヘビ屋は仕方なく言った。
「もう終わった」
えっ、クサハブは?
「終わった」とヘビ屋は繰り返すだけ・・・
しぶしぶ子供たちも立ち去った。

それからぱったりヘビ屋は来なくなった。
近所のおばさんの話では新聞に載ったらしい。
それは間違って牙を抜いてないマムシに腕をかませて病院に運ばれていったヘビ屋の記事だった。
きっとあのヘビ屋だったのだろう。
でもどうしてあの薬を使わなかったのだろう?
そういえばいつまでたってもあのヘビの薬、薬屋で売ってる気配はない。
それにあのクサハブはどうなったのだろう?
今でもヘビ屋の押入れの片隅で眠っているのだろうか?
それともとっくに粗大ゴミとして捨てられたのだろうか?
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民主大敗

2010年07月12日 06時10分30秒 | ニュースの中から
民主大敗・・・は当然といえば当然。
自民大勝・・・は変といえば変。
自民は前回の敗戦から少しも変わっていないのに・・・
これでは今後も自民が変わることはないだろう。
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農園見学

2010年07月11日 21時41分51秒 | 田舎暮らし
ひょうご在来種保存会の代表のYさんからの誘いで、農園見学に行ってきた。
隣の町の宍粟市山崎に。
この市はというよりは、町はというほうがぴったりなのだけど、いくつかの町が合併して市になったため物凄く広くて淡路島と同じくらいの面積がある。
しかもそのほとんどが山。ちょっと行くとたちまち山奥になる。
そんなところだからこそ、貴重な在来種の種がどこかにあるんじゃないか?と期待を抱かせるようなところだ。

最初行ったところは日本蜜蜂を飼ってる人。
山羊飼いには家畜派やペット派やお座敷山羊派など色々いるけど、日本蜜蜂飼いはどうやら1種類しかいないようだ、ミツバチマニアだけしか・・・
そして釣り好きの人が独自の仕掛けを楽しむように、日本蜜蜂飼いは独自の巣箱を作って楽しむ。
釣果を楽しむ釣り人のように、巣箱にミツバチが入ってくれるのをわくわくしながらひたすら待つ。

このミツバチ飼いのFさんもまたマニアで、ミツバチだけでなく石の鉢を作ったり、水車を作ったり、ミニチュアの古民家を作ったり、更にはなんと小屋、というよりも家!を作ったり・・・と、これでは確かに死ぬ暇もないだろう。
ところでミツバチの話・・・
日本ミツバチ飼いをはじめて10年。80箱ほど飼育しているらしい。
一応メモしたので、メモを取れた範囲での要点を書く。

・巣箱は杉の木がいい。杉の木をそのまま切り抜くのと、杉板で箱を作る方法があるけど、杉の丸太をそのまま使う方が成績がいいようだ。
・藤の咲くころ分封するのでそれまでに巣箱を置いておく。でも最近は早くなってきたので、3月中旬~4月中旬には巣箱を置いている
・ミツバチは水を嫌うので乾いたところ、杉林の手前から2本目くらいのところにおいておくのがいい。
 *水を嫌う理由は、気流で羽が重くなり落下することがあるから。
・巣箱には中に巣蜜を団子状にして3箇所くらい貼り付けておく。巣蜜がないときは市販のハチミツをつけておいてもいい。
・巣箱はミツバチの出入り口用に下に3~4ミリ空けておく。さらに巣箱よりもちょっと大きい板の上に巣箱をのせておく。
・巣箱は土に直接おくとアリが入ってくるので足をつけておいた方がいい。
・下は糞を出せるように引き出しにしておく。
・ハチミツの収穫は9月上旬にしている。
 *ミツバチの冬越しのために、まだ花のある時期に収穫している。
・(日本)ミツバチは西洋ミツバチと違って、下に垂れ下がり、その下の方に蜂の子がいる。そのため蜂の子を残して上だけ切り取る、さらに2~3本は残しておく。
・とったハチミツは布などで漉す。

・・・などだ。
まあほかにも色々あったけどね。

次に紅葉橋というところに行って食事。
川の水と紅葉の青葉が取ってもきれいだった。
食後近くの集落にいった。
ここはかって山フキの生産地でゆうめいなところ。
もっとも生産地とはいっても、フキを育ててたわけではなく、どこにでも生えてきたのでそれを収穫するだけでよかったらしい。
ところが今では鹿にすっかりやられて、ほぼ全滅状態。
う~~~~ん、つらいね。

農園見学がおわり家に戻ってきたら、ネットに大きな雄鹿が引っかかってたらしい。
あまりに大きいので手に負えなくて役場の人に処分してもらったらしい。
あ~あ、りっぱな角と、たくさんの鹿肉が手に入ったのにね。

今度の土曜日は農園見学ツアー。
日本ミツバチに興味のある人来ませんか?
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