ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

コケコッコー!

2007年01月31日 04時19分27秒 | 鶏の話
いじめられっこのワーレンが初めて「コケコッコー!」と鳴いた。大きな声で得意げに鳴いた。
「いつまでもいじめられっ子じゃないんだぞ。なめんなよ!」

でもこれはこの鶏にとってあまりいいことではない。
「コケコッコー!」と鳴いたらカシワにしようと思っていたから。
真っ白のとてもきれいな鶏なのだけどね。
まっ、しょうがないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボリスブラウンその後

2007年01月30日 07時34分37秒 | 鶏の話
毛食いがひどかったボリスブラウン。
その後だいぶ毛が生えてきた。
一羽はもうほぼ回復。
もう一羽も、まだかなり毛食いの跡が残っているけど、だいぶ回復してきた。
羽が元通りになるにつれて、他の鶏とも何とか共存しているようだ。
ただ困るのは卵を産んでる気配がないこと。
産卵箱に入っているのを一度も見たことがないのだ。
こらっ、はやく卵を産め!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めぇ~!

2007年01月29日 11時24分11秒 | 山羊の話
手持ち無沙汰の山羊たち。
近づくと一斉に振り向いて「めぇ~!」
冬は草も貧しいので、もっぱら食事は竹の葉や杉の葉。
ねぇ、君たち。
少しは熊を見習って、冬眠を覚えたら?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖冬

2007年01月27日 06時31分50秒 | 田舎暮らし
今年は暖冬なのだろう。
次第に陽は暖かく明るくなってきた。
雪はまだ一度しか積もっていない。

春を真っ先に告げる花、蝋梅がちらほらと咲き出した。
紅梅のつぼみも膨らんだ。
もうすぐ春がやってくる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雄鶏になった

2007年01月25日 18時36分35秒 | 鶏の話
いじめられっ子のワーレンが、ついに雄鶏になった。
こっそり雌鳥の後ろに忍び寄って、首筋をくちばしでくわえて、押さえつけて、交尾をする。
そして終わったら、今度はあわてて逃げていく。怒った雌鳥に突っつかれるからだ。まるでカマキリのオスのよう。なんともさえないヤツだけど、まあいいか。カシワになる日も近い。しばらくそっとしておいてやろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精米機

2007年01月25日 09時55分55秒 | 田舎暮らし
調子が悪くてもらって来てまだ一度も使ったことのない精米機を使ってみた。
そして、それが、なんと、動いた!
玄米が米と米ぬかに別れてでてきた!!

なんだもっと早く使ってれば良かった。
前回うまくいかなかったのは、どうやらくず米でテストしたかららしい。
そのため詰まってすぐ止まってしまったのだ。

これで、ゴーッ・ゴト・ゴト・ゴト・・・と音がする晩秋の農家の風景を我が家でも再現できるようになった。
それに今までコイン精米機に吸い取られるだけだった米ぬかをこれからは有効に使うことが出来る。
*弥生の農業からはじまった我が家も、とうとう昭和の農業に突入した!

ところでどうして、たいていのうちでは玄米を食べないのだろう?
白米よりもずっと栄養があるし、それにうまいのに・・・
もっともそういう我が家だって、そんなに玄米を食べてるわけじゃない。
玄米を食べれば精米なんて必要ないのに・・・と、思う。

白米を好むのは人間だけではない。
山羊も鶏も米ぬかはあまり好きじゃないので、仕方なく食べる。
でも白米のご飯だったらたちまち鶏は奪い合いをする。

基本的には人間も他の動物も米ぬかが嫌いなんだろう。
とっても栄養があるのに、不思議だ・・・?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柏の木

2007年01月23日 06時49分33秒 | 田舎暮らし
果樹園の大きな柏の木を切った。
この柏の木のために果樹園の日当たりが悪かったから。

でもここはカブトムシやクワガタムシの遊び場。
それで幹は2メーターほど残した。

ノコギリでしこしこと時間をかけて切った。
かなりくたくたになりながら、
最後に幹幹幹・・と音がして、
土土土・・・と土の上に倒れていった。
「勝った!」と思った。

切った木はしいたけの原木に使う。
1メーターに切り分け、しばらく乾燥させる。
そして3月始めには菌を植えつける。
すると来年の秋からしいたけが生えてくる。

切り株からはまた芽が出て、元気のいい柏の木に再生するだろう。
でも元の大きな柏の木になるまで生きているだろうか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だるまストーブ

2007年01月22日 11時18分56秒 | 田舎暮らし
だるまストーブを使ってみた感想。
悪い点。
1.毎日山から薪を採ってきて、ノコギリでしこしこ切るので時間をとられる。
2.しょっちゅう煙突掃除をしないといけない。
3.家の中がくすぶる。
4.煤や灰が飛び散る。
5.ちょっと油断するとすぐ消えるので、しょっちゅう薪をくべないといけない。
6.暖かくなるのに時間がかかるのでやっぱり石油ファンヒータの助けが要る。
7.火がつくまでに時間と手間がかかる。

良い点。
1.毎日山から薪を採って来るので、里山がきれいになり、良い運動にもなる。
2.灰は畑に撒くので、畑も肥える。
3.お湯はいつも沸いているし、煮物料理もできるので、ガス代が助かる。
4.灯油代も少なくてすむ。
5.灯油と違って匂いが気にならない(完全燃焼しているときは匂いはしない)
6.石油ストーブの下品な暖かさでなく、とろとろと、ほんわりとした暖かさがいい。
7.なにより火を見ていると気持ちが安らぐ。

というわけで、功罪半ば。一般の家庭では使うのは無理ではないだろうか?
やっぱり土間のある古民家向けだと思う。室内に置くのは掃除が大変。
少々煤や灰が出ても気にならない土間が良い。
それにいかにも貧乏くさいところが古民家に向いている。
普通の家だったらやっぱり高級な薪ストーブかな・・・。
また、時間に余裕のない人はやっぱりやめたほうが良い。
のんびりくつろいで薪をくべる心の余裕がないとね。

今は時間はあるので、薪とりも、火をつけるのも、薪をくべるのも、そんなに苦にはならない。
というよりも楽しい作業でもある。
たしかに薪つくりは結構大変だけど、一年かけてのんびりやったら、それほどでもないかもしれない。
それに山から採ってきたての薪はやっぱりくすぶっていけないので、時間をかけて乾燥させないとね。

というわけでだるまストーブ一年目。
まだ生活必需品というよりは半ば趣味的に使っている。
家に近づくにつれて、煙突から煙が立ち上り、玄関を開けると、とっても暖かいので、家に帰って来てよかった、という気持ちになれるのが最大の収穫かもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千の風になって

2007年01月21日 07時49分48秒 | 雑感
「千の風になって」・・・こんな歌を聴くと、ほっとする。
歌が上手な歌手、はっきりした言葉で歌える歌手って、ほんと少ないから。

たまにはしっとりしみじみと、このような歌をいつまでも聞いていたいと思う・

秋川雅史「千の風になって」
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00153/v00898/

*写真はかぜくさ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タンポポ

2007年01月21日 06時56分29秒 | 田舎暮らし
今年はやっぱり暖冬なのだろう。
もうタンポポが、一輪だけど、畑に咲いた。
もちろん日本たんぽぽ。

去年はここで始めて、西洋タンポポを見た。
ついにここも文明開化の波が押し寄せてきたのかな、と思った。

ところで昨日はこのブログの閲覧数 888
アクセスIP数 88

それで?
・・・別にどうってことないのだけど、
こんなきれいな数になったら、なにか記念品もらえるかなぁ。
・・・もらえるわけないか!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶

2007年01月20日 07時45分42秒 | 雑感
不思議なことに普通の緑茶は一般の家庭ではまだインスタントは普及していない。
相変わらず急須にお茶の葉を入れてお茶をだす。紅茶はほとんどの家庭がパック入りを使うのに、どうしてお茶は普及しないのだろう。
茶殻の後始末がとても面倒なのに・・・。
それに湯飲みにお茶の葉が入ってもみんななんとも思わない。
もしコーヒーにコーヒー柄が入ったらきっとたいていの人がいやな顔をすることだろう。

幕末から明治にかけて、多くの外国人が日本にやってきた。オブローモフの作者、ゴンチャロフも幕末、プーチャーチンの一行とともに長崎にやって来た。
そのとき奉行所で食事を接待されたとき、まずお茶が出た。その茶碗にお茶の葉が入っているのを見て、「茶の国ともあろうものが、なんという野蛮さだ!」と嘆いた。
さらに飲んでみて「とてもいい香りだった。しかし砂糖が入っていなかった!」という感想も書いている。

もともと本場ほどいいかげんな入れ方をするようだ。コーヒーはアラビアではあまり漉さないのでコーヒー柄が混じっているという。
ヨーロッパでは日本よりもコーヒー飲料の歴史が古いので、家庭では日本のお茶と同じように出がらしになったコーヒーでも飲むという。
一方、茶やコーヒーが貴重なところでは丁寧に飲む。かってイギリスでは茶が貴重だったので、発酵した茶も捨てるのが惜しくて飲んだら紅茶になったという。
日本で茶道が発達したのも、中国から来てまだあまり日がたってなくて貴重だったからけち臭く飲んだからではないだろうか?
抹茶こそインスタント茶だと思うし、もっとみんなあんなに仰々しく飲まないで、気楽に飲めばいいのにと思うのだけど・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒー

2007年01月19日 10時08分41秒 | 雑感
コーヒーはそんなに好きじゃない。どちらかというと紅茶のほうがいい。
「コーヒーにする?紅茶にする?」と聞かれるとたいてい紅茶を選ぶ。
コーヒーの香りは嫌いではないけどあの強烈な香りよりも、紅茶のほんわりとした香りのほうがいい。
でもその割りに毎朝コーヒーを飲んでいるし、自分で入れないといけないとなると必ずコーヒーにする。
喫茶店に行っても~もうながいこと行ってないな・・・~つい面倒になって、他の人にあわせてコーヒーを注文する。

紅茶は面倒なのがいけない。もちろん面倒だといっても紅茶のパックにお湯を注ぐだけのことなのだけど、パックの後片付けが必要になる。
それに紅茶を飲むとなると、中に何か入れたくなって、畑に行ってハーブをとってくる。それが面倒でかなわない。
そのてんインスタントコーヒーは手軽でいい。粉を入れてお湯を入れてかき混ぜるだけだ。
昔わざわざサイフォンを買ってきて、あら引きしたコーヒーを沸かして飲んだりしたけど、すぐに面倒になって、やめてしまった。

インスタントコーヒーは大昔からあるわけじゃない。家庭で出回ったのは確か子供のころだった。
それまではほとんどの人は家ではコーヒーは飲んでいなかった・・・と、思う。
確かネスカフェーだったと思う。あれが出てから驚異的に家庭に普及した。
当時みんなコーヒーには必ず砂糖とクレープを入れていた。砂糖は小さじ2杯。あるいは角砂糖2個。
たまにブラックで飲む人がいて、そんな人はそれだけで「コーヒー通」で通った。
でも今ではブラックで飲む人が多い。これは不思議だ。コーヒーってやっぱり苦いので砂糖を入れたほうがうまいと思うのだが・・・。
それでコーヒーを飲むときはいつも砂糖は一杯、ミルクは入れない。ミルクを入れると味が変わるから。

最近みんなあまり砂糖を入れないのは、砂糖が悪者になっているせいもあるかもしれない。
有機農業や自然食系の世界では最近は塩(自然塩)は善玉、砂糖はすっかり悪玉になっているようだ。
*塩は塩化ナトリュームは以前悪玉だけど・・・
でもこれはちょっといきすぎではないだろうか、何でもとりすぎるからいけないのであって、適度にとる分にはきっと体にいいと思う。
ほどほどにとってれば、そんなに目くじら立てるほどのこともない。
食はもっとおおらかに考えないと楽しくない。

というわけでコーヒーには砂糖を一杯だけ入れるのですよ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミルキー

2007年01月18日 04時22分07秒 | 鶏の話
ミルキーがなくなるかもしれないと思うと急に食べたくなった。
でももうスーパーには売ってなかった。
不二家のチェーン店もしまっていた。

これちょっといきすぎではないかなぁ。
もちろん「食の安全」という錦の御旗を掲げられると、「はは~っ」と土下座するほかはないのだけど・・・。

宮崎では鳥インフルエンザ騒動。そしてたくさんの鶏が殺された。これには鶏飼いとしてまったくやりきれなくなる。病気の鶏を殺すのではなく、どうして病気に強い鶏を育てようとしないのだろう。国がすすめているウィンドレスの鶏舎ではますます病気に弱い鶏ができるだけじゃないか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「兵庫県南部地震」

2007年01月17日 07時07分08秒 | 雑感
12年前。
あの時大阪にいた。
夜明け前、どーん、という大きな音と縦ゆれにびっくりして飛び起きた。
爆発事故か、それともテロか、と思った。
まもなく大きな横揺れがやってきて、地震だと言うことがわかった。

あの時我が家にも被害があった。
室内においていた植木鉢が1個倒れて、畳が汚れた。
でも同じ棟の上のほうの家は家具や電化製品なのほとんど倒れているし、同じ団地で死者も出ている。

あの時あまり大きくは報じられていないけど、大阪でもずいぶん多くの被害があった。たくさんの避難民と死者もでた。知ってる限り、まったく被害のないところは一軒もなかった。

交通機関もすべて止まったので、ずっとテレビの字幕を見ていた。
大変なことが起こったことがわかってたのに、驚くほど情報は少なかった。
西宮、芦屋、神戸は厚い雲に覆われていた。

夕方地下鉄が動き出したので、会社に行った。会社の中はロッカーなどすべて倒れててめちゃくちゃな状態だった。その後片付けをして、早々に引き上げた。

テレビでは次第に死者の数が増えてきた。しかしその実態はほとんど見えてこなかった。首相官邸では「みんなで寄付金でも送ろうか」と雑談して、地元選出の前社会党の党首はカラオケで歌を歌っていた。
そのころ西宮、芦屋、神戸では煙が何本も何本も立ち上って、その下では人がばたばたと死んでいってたのに・・・。

・・・「兵庫県南部地震」はこうしてはじまった。
あの時、日本という国家そのものにものすごく不安を感じた。
国家として最低限しないといけないことは国民の生命財産を守ることなのに、それさえできる国家だとはとうてい思えなくなった。
またマスコミの実態を知って愕然とした。政府の対応が遅れたのも政府の情報収集力のなさはもちろんだけど、マスコミの情報収集力のなさも大きな原因だった。

あれから12年。
今ではあの頃からは想像もつかない生活をしている。
でもときどき思う。あの頃からどれだけ変わったのだろうかと。

マスコミは相変わらず中央集権化している。もし東京であのような大地震が起きたら、ちゃんと報道できるのだろうか?

同時多発で火事が起きたとき、それに対処できるのだろうか?
田舎では火事が起きたらまず自分たちで消すという意識が徹底しているし、そのような訓練も受けている。若者は必ず消防団に入らないといけないし、各地域ごとに消防車が常駐している。でも田舎ではそれほど家は密集していないので都会に比べると、同時多発の火事の危険性は低い。
それで都会こそ、地域での消防団の組織は必要だと思う。火事が起きたら消防署が消してくれると思うのでなく~そんなこと絶対できないよ~、まず自分たちで消す、という意識・装備・訓練・組織が。

食料の保存はどうだろう?
田舎ではたいてい一年分の米を各家庭では保存している。我が家でも一年分まとめて買っている。野菜は畑に行ってとったらいいし、水は沢の水、井戸水が使える。
雨水もたくさんためている。
都会ではどうだろう?
3日分?1週間分?・・・それから後は人頼み???
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チキンラーメン

2007年01月16日 09時50分38秒 | 雑感
ときたま、無性に日清のチキンラーメンを食べたくなることがある。
これこそインスタントラーメンの原点であり、そして今でもインスタントラーメンの王道を歩んでいるからだ。

昔からその袋のデザインはほとんど変わっていない。
袋を開けると中にはスープの袋も薬味の袋もない。
ただ油で揚げた麺があるだけだ。
そして麺を取り出してどんぶりに入れてよくたぎったお湯を注ぐ。
このとき気をつけないといけないのは、必ずどんぶりの上で袋を開けないといけないということだ。
そうしないと麺のくずが机に飛び散りものすごく損した気分になるからだ。
そしてお湯を注ぐと歴史の重みとインスタントラーメンの軽味が軽薄な香りを伴って漂ってくる。
この手軽さこの軽薄さがいい!
この香りこそ学生時代の香りだ、昭和そのものだ。

日清のチキンラーメンには何を足してもいけない、何を引いてもいけない。
ネギなどを入れるのは邪道だ。それは歴史への冒涜だ。
ただ卵だけは許される。卵を1個入れるだけでかなりの贅沢感を味わえるし、料理をしたというささやかな満足感を得られる。
とはいえ、最近のチキンラーメンは卵をのせやすいように麺にくぼみができている。これは余計なお世話というものだ。
卵を入れない正統的な食べ方をしようとするとやけにくぼみが気になり、むなしさだけが残るからだ。

インスタントラーメンは手軽にできないといけない。安くないといけない。
その点同じ日清のカップヌードルもまたチキンラーメンと同じくインスタントラーメン界の双璧といえるものだけど、
確かにその手軽さはチキンラーメンを凌駕しているとはいえ、まだチキンラーメンの域に達していない。何よりも高いのがいけない。
高級感がいけない。

さて、こうしてお湯を入れてしばらくすると、もうラーメンが出来上がっている。
きっちり3分間待つ必要はない。時間は適当でいい。すこしくらい固いところが残っていてもかまわない。
お湯の量だって適当でいい。ただ多めに入れたほうが量が増えて得した気分になる。もちろん入れすぎると薄くなるのでそこは十分注意する必要がある。
ここら辺の湯加減は経験がものをいう。

そして食べ終わると、そう、悲しいほどあっという間に食べ終わると、ちょっぴりの満足感とそれ以上の物足りなさが残る。
昭和の味、あの味の素の味を口の中に残して・・・。

先日このチキンラーメンの開拓者、日清食品の創業者がなくなった。
日清のチキンラーメンこそ日本が世界に誇る最大の発明品ではなかったかと今では思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする