イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2020年11月18日 | 2020釣り
場所:加太沖
条件:中潮 8:39満潮 14:05干潮
潮流:5:03転流 9:06下り3.3ノット最強 13:03転流
釣果:ハマチ3匹 カワハギ3匹(画像は二人分の釣果)

今日は森に暮らすひまじんさんにお声がけをしての釣行だ。回数は少ないとはいえ、毎年必ず一緒に釣りに出てもらっている。例年ならチョクリの季節が始まる頃にサバを狙って釣行するのだが、今年はコロナウイルスの影響で実現しなかった。(まあ、あんまり釣れなかったからそれはそれでよかったのかもしれないが・・)今年はチャンスがないかと思っていたら、今週はすこぶるいい天気が続くとの予報だった。そして、計画を立てた頃は加太の海はけっこうな釣果が出ていた。早速連絡をして今日の釣行となった。

まずは紀ノ川河口でサゴシを狙ってみた。ここで1匹釣れれば少し心に余裕が出る。前回アタリがあった場所を2往復だけやってみようと考え、ひまじんさんに仕掛けを持ってもらって流してゆくが、途中、「軽くなってしまいたよ。」との声。あれ・・、また切れたかと仕掛けを回収してみるとやはり仕掛けの大元から切れていた。これは構造的な欠陥ではなく、多分使っている紐が悪かったのかもしれない。今日は前回とは違う仕掛けを使っていたのだが、使っていた紐は同じものだ。僕が持っている紐の中で一番太いものを使ったのだが、この紐が根本的に水分と引っ張りに弱いものなのかもしれない。一応、クレモナの紐のはずなのだが・・。
加太への到着は少し遅れるが、一度だけ引き返して探させてくださいとお願いし探索するが、おとといと同じで、広い海の中で小さな仕掛けを探すのは不可能に近い。ここで時間を浪費するのは申し訳ないと針路を加太へ向けた時、幸運にも浮かんでいる仕掛けを発見した。この仕掛けは僕の隣に係留していた大先輩のイトウさんが引退するときにもらったもので、大切に使い続けたいと考えていたので安堵した。

仕掛けを回収して一路加太へ。

潮流の速度は最強で3.3ノット。少し速い日なのでとりあえず四国沖ポイントに入って様子をみて、ひまじんさんが底を取りづらければ沖へ、大丈夫ならテッパンポイントを目指そうと考えていた。
幸いにというか、船でのこういった釣りの経験はあまりお持ちではないはずだが様々な釣りの経験が豊富なひまじんさんは正確に底を取っておられる。これなら大丈夫ともう少し潮が速いはずのテッパンポイントへ。ここには船団ができていたので期待が持てる。



仕掛けを下して早速僕にアタリがあった。おろしている途中のアタリであったので間違いなく青物だ。よく引くと思ったら一荷で掛かっていた。これでおみやげはできた。あとはひまじんさんに釣ってもらうだけだ。
そしてひまじんさんにも間もなくアタリが出た。うまくハマチを取り込んでひまじんさんもボウズがなくなった。船頭の僕としてはこれで今日の責務の半分は終わったという感じでホッとすると同時に気持ちにも余裕ができた。
しかし、その後僕に1回、ひまじんさんに1回アタリがあったがその後は沈黙。アタリがあった頃は海水はきれいだったが、次第にスラッジが目立つようになってきた。これが出てくると厳しいというのは今までの経験からなんとなくわかっている。
そこからは場所を転々としたがいっこうにアタリがない。最強時刻を越えて1時間。そろそろ今日の2番目の獲物、カワハギを狙うべく移動。真鯛も釣りたかったが、今日はぜひ、ひまじんさんにあのデカいカワハギを味わっていただきたいと考えていた。

いつものポイントに移動して釣り方を伝えて仕掛けを下すとひまじんさんが早速竿を曲げている。あれ、もう釣れたの?と魚が浮き上がってくるの待っていると、相当大きなカワハギだ。計ってみると27センチもある。これだけ大きければご夫婦で堪能しても余るほどの薄造りができる。もともと、1匹釣れれば御の字だと考えていたのでここでもホッとした。
その後僕にもアタリ。ひまじんさんにもアタリ。魚を締めて釣り座に戻ると僕の竿がない・・。尻手ロープにつながって水没してしまっていた。魚が食っていたようだ。尻手ロープをつけておいてよかった。備えあれば患いなしだ・・。
引き揚げてみると大きなカワハギが掛かっていた。磯でも大きなカワハギを釣ったことはあるけれどもこれほど大きなカワハギは釣ったことがなかったのではないだろうか。
その後ひまじんさんが最初の大物に劣らないほどの大物をし止めて今日は終了。

真鯛と、脂が乗ったサバも釣りたかったが欲は言えまい。出船した知り合いの人も今日は朝一だけで終わってしまったそうだ。やはりスラッジが影響していたのだろうか。
そして、天気が良かったこともありがたかった。今までは風が吹いていたり波が高かったりでゆったり釣りをしてもらったときが少なかった。体力的にも少しは楽をしてもらえたのではなかったろうか。



今日の夕食は定番の薄造りだ。GOTOトラベルで行ってきたという、ひまじんさんからいただいた新潟の純米酒は香りが高く、濃厚なカワハギの肝にも負けていない。いつもは紙パックのお酒ばかりだが、濃厚なカワハギの肝にはこれくらいの芳醇な香りがよく似合う。



今日は僕のほうがよい思いをさせていただいたという感じだ。


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