イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2020年12月01日 | 2020釣り
場所:加太沖
条件:大潮7:03満潮
潮流:7:57 上り3.3ノット最強 11:53転流
釣果:サバ6匹、真鯛2匹、ハマチ1匹、カワハギ4匹、イラ1匹

週間予報を見ていたら今週は冬型の気圧配置になっていたので釣行は無理だと思っていたが、今日は少しましなようだ。せっかくエンジンオイルも交換しているし、無理をしても行ってみようと考えた。だめなら引き返してくればいい。

夕べは満月。空模様だけはいい感じだがあまり風が強い日に暗いうちから出港するのは怖いから十分明るくなってから出港。今日は航海灯も点けなかった。



田倉崎まではそれほどでもなかったが、そこから先はかなり吹いていて波も高い。完全な冬の加太の海だ。



今日は大和堆ポイントでサバとアジを狙ってみて、そこから北上してその後は定番になったカワハギを狙ってみようと考えている。

大和堆ポイントへ到着すると船は2隻ほど。潮は最強時刻を迎えつつあるがなんとか底は取れる。しかし魚探には反応がない。そうこうしていると、少し北の方に船が集まり始めた。もうひとつの漁礁のあるところだ。僕もそこに移動。少しだが反応があり、ほかの船も魚を上げている。しばらくして僕にもアタリ。しかしこれはドラグを緩め過ぎていた。続いてまたアタリ。こんどはしっかり掛かっている。そしてけっこうな引きだ。これはまわりの状況から見ても間違いなくサバだ。手にできれば今夜は脂のりのりのしめ鯖にありつける。慎重に取り込んで一気に2匹をゲット。これで叔父さんの家の分も確保できた。
その後もアタリがあったが、サバが走り回って仕掛けをスクリューに巻かれて魚も仕掛けもロストしてしまった。その次は4連だ。

釣れるポイントは限られてるようで、漁礁の周りに船が殺到している。船体が当たりそうなほどで、まるで白兵戦だ。相手は帝国軍ではないが漁船の番号を付けていて容赦はない。どんどん突っ込んでくる。
4匹掛かった魚とやりとりしている最中でも「そこをどけ!」という声が聞こえてくる。人の声が聞こえるほど接近しているということだ。よく見ると相手も魚を掛けている。向こうはそれがお金に変わるのだからそれは必死だろう。仕方がない。



午前8時を過ぎると潮の向きが変わってきた。まだ上り潮が残っているはずだが、船が北風に押され始めたようだ。白兵戦にも疲れたし、上りの潮が残っているうちに真鯛とカワハギをやりたい。
戦場をあとにして北上。この時点でも北西の風が強く、右側の生け簀を開けた状態で左側から風を受けるので船が大きく右に傾く。あんまり速度を上げると横転しそうなほどだ。やっぱり冬の加太の海だ。

テッパンポイントから少し北に入ったところで魚探の反応が見えた。すぐに仕掛けを下すとアタリ。真鯛が一荷で上がってきた。これはうれしい。
その後も大きなアタリがあったがこれはバラし。
もう1回だけ同じラインを流して今度はハマチ。
この時点で午前10時。残りの時間はカワハギだ。

いつものポイントに入るも潮の流れが悪いのかアタリがない。チャリコが1匹だけだ。さすがに毎回は釣れないのだろうとあきらめかけていた時に強烈なアタリ。一気に竿先を持って行かれた。これは真鯛だと確信したが頭を振らない。何なのだろうかと思ったら、図鑑でしか見たことのないような魚だ。実は前の晩に箕島の「はまのうたせ」に売っていたというこの魚の画像をアップしている人がいて、イラという名前だと知った。偶然にもそれを釣り上げたというわけだ。

この魚、磯場にいるのか、砂地にいるのかはわからないが、アマダイにも似ているし、勝手にこの下は砂地なのかもしれないと判断し、場所を移動。いつもの通りの潮の流れならゴロタ石のところをトレースできたのかもしれないが、船の流れが変わると違うところに流れて行っていたのかもしれない。

そして、その場所移動が奏功した。その後はアタリが連発。わずかの場所移動でこんなに変わるのかという感じだ。1匹釣り上げ、その次は一荷だ。そして最後の1匹でもカワハギを釣り上げることができた。最後のエサで魚を釣り上げることができるとなんだかきっちり終われた感があってうれしいものだ。300円分のエサは1時間ほどでなくなってしまった。
サバ、真鯛、カワハギと一荷が続いた日でもあった。

今日から12月。朝はさすがに冬になってしまったと思ったが、加太の海をあとにする頃にはヒートテックと雨合羽を着こんでいると汗をかいてくるほどに暖かくなってきた。
真冬の天気までにはもう少し時間がありそうだ。


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