まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

「国鉄水島計画」~水島臨海鉄道 キハと機関車の撮影会

2024年03月27日 | 旅行記F・中国

3月24日、「国鉄水島計画」のイベントの一環で行われた水島臨海鉄道の撮影会。かつて国鉄~JRで走っていた気動車、水島臨海鉄道の貨物輸送で活躍する機関車、そして現在旅客輸送の主力である各種粗糖の気動車が一堂に会するとあり、特に国鉄型気動車「キハ」を近くで見ようということで参加した。

倉敷市からのキハ38+キハ37が倉敷貨物ターミナル横の水島臨海鉄道の車両区に到着し、昇降台を使って線路に降り立つ。そのまま誘導されてまずはヘルメットを着用し、係の人から撮影会の案内を受ける。

準備ができ、撮影会開始。一応、スポーツ観戦時に使用する大きいほうのデジカメを使うのだが、一眼レフではなくただのデジカメである。まあ、画像はそれなり。

まずはキハが並ぶゾーンに向かう。やはり目を引くのは、手前にあるキハ205。引退したものの、クラウドファンディングで「復活」した車両である。車内を見ることはできないがエンジンは回っており、イベントでやって来た人たちを歓迎しているかのようである。

その隣にはキハ30。相模線~久留里線を経て水島臨海鉄道に来た車両で、旧国鉄色にお色直しされている。

そして、先ほど乗って来たキハ37の首都圏色、そして同じくキハ37の水島臨海鉄道色と並ぶ。三菱自工前駅側から見ると、ちょうど4編成が斜めに並ぶ構図となる。いただいた案内図によると、午前、午後で車両の位置が少し違うのだが、それぞれ順光になるように配置したのだなとわかる。もっともこの日は曇り、そしてやがて雨が降って来たから関係者のせっかくの企画がもったいなかったが・・。

いろいろなアングルからの撮影を楽しむ。

一方の機関車ゾーンでは、昭和のDD50、そして新型のDD200が並ぶ。機関車を間近に見るのも珍しい体験である。

一番端には傷みが目立つキハ30が停まっている。こちらには「久留里線」の方向幕がそのまま残されている。先ほどのキハ30と一緒に水島臨海鉄道に移籍した車両だが、当初から部品取り用としての導入だったそうだ。

その後も構内をいろいろ見て回る。

ここまでは何とか本格的な雨にならず耐えてきたが、そのうち雨が落ちて来た。撮り鉄ではない私としてはここまで撮り過ぎるくらい撮っているし、もう十分かなと休憩用に開放されていた気動車に入る。ボックスシートに腰を下ろしてひとまず休むことに。

ヘルメット姿の参加者が次々に気動車にやって来て、工事現場の詰所のような雰囲気になった。それでも外を見ると、傘を差して、またカメラをカバーで覆って撮影を続ける人がそれなりにいる。よほど撮れ高があるのだろう。

雨はそのまま降り続き、個人的に撮れ高が十分な私はそのまま車内で過ごした。一応、窓からはこうしたアングルの1枚を撮ることができた。

やがて帰りの時間となり、今度は新型気動車2両編成で倉敷市に戻る。係の人が「雨の中ご参加ありがとうございました」と一人一人にお礼を言って回る。

列車は水島まで回送扱いで、三菱自工前は通過。水島に到着すると地元の人たちが乗って来る。この後、駅ごとに乗客が増え、立ち客も出る。途中の西富井では、岡山方面から乗り入れる貨物列車ともすれ違った。

雨になったのは残念だったが、様々な車両を間近にし、また乗ることができて面白い午前の一時となった。

さてこの後だが、せっかくなのでもう少し楽しみ、最後は岡山駅前のあの居酒屋に行く予定である・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
« 「国鉄水島計画」~キハに揺... | トップ | 倉敷から桃太郎線経由で岡山... »

コメントを投稿