KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

森永卓郎(モリタク)さんの講演にて。

2007年11月04日 04時06分12秒 | サービスコンサルタント
金曜日に、あるシステムインテグレーター(システムインテグレーションを専門に請け負う企業)が主催するセミナーにいってきました。(システムインテグレーション:利用目的に合わせて、多種多様のハードウエア・ソフトウエア・メディア・通信ネットワークなどのなかから最適のものを選択し、組み合わせて、コンピューター-システムを構築すること。SI 。)

いくつかあるセミナーのなかでイチバンのゲストスピーカーである森永卓郎(モリタク)さんの講演を聴きました。


講演の内容はおもしろおかしく身近な経済のことを話していて、退屈しないで聴くことができました。
経済アナリストという肩書きがありますが、その前に「実践的」とつけてたら良いと思うような体験をミックスした話です。

嗜好の多種多様化が加速して、いままでのマーケティングや米国の経営管理手法、そして「過去の成功体験」が通用しなくなるというものを実例を示して説明していました。


「ITとアイデアをミックスさせた高付加価値のマーケティングが有効である」というところが印象的でした。


企業経営がメインの話題だったのですが、これらの内容は「ビジネスマン個人」にとっても同様に「ITとアイデアをミックスさせた高付加価値を持つことが必要である」と思いました。


この講演、空席がありましたが、盛況のうちに終わりました。

しかし、終わったあと、この森永卓郎(モリタク)さんがひとりでトコトコ歩いているのです。

スタッフが誰一人として付いていなくて、紙袋をもった森永卓郎(モリタク)さんがエスカレーター方面に向かっていきます。

森永卓郎(モリタク)さんは170センチもない身長にコロコロとした体型でお世辞にも上等には見えないダブルのスーツ(ころころとした体型にはシングルの方がよいのでは・・・)と近眼めがねをかけたフツーのおじさんでした。

だれも話しかけないし、あまり気にもしていない。(笑)

いままでありがたそうに話を聞いていたのですから、だれかなんらか話をすればいいのにと思ったところ、「僕が話せばいいじゃないか」と気づきました。

「スタッフ、だれも付かないのですか?」と軽く話しかけてみたところ、「そうですねぇ。(今回のスタッフは)こういうのに慣れていないようです」と穏やかに話します。

「今日の講演をするのにどれくらいの準備が必要なのですか?」と聞くと、「準備はなし、すべてアドリブ」といいます。

かなり多忙な方と聞きますので、ひとつの講演に準備時間をかけることができないのでしょう。準備しなくても講演の一つや二つは軽くこなせる知識と経験があってのことと思います。(僕も仕事で人前で話すことがあるのですが、その話す時間の2倍から3倍の準備が必要です。)


ちょっと話したところ、森永卓郎(モリタク)さんはフツーのおじさんでした。(笑)


しかし、「ITとアイデアをミックスさせた高付加価値を持つおじさん」というところがフツーではないのですね。


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