リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

お坊さん2種

2010-03-13 22:03:01 | 断片
 こんばんは。今日に限っては温かい東京地方、今日は「断片」、酔言のことで。
 題は、普通ですと「僧侶2種」とかいうところですが、
 
 川浪 剛さん(多分。今「釜が崎 僧侶」で検索しただけで)この人が大谷派真宗、要するに「お東さん」ですね)のお坊さんで釜ヶ崎で街づくりをしてらっしゃる。(釜ヶ崎って、東京の山谷みたいなところで)
 その話が朝日新聞の4,5日前に載ってまして、ほう、立派な人もいるもんだ、と感心。
 何が感心かって、この人、布教しないんだって。
 ただひたすら、街づくりをする。そりゃ自分の考えを話せば仏教なんだろうけどね、それは布教じゃないし。
 偉いもんさあ、私の言葉でいえば、宗教を思想にしてないんだよね。ひたすら自分の倫理にしている。ここで人に尽くすのが仏の教えを生きることだ。しかも自分さえよければいい禅宗じゃないんだよ、念仏衆の浄土真宗。人様を「念仏でお助け」する宗派さ。これが、牧師なんざとも違って、「福音もしない」ってことさあ。
 偉い。
 
 一方、今日の夕食のテレビは、恥ずかしくないか、臨済宗(禅宗です)。天龍寺じゃ、観光客に飯食わせて金儲けしとるとよ。麦飯にたくわんなんかじゃない大御馳走。料理大好きおばさん好み。
 仏罰が下るぞ。
 
 いいんだよ、誰だって人並みに暮らしたいやね。それには先立つもんがないとね。坊主だって金儲けしたいだろうさ。
 しかしよお、それって、私なんかのサラリーマンと一緒だぜ。金臨済(こんりんざい)偉そうな顔すんなよ。
 おれなんか偉そうなこと言ったことないからね。サラリーマンだから。自分のしてることぐらい知ってらあ。だけどお前もそうだぞ、天龍寺。お前らは人に偉そうにして何ボのはずだろ。
 
 そう思えば川浪さんという人を褒めるのが分かるでしょ。
 偉い。
 
 ほとんどいないんだよね、こんな人。
 極左(幹部)もヤクザ(現代語でウヨというのかな)も(およそ宗教やら思想やらの近くに居る人間は)、人に飯食わせてもらって偉そうなことを言うだけだからね。ほんと、死んでいいぜ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政治に調整はいらない | トップ | 文書ソフト昔話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

断片」カテゴリの最新記事