リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

「雲の」写真、など

2014-12-19 20:24:09 | 断片
 こんばんは。師走からこの寒さ。特に根室地方の方々、がんばってください。まあ、励ましのことばの用法は別として、そういう気持ちです。
 さて、今日は金曜ですが、以下の情報伝達の事情によりちょっと早い今週分。

 先日はお誘いをうけまして、今井友久さんという人の「雲の」写真小展を見にいってきました。カメラマンではなくて「雲愛好家」という方で。雲の気象写真というより、雲がある風景ですか。どんなものかしら、と思いましたら、なかなか個性的な写真で感心しました。風景写真ではなくてよく見るとやはり「雲の」写真なのですが、綺麗。どこにでもあるはずの雲でも、専門ともなればきっちり個性がでるわけで。
 聞いてみますと、白1色ともいえる雲をどう陰影つけて浮かばせられるかは、苦労と場数の賜物のようです。前に白籏史朗の山岳写真の本を読んだとき、「冬山の白一色をどう表現するか」について、大事さかげんを力説してましたが、雲もそういうもののようです。
 なんだかんだいって、こうゆうものが成果として現れるのは、努力はおいて、持って生まれた素質というもんですね。わたしにはとても無理。さらに「努力」も辞書にないけど。いや、「素質」とカテゴライズするということは、対極にある「素質のない」自分の写真も否定してはいない、ということですが。
 お前の写真なんてあるのか、って、ありますよ、記念写真。大衆そのものですが。俳句・短歌でいえば、花鳥風月ですね。とはいえ、芸術家にガイド本に載せる写真撮れますか? いいや撮りづらい。
 ま、というわけで、あした20日午後3時まで、Nikonフォトスクエアでやってますので、お近くの風景写真に興味のある方はどうぞ。新宿エルタワー28階 ニコンプラザ。日がなくてすいませんねえ。

 なお、関係ないですがこちらの人むかしは黒のペンタックスSPを駆使していて、わたしなどかっこいいなあ、と思ってたのですが、今はNikon?
 このときのあこがれの黒いSPをふと入手しオーバーホール後3年。この前使ったら高速がでない。後ろの幕が前の幕を追い越す。追い越しはしないが。困ったものだ。やはりカメラは丈夫さだと思い3年前修理のニコマートを使ったら部分ボケが。なんともはや。期限切れ1年のフィルムのせいかも知れませんが、、、やはり信頼の Nikon Fか、と思っては見るものの、未実験。今日は川崎のヨドバシでフィルムを買おうかと思ったのですが、半畳ほどのスペースに10年前の2倍の価格のフィルムが少し。買わずに帰ってきました。 

 
 ついで。
 職場でエジプトのカーター卿の話が出て、そういえば、と思い出した「ピラミッドの秘密」モーリス・ルブラン作、南洋一郎訳。少年少女用。
 もう長年読んでないなあ、原作そのままの文庫本ないかなあ、なんて思って検索したら、びっくり、ネット情報によると原作存在しないんだって。南洋一郎の偽作に近いとか。どおりでルパン全集で読んだ覚えがない。
 残念でしたが少年少女用を図書館で借りて読んで、またびっくり。
 おやおやわたしの「風とベイシティ・キャット」のペンダントの設定と類似。ぜんぜん気づいてなかった。
 まあねえ。どうせわたし小説家の才能もないし。とは思いつつ、こんなにも影響されてたとは知りませんでした。この本は、大人が見るルパン全集にはないんだよ、つまりは、子供の頃から幾星霜。
 ともかくも南洋一郎、名作です。

 (ベイシティ・キャット、その他の僕の本も、長い理論部分を外せば、面白いよ)
 
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