リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

春の日雑感

2015-03-29 21:38:38 | 断片

 こんばんは、ようやくやってまいりました、本番の春。桜が7分咲きほどに。花粉もyahoo天気では、東京、神奈川は「非常に多い」の「非常に」が取れ。明けない夜はない。なんておおげさ。
 とはいえ春は眠くて。今日もトータル10時間近く寝たかも。まあ、このごろすぐ疲れるしね(昨日まで出勤)。
 
 さて、今日の1は、レイホウさんという、私がよくお世話になる中華料理ブログの人推薦のシュウマイレシピの問題。
 ポイントは2つで、1が、固まりバラ肉をミンチしてよく練る、で、2が、たまねぎは別途片栗粉をつけて、最後に肉に軽くまぜる、水が出てしまうので。とのこと。
 私はなにをするにも80点が目標なので、そうそうレシピどおりにはしません、で、その1は1年前にやったのですが、苦労の甲斐なし。私の舌ではわからず。で、2を、今日、100g120円の油だらけ豚ひき肉でやりました、が、私にはわからず。
 もちろんこういうのはバラバラではだめで全体があいまって、ということですから、本日のテーマにはしていませんが、めんどくさがりやにはあんまり奨められない、という話で。
 私的にはふつうに長ネギで適当に練ってパン粉とか入れてカサ増しして、で、あと判別不明だな。
 味付けは別ですよ。わたしは味付けにはちょっと自信あり。きほん、味付けの問題のような、、、
 
 今日の2。
 話はぜんぜん変わります、が、お客様は変わらないのが恐縮なところ、大昔、「解放への構想」という雑誌を、戦旗くずれ系の人から買って、見ていた時期がありましたが、これはなんでも、根井康之(根井雅弘氏ではありません)というちょっと社会学左翼には知られた人が作っていた、との情報がありました。本当とは限らないのですが、ネットで二人書いてる人がいたので本当かも。、、、へえええ、と思ってしまいました。そこそこ良い雑誌で製作者に感心してましたが、同じ題の雑誌が2つあるのでなければ、あれがその後の「根井」氏だったとは。中身を覚えている人は限りなく少ないと思われますが、ちょっとここにメモしておこうか、と。

 の、3。
 yahooのトップ画面では保育士不足とか。やれ看護師不足とか、やれ中小企業は困っているとか、世の中、どうしてふざけた言い回しが抜けないんですかねえ。
 もちろん答えは簡単で、新聞が資本家にこびているだけですね。現実には大量の保育士がいて、大量の看護婦資格者がいて、職安にも派遣会社にも人は山のよう。どこが不足だ、てやんでえ、みたいなもんです。
 ここへ来る方ならどなたもご存知なように、安給料でひどい待遇ならよっぽど困らなきゃあ誰もそんなところへいきゃあしませんぜ。もちろんそれでも困る人はいるわけですが。まあ、そういうふうに、労働者の給料だけがグローバルに平準化していくというわけで。
 
 の、4。 
 およそ、思想界というのは「支配者の思想」界で、思想なんて頭で勝手に作られるものも、それが社会を通さないと実体化しない、思想として認定されない、ということで、生理的規定に裏づけられて、その社会に支配的な賞賛と優越でできているのですが、
 思想といいましても3通りに分けたほうがわかりやすいのですね。隈は近代主義者ですので分析法を重んじております。
 でそれらが、
 1 思想の機能としての賞賛と優越
  指し示す方向ね。『日本はアジアの盟主になる(べき)』とか。
 2 思想の根拠としての賞賛と優越
  「盟主となる」と発言すること自体が、2015年3月現在のみんなにウケるわけね。
 ここまではここでもよくしゃべったことですが、
 で、本日の指摘は
 3 思想の事実認知としての賞賛と優越の発揮。
  これはいままで抜けてたかも。と、思っても論文では案外抜け目なく触れてたりするのが私ではありますが、ともかく、自己認識としては抜けてて。
なにを言いたいかって、
 『これを話題にすれば、オレも時代の賞賛の話題に乗っかって偉く見られる』なる感覚ね。なにしろわたし自身そういう俗界の感情って持ってないので盲点になりやすい。でも、「支配権力者の言に乗っかる」という整理はしたよね。
 本日は、マルキズムに乗っかった人々への感想。
 勤め先の近くの図書館は古本がたくさんあって、勤めをやめる前に(電車賃がかかるので)今のうちにたくさん読んじまおうと、借りたはいいけど、なんとか大学教授連の30年前のマルキズム本はクズ本ばかり。よくもまあ、こんな無意味な本を、というわけで再確認ですね。
 「支配権力ばかりでなく、対抗権力も思想としてその社会を表現できる」と。(70年に一世を風靡した「新」マルクス主義運動のアカデミズムでの余韻ですね。まあ、部外者の教授には「考える時間が欲しい」のでしょう))
 もちろん、隈の本にもぬかりなく書いてはあるはずではありますが、ちょっと呆れたこの2週間でした。


(注)隈をよく知らない方は、「なに? 賞賛と優越って?」ということになりますが、話が長くなるので、リンクを作りましたので、たとえばこちらの『歴史の中の行為』本で、「緒論 補説の1」へどうぞ。

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