リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

資本主義的同心楕円

2012-05-13 21:21:38 | 歴史への視角
 こんばんは。みなさんお元気だといいですね。私は元気です。

 今日は、他の社員とかなり同時に退社したところ、玄関を出ると自転車通勤の同僚(女)の自転車のカゴに「お荷物」が置いてあったと相当な騒ぎ。
 さて、「お荷物」ってなんでしょうか。
 答え、ニャンコの赤ちゃん、三匹のはいったかん袋。
 
 ばかやろう。
 捨てるに事欠いて。
 しょうがない同僚は交番にいっておまわりさんに引き渡してきたところですが、おまわりさんが言うには、本署にパトカーでニャンコを連れて行ったあと、規定の期間を過ぎると、保健所へ引き渡すことになるそうで。まあ、おまわりさんも大変ですが、このばかやろうは、せめて自分で殺せよと思います。
 「どっかいい人にめぐりあったら」 なんて気持ちなんざ、逃げ以外の何者でもないですね。負い目は自分で一引き受けてなんぼ、というものです。もちろん世の中、引き受けない奴が95%ですけどね。
 
 という憤りはちょとおいて。
 
 ありがとうございます。昨日で本ブログ訪問件数10万件を越えました。
 
 「変だろうが、つい1,2ヶ月前5万人だっていったじゃないか」 と、おっしゃられても、この前は人数、今回は件数。どう違うかといいますと、人数はきた人で、件数はおんなじ人が同じ時にページをめくると、その分回数が増える、という感じで。よくホームページのカウンターでカチャカチャ動いてる数字のもよう。
 ま、ともかくもありがとうございました。
 
 さて本日は、もう2題も書いてしまいましたが、いつもの訪問客の方には息抜きで。
 たまに来た人にちょっとためになることを探して書いておきますと。
 
 今日のNHK、「ダーウィンが来た」、北海道で漁師が捨てた大量の売れない小魚を、大鷲が大量にきてむさぼり食ってる話。
 「なんだ、なさけねえオオワシだな」と私。
 「ワシもうちも産業革命時下層労働者と一緒だね。50円のチンゲンサイ買ってきたり、、、」と家人。
 
 『50円のチンゲンサイ』の意味が分からない人は、こんなブログに来ないで、一生懸命高校受験や大学受験の勉強をしてくださいませ。世間の勉強は10年早い。
 
 ま、そういうことで、たしかに当家は、イギリス下層階級が荷馬車の中層商人から投げられたキャベツの皮(キャベツの葉に陽が当たって硬くなって売り物にならないところを、中層といっても貧乏を知っている商人が同情して投げるそれ)を買うのと一緒なのですが、それは先進国内での話で。
 それが同心楕円を描いて世界を席巻している。
 われわれはチンゲンサイをたべることができ、同心円の最端では、あいかわらずキャベツの硬い皮にも当たらぬトウモロコシの芯を口にすることもできない。
 同心円というのは周辺の位置の違いを 「同じだ」 といってはいけないものなんですね。
 
 で、たまのお客様には、
 「グローバル資本主義なんて、世界の中の資本主義国家で同心円を描いているんだよ」、というお知らせ。同心円は渦を巻いて中心化、一体化へ向かいます。それは、われわれ先進国には資本家の優越性を「あきらめる」、後進国には資本論的労働者でも「いつか夜明けが来る」 そんな関係になっているんですよ。
 
 てなことで。
 
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