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鹿児島からの帰路に考える

(皇徳寺バス停から桜島)

鹿児島出張も今日の午前中で終わり、お昼前に帰路に着く。皇徳寺のバス停から空港バスに乗る。バス停の南方に桜島が見えた。晴れた空に噴煙が見える。

鹿児島空港で昼食を摂った。昼食にしては高いと同行のG氏と話す。鹿児島市内の昼食よりも2割ぐらい高いという印象だった。鹿児島空港は、昼食の価格ではもう鹿児島ではないのである。

鹿児島空港のFDAのカウンターは日航のカウンターのさらに右手、最も隅にあった。便は一日に1便しかないから、人影がない。1時25分に開くとあったから、先に昼食を済ませて、カウンターが開くのを待って、搭乗手続きを行った。日航のユニフォームの係員だったから、FDAから委託されているのであろう。まだ不慣れらしく、マニュアルを見ながら、ずいぶん手間を食った。そこは搭乗手続きだけで、手荷物預けは日航のカウンターで行った。


(鹿児島空港から霧島連峰)

搭乗口のフロアから滑走路が見渡せ、向こう正面に霧島連峰が見える。これほどクリアに見えるのは初めてのような気がする。右のピークが高千穂岳、左のピークが韓国岳、その間にあってやや小高い所が新燃岳である。自分が登ったのは韓国岳のみである。


(FDAのドリームレッド機)

往路と同じドリームブルー機で、乗客は7割ぐらいだろうか。往路の倍ぐらい乗っていた。今日のフライトは天候に恵まれて、揺れることも無く、予定よりも10分早く富士山靜岡空港に着いた。空港にはFDAのもう一機、ドリームレッド機が駐機していた。

富士山靜岡空港からは、無料駐車場に止めていた車でG氏に自宅まで送ってもらった。2時25分に鹿児島空港を飛び立ち、4時半には自宅に着いていた。この便利の良さは抜群である。しかし、聞けば運賃料金がセントレアで降りるよりも、新幹線料金を差し引いても高くなるという。また、本数が一日一本で、時間帯が昼近くでは、せっかく早く着いても、着いた日は仕事にならないし、目一杯仕事をしてから靜岡へ帰るということにもならない。会社の人たちもなかなか使いにくいと言っている。ビジネス客への期待が出来ないとすれば、搭乗率の確保は難しくなる。自分のようなシニア世代なら、時間の余裕もあり、シニア割引も利用できて、使えると思うのだが。

帰ってからテレビニュースを見ていると、経営危機の渦中にあって、デルタ航空などと提携により支援を受けることを検討しているJALが不採算路線の廃止を発表した。その中に就航したばかりの富士山靜岡空港の路線も入っている模様である。富士山靜岡空港は離陸が終らないうちに、路線廃止の乱気流に巻き込まれそうである。前知事はうまく逃げ遂せたが、新知事は就任早々難しい問題を背負うことになる。
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