goo

1歳3ヶ月、まーくんが来た

(裏の畑で収穫したカボチャ)

午後まーくんが来た。出張していたから久し振りである。美容院に行くママが、女房にまーくんを預けて行ったのである。自分は買い物に出かけ、2時間ほどして戻ってくると、ママも帰っていて、まーくんは昼寝も忘れて騒いでいた。

まーくんは子育て支援センターで、おしゃべりだねぇと言われたらしい。確かにぺちゃくちゃとよくしゃべる。大人には意味不明で何を話しているのか解らないから、意味があってしゃべっているのかとママに聞いてみた。それでも最近は少しずつ意味のある言葉になってきたという。家ではママと、「まーくん!」「ちゃーちゃん!」の掛合いの繰り返しがマイブームになっているというし、支援センターでは遊んでくれる係りの人に、会うたびに「せんせい!」を連発して誉められた。しかし、抱き上げると「パパ!」といい、女房が「じいーじいー」と直そうとするが、爺々とはいまだに呼ばない。無理に直さなくてもよいのに、と思ったが、口には出さなかった。

しゃべり出しの言葉は、赤ん坊は意味を込めて発しているのだろうか。どうもそうではなくて、耳から入った音をなぞって、言葉に出しているのではないかと思う。観察していると、大人のリアクションを求めているようには見えないからである。人間には死後の世界が永遠に判らないように、赤子の心の中は大人には理解できない。大人になれば、その頃のことはすべて記憶から消えてしまうからである。覚えているとすればトラウマになるような強烈な体験ぐらいであろう。

まーくんは今日も額の傷が増えていた。数えると五つあった。歩き始めの頃を思うと随分歩き方がしっかりしてきたが、その分ちょこちょこと動きがすばしっこい。自然、こけることも多く、子供は頭でっかちでバランスが悪くて、頭で受身(?)をするから傷が絶えない。やっぱり、ヘルメットか、ヘッドギアが必要だ。

体重は服を着たままでやっと9kg。身体が軽い分、動きが激しくなる。最近は両手と頭を床に着けて、でんぐり返しをしようとする。もちろん頭が大きく手が短くて腕の筋力もないから、出来るわけが無いのだが、大人が身体を支えてでんぐり返しをさせてやると、大喜びで再び手と頭を床に着けて、でんぐり返しをやれとせがむ。聞いておれば切りがない。

三段のステップになった脚立を出してくると、後にくっ付いて来て、脚立を立てると待ってましたとばかりに、ステッムの一番上までひょいひょいと登ってしまう。手掛かりがあれば、さらにその先まで足を踏み出しそうな勢いである。危ないから大人が手を出してしまうが、手足を使って登る足取りは平らなところを歩くよりしっかりしている。ロッククライマーにでもなるつもりか。

そんなこんなで、まーくんは昼寝も忘れて夕方帰って行った。爺々と婆々はほっと息をついた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )