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「片雲の風」の旅が始まった

(脇の土手のヒガンバナ)

ブログ「片雲の風に誘われて」のS氏がこの8月で定年退職して、いよいよ自転車による中国の旅に出発した。実際には日本を出発してすでに10日ほど経っている。様子がほぼ毎日、ブログに写真とともに掲載されている。

この何日かは彼が6年間住んだ杭州に居る。杭州へは自分も何度も訪れており懐かしい。当時の現地子会社の元社員たちが集まって、旧交を温めたと記されていた。若い元社員たちは元気にたくましく暮らしているようで安心した。S氏にとって、杭州の6年間は2度目の青春だったのではないかとふと思い、ブログ「片雲の風に誘われて」にそんなコメントを入れた。

明日は杭州を発って、紹興酒の故郷、紹興へ行くという。白髪、白髭の爺さんスタイルだけれど、颯爽と自転車をこぐ姿が目に浮かぶ。彼はいま3度目の青春、真っ只中なのだろう。その行動力に乾杯である。

自分にも中途で残してきた旅がある。四国遍路の旅である。S氏に触発されたわけではないが、11月に1ヶ月掛けて残り58ヶ寺のお遍路を廻り結願するべく、計画を始動させている。10月は脚力を付ける月間になる。少なくとも5、6回はお遍路のシミュレーションをしておきたい。

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昨日、健康診断があった。いつもならバリウムを飲む胃のX線撮影は検査の一番最後だったように思うが、昨日は先に行けと指示された。しばらく待たされて、胃のX線検査が終了すると、係の女性に、すぐに下剤を飲み、水をコップ2杯以上飲むように指示された。水を飲んだあと、身長、体重、そしてメタボの測定が続いた。

どうして順番を変えたのか、はたと合点がいった。皆んな胃の検査のために、健康診断の前夜から食事を摂っていない。つまり空腹の状態である。その状態で体重やメタボの測定をすれば、どうしても数値が低く出る。バリウムと水2杯を飲ませて計れば、身長はともかく、体重とメタボ測定は数値が上がり、いつもの状態に近い形で計れる。そんなことを誰かが考えたのだろう。結果、自分の体重は68kgを指し、メタボの限度を3センチメートルも越えてしまった。してやったりと、ほくそ笑んでいる人がいるのだろう。

個人的に弁解すれば、5月に2週間のお遍路に行った。その間、腹が良く減り食事をしっかり摂る習慣がついた。それでも帰ってきて体重が2kgほど減っていた。胃が大きくなったためだろうか、お遍路から帰っても、とにかく腹がよく減るようになった。2kg減った体重は戻っても良いと緩めた結果、お遍路に出かける前より、3、4kg増えてしまった。当然、メタボにも引っかかることになる。11月のお遍路から帰る頃には、再び体重は減っているだろう。メタボはそのあと上手にコントロールしようと思った。
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