ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

保守結集で民主過半数を阻め

2010-06-14 09:58:37 | 時事
 私は党派を超えた保守の大同団結を希望しているが、その潮流となる具体的な動きが出てきた。ジャーナリスト・櫻井よしこ氏の呼びかけで、自民党の安倍晋三元首相、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏党首らにより、「日本を救うネットワーク」が設立され、基本政策に関する文書の交換が行われた。7月の参議院議員選挙で選挙協力を行うという。今後の展開が注目される。
 一方、鳩山・小沢W辞任で有権者の支持を回復した民主党は、産経新聞社の調査・分析によると、参院選で単独過半数に迫る勢いだという。これを阻むには、野党の広汎な連携が必要である。保守結集による「日本を救うネットワーク」に、その連携の核となっていくことを期待したい。

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●【保守合同】日本を救うネットワーク発足記者会見[桜H22/6/11]
http://www.youtube.com/watch?v=FPFiNsdaQKk

●産経新聞 平成22年6月14日

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100614/stt1006140237000-n1.htm
【主張】保守結集 国家観めぐる論戦を期待
2010.6.14 02:37

 参院選に向け、与野党の動きが活発化している。その中で、注目されるのは自民党の安倍晋三元首相らの行動だ。たちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏党首とともに、「日本を救うネットワーク」を設立し、選挙協力を行うと発表した。
 趣意書で、永住外国人への地方参政権付与や選択的夫婦別姓制を「国家を解体し、家族を崩壊させる政策」と明確に批判し、「戦後レジームからの脱却を主旨とした健全な保守政権」の確立をうたっている。また、共同行動のための基本政策として、新しい日本国憲法の制定、集団的自衛権行使の容認、日米同盟の緊密化、教育再生などを掲げた。
 超党派議連「創生『日本』」会長として参加した安倍氏は、「菅(直人)政権になり、現状は変わらないどころか、(左傾化が)加速される危険性に直面している」と述べ、保守勢力結集の必要性を訴えた。
 安倍氏が自民党の谷垣禎一総裁ら執行部と別行動をとった形だ。国や憲法、教育のありようなどを軸にした新しい形態の選挙協力として評価したい。
 自民党も、参院選に向けた政権公約(マニフェスト)の原案で、新憲法の制定、安全保障基本法の制定、外国人参政権と夫婦別姓への反対などを掲げている。だが、党内にリベラル勢力を抱えていることもあり、鮮明な保守色を出し切れていない。
 一方、与党の民主党は、鳩山由紀夫政権から菅直人政権に代わったものの、党人事や組閣で、これまでの最高実力者だった小沢一郎前幹事長の影響力を薄めるとする“脱小沢”色だけが強調され、肝心の国づくりに向けたビジョンはほとんど示されていない。
 菅首相は所信表明演説でも、戦後行政の大掃除や経済・財政・社会保障の一体的立て直しなどを訴えたが、憲法改正や教育改革の問題に触れなかった。民主党が鳩山政権のころから、憲法問題を避けてきたのは問題である。
 先月、憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行されたが、憲法審査会が始動していない。衆参両院とも委員が決まらず、参院は規程すらない。民主党がサボタージュしてきたためだ。
 安倍氏らの保守結集の動きを機に、参院選で憲法改正問題をはじめとする国家観をめぐる与野党の本格論戦を期待したい。

●安倍晋三氏のメールマガジン

http://www.s-abe.or.jp/mailmagazine/1684
「日本を救うネットワーク」立ち上がれ、山梨で共同街頭演説を予定。
最終変更日時 2010年6月11日

 昨日、私達創生「日本」は、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏代表と共に「日本を救うネットワーク」を立ち上げ、民主党左翼政権を倒すために協力していく事を発表しました。日本人として生まれたことに誇りを持てる国・日本を創る為の基本理念についても合意しました。
 今回の取り組みはジャーナリストの櫻井よしこ氏の呼び掛けによって実現しました。共同行動の第一弾として山梨県選挙区で、街頭演説を一緒に行う事になりました。この選挙区は日本の教育を歪めてきた日教組のボス輿石東民主党参院議員会長に31歳の若き熱血教師の宮川典子さんが挑みます。
 平沼さん山田さん、両党の皆さんは子供たちの未来のため、自民党候補である彼女を支援して下さる事となりました。お二人に感謝したいと思います。
 今日の本会議、菅直人総理の所信表明演説を聞きましたが、中身の無い、まやかし演説でした。あまりの無内容になんと仙谷由人官房長官はひな壇で寝てました。支持率の高さによる驕りと緊張感の無さにはあきれました。まあ菅総理は副総理として出席した天皇陛下ご即位20周年式典で陛下ご臨席の中、壇上で居眠りしていた人物です。部下に注意する資格はありませんね。居眠り官邸発足でしょうか。

●産経新聞 平成22年6月13日

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100613/elc1006132245004-n1.htm
民主「単独過半数」に迫る勢い 立候補予定者400人超
2010.6.13 22:43

 7月11日投票予定の参院選について、産経新聞社は13日、世論調査結果に総支局取材を加味して情勢を分析した。この結果、菅直人内閣発足で勢いを取り戻した民主党が単独過半数に迫る勢いであることが分かった。内閣支持率が低迷していた鳩山由紀夫前首相の退陣により、改選数1の「1人区」で復調。比例代表や「2人区」でも支持を広げている。民主党が今後、この勢いを維持できるかどうかが焦点だ。
 参院選には13日現在で、選挙区、比例代表合わせて409人が立候補を予定している。選挙区は239人、比例代表170人。前回平成19年の参院選には377人が立候補したが、すでにこれを超え、最終的には小政党乱立で420人程度まで増えそうだ。
 民主党は鳩山政権下では苦戦が予想されていた「1人区」の多くで支持を回復している。「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設問題の影響で低落した政党支持率が、菅首相への交代で一気に3割台にV字回復、それに伴って世論調査での「比例代表での投票先」でも強い回復傾向が出ている。
 民主党はこれまでに選挙区61人、比例代表45人の計106人を擁立。とくに改選数2以上の複数区で、候補者を複数擁立したため、1党としては参院選で初めて100人を超える候補者数となる。
 一方、失地回復を目指す自民党への追い風は感じられず、厳しい戦いになりそうだ。参院選を政権奪還への糸口としたい自民党は、選挙区49人、比例代表34人の計83人を立てる。だが、国民の期待感は高まっていない。支持基盤だった業界団体も民主党へのくら替えが目立っている。民主党が勢いを取り戻したため、無党派層の取り込みも停滞気味だ。
 第3極を目指す小新党は、候補者を多数擁立する積極策や政党間の連携で議席獲得を目指すが、一時、高い支持を集めていたみんなの党も伸び悩んでいる。
 みんなの党は選挙区19人、比例代表21人の40人を擁立し、さらに候補者を増やす。新党改革やたちあがれ日本、日本創新党は新党間での連携も模索、保守層の取り込みを目指している。
 参院選は、通常国会の会期が大幅に延長されなければ6月24日公示、7月11日投票となる見込みだ。
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